Sunday, April 27, 2014

西穂高沢から西穂

■ 山の勉強

今日は山の師匠と西穂高沢へ行ってきました☆ 大変勉強になりました☆


 すごくきれいになっている沢渡駐車場・・・

連休初日のバスは大変混んでいました。

この時期の上高地は、山をしない人には、あまり見どころがないのになぜだろう?

そういえば、外人さん二組みた。

 上高地から、岳沢経由で西穂に登ります。

この時期しか使えない、沢筋のルートを取ります。

ルンゼを登ってみたいと長いこと思っていたので、うれしい。

使うのは西穂高沢です。 標高差1000m 距離3kmで、
ちょうど鎌尾根を歩くのと似ており、私にとってはシーズン初の北アで、南部と北部と違いはありますが、偵察もかねています。

春は雪崩も落ち着き、お天気が安定していれば、こうした雪渓ルートを登るチャンスです。

GWにしか登れないルートをGWは登るべし。
 岳沢沿いのデブリ。今年は大規模な雪崩があったようで、雪崩の上に雪崩痕があるケースも。

雪崩が落ち着いてからしか、入山すべきでないですね。

写真の右に人影があるので、それとサイズ比較してください。
 デブリのサイズ感はこんなです。
 こんなに木々がなぎ倒されています。

この日は岳沢宿泊。

テント泊。4人用テントに3人。

ギアを吊るし、雪を掘り、テントサイトを作る。個人の私物は私物用袋にまとめる。

入ったら、さっそく熱いコーヒーを一杯。それから宴会に入る。生米から炊飯。

スリーピングマットが全身用だった同行者は大きすぎるとからかわれる。

実際、エア式のスリーピングマットは重いし、寒いので、かさばらない以外のメリットはない。

マットは半身用で。

今回は私は食当。同行者と私で4リットル以上の水があったので、雪を溶かさず二日分持ちました。

夜はカレーとサラダ、朝はカレースープ+餅2個、ぶどうのパン、クリームチーズ。夜にスープ類がもっとあっても良かったかもしれない。

 ■ 翌日

 翌日は、早出で、西穂高沢のコルを目指します。

5:30出発でしたが、5時出発でもよかった。

朝はスピード命。 私はカップヌードルでもOKな人ですが、やっぱり餅一個くらいは付け足したいかもしれない。

アミノ酸も、しんどい山が予想できるときは疲労を軽減できる。私はヴァーム愛用しています。

テントはデポして、山頂ピストン。

早く出すぎても下りで雪が硬ければ、危険があり、遅いと上部で雪が柔らかくなり、登りがしんどくなる。

タイミングの見極めが経験が要る。
 出発。
 霞ヶ岳。

この沢からは振り返ると、明神が。明神なんて登れる山だとは、登山を始めた頃はまったく思っていなかった。


 雪崩れの上を流れた雪崩が、デブリを切り取った痕跡。 すごい!2mくらいの雪壁になっている。

カチコチです。遠くは乗鞍。
 さて、これを登ります。

スゴイ斜度に見えますが登れます。
 こんな感じ。

 休憩ポイントではセルフを取ります。
 きれいだな~。

 ちっこい先行パーティ。


 どんどん標高を上げます。1時間300m。
 同行者が先行。

41歳女性、47歳男性、66歳リーダーのパーティです。

47歳が一番後ろだと、一番体力がある人が、一番楽をすることになる。

ので、体力がある人が先行し、踏み跡を作るほうが、パーティ全体では、省力化できると考えました。

もちろん、スピードは遅いほうに合せるべきです。

当パーティはだれもバテてはいません。
 素晴らしい前穂の眺め!
 先行パーティを追い越し、コルに到着。 笠が岳方面。


 西穂独評方面。
 縦走路はラクラクです。西穂まですぐ。30分。
 西穂山頂から、奥穂方面。

山頂へはガイドツアー一行が到着しそうだったので、入れ替わりに下山。

滞在時間は約10分。

ガイドツアー人気みたいだけど、アリの行列みたいな登山、苦手...。

ガイドツアーの人ってなんでかマムート族が多い。 山がイメージ先行なんだろうな。

まぁあこがれも大事だし、形から入る山もあるだろう・・・と思うことにしておく。
 キレイだな~。北アはスケールが大きいとは、師匠の弁。



西穂は、足元のおぼつかない若い男性登山者も、ずいぶんいて、こんな危なっかしい人たちも登ってくる山になったんだなぁと思いました。

まぁ私も危なっかしいほうに入るのでしょうが。

登山歴4年の私から見ても、ウエアばかりで、山のこと、なんにもわかっていなさそうなのは見て取れる人が多かった。

雑誌ピークスに出てくるハイキングのいでたちで雪の西穂に登頂する若い人たち。

勘違い丸出しなので、ああはなりたくない・・・。

そういえば、トレランシューズの若者に上高地で合い、奥穂、前穂を縦走すると言っていたが・・・トレランシューズで?

遭難もあったらしい・・・彼でないと良いが。
 素晴らしい眺めです!

 これを下りますが、見た目より怖くも、斜度もありませんでした。

まぁ扇沢で慣れているってのもあるけど・・・

が、夫は高所恐怖症なのですが・・・

彼が降りれるなら、一緒に行きたいな~

天狗沢のほうが登りやすそう。
 先行中。後ろを振り返る。

扇沢の講習では、これとよく似た斜面を走らされましたが・・・

走れる。

登るのは大変ですが、
下山は早いです。

半分はシリセードで降りました。

例え落ちても摩擦で止まる。

両脇からは小さな雪崩が流れ込みますが、規模がとても小さいです。

が雪が川のように流れるのを見るのは不思議な感じです。

 今日はよく晴れて、照り返しが予想できたので、日焼け対策、が重要ポイントでした。サングラス、日焼け止め、帽子必携。 バッチリ対策して行きました。分かっているリスクは対策できる。

 途中の灌木でセルフを取って、休憩。

ザックを置くときはバケツを掘らないと、ザックが滑り出します。

取に行くのは下りで楽だからいいけど、登り返すのは大変。

この斜面は雪上訓練に最適でした。
 休憩ポイントから、の眺め。


奥明神沢、かな? すごい雪崩れ痕が見えた。

朝は4時起き、5時半出発、8時半コル、9時山頂、11時下山終了(ランチ、休憩込) 撤収後、上高地に下り12:30. 温泉14:00、と全体にとても楽しく充実した山行でした。

サクッと登ってサクッと降りた感じ。雪の状態に合わせるとこうなる。

≪学んだこと≫
・テント泊適地の地形
・安全な雪の質
・安全に歩く時間帯

≪良かったことと反省点≫
・GWは、昼は夏で夜は冬。ということで、昼は夏のウエア、夜は冬のシュラフ。にして大正解。
・コンプリートな紫外線対策。 
・夜のハーブティを持って行くのを忘れた。ため、夜の寝つきが悪かった。


参考:
http://www.yarigatake.co.jp/dakesawa/blog/2014/04/post-542.html


No comments:

Post a Comment