■今シーズンのアイスクラミング
今シーズンのアイスクライミングは充実していませんでしたが、3月に入り充実しました。
3月3日 芦安の氷 カモシカルンゼ
3月12日 川上村唐沢の滝
3月13日 八ヶ岳美濃戸口の滝
3月14日 八ヶ岳南沢小滝
です。2月は19日に鈴木昇己ガイドの講習会岩根、28日に飯田山岳会の友人と南沢小滝へ出かけています。
≪カモシカルンゼ≫
日時:3月3日
芦安の氷は、山梨の山岳会なら押さえておきたいゲレンデですが、非常に荒れていて落石が怖かったです。アプローチが悪く徒渉があります。トリコルネは落石で黒くなっていたのであまり登る気になれず、カモシカルンゼとマシラを偵察。カモシカルンゼは氷結が甘いも楽に登れました。灌木が細く支点が悪いので、スクリュー3本でトップロープ。終わりはアバラコフを作って懸垂下降で降りました。ここは山に行けない日の、2月が良い場所ですが、アプローチが悪いです。
≪唐沢の滝≫
日時:3月12日
フリークライミングのゲレンデで有名な小川山は、ほぼ下界ですが、標高が高いため、長い期間氷瀑が楽しめ、中級山岳エリアの天気が悪く、山に行けない日におススメでした。ロープは50mでいっぱい。左に灌木。2段の滝ですが、下の段で楽しみ、上部ではプチマルチ。氷結はスラブが出ていたり、雪に埋もれ保温されて、流水があったりと、アルパイン的な要素が強かったです。スクリューを打つのに、適した透明アイスと空気を多く含んだ雪が氷化したアイスがあり、練習になりました。非常に面白かったです。去年、無雪期に小川山を偵察した甲斐がありました。
≪美濃戸口の滝≫
日時:3月13日
寝ているため、3点支持をマスターできる。距離もなく、氷は非常に硬かったが、クライミングに困難を感じなかったので擬似リードまで行きました。カモシカルンゼと比べ、氷結が良く、スクリューが良く効き、アックステンションが楽に行えた。隣のつらら状、氷柱へ移動したら、まったく登れず、バーチカルと寝ているアイスの登り方の違いを感じました。60~70度の傾斜でのリードは問題なさそう。部分的なバーチカルも問題なく超えられる。バーチカルアイスと寝ているアイスの違いを感じました。
≪南沢小滝≫
日時:3月14日
会のS間さん、飯田山岳会の友人、その他初心者1名の4名で行き、他パーティも良い人たちだったので、和気あいあいのエンジョイクライミングでした。皆で滝口へトップロープ支点をつくりに行き、懸垂で降りました。滝口へ行くまでもラッセルでした。支点構築は時間もかかり、慣れも必要です。トップロープ支点は、命を預けるものなので、そうした肝となる部分で、人任せにしなことが、仲間意識、助け合い精神を作ると実感しました。
滝は3パーティだったが、他のパーティの人たちも良い人たちでロープを共有しつつ登れ、すべてのラインを完登。S間さんは今年初アイスだったのに、まったく問題なく登っていました。飯田の友人は擬似リードまで。初心者の方も交えていたので、皆で教え合いをして、充実した楽しいクライミングとして終了した。お天気が悪く、冬でした。雪も降ってきていました。余談ですが、ランドクルーザーは最強ですね。帰りは舞茸うどんと清里カレーで締めて帰りました。下界は晴れていてやっぱり曇りの日はアイスと思いました。
3月は雪稜のはずでしたが、アイス充実です。会のメンバーが早く凍傷から復活することを願っています。
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