■ 5連チャン
今週は、なんと5連チャンの山だった(笑)。伝丈沢一泊二日の後、小川山一泊二日、日帰り沢。
ちょっと大変かな~とも思ったのだが、めったにないチャンスだし、来たチャンスは生かすという方針なので、まずは小川山へ。
小川山レイバックをまたしたい!と訴えてみたら、なんと!連れて行ってくれることになったのだった。その方とは、以前に小川山レイバックで会ったのでした(^^)。一目でベテランと分かる方でした。
カムの使い方などを色々聞き、山の人っていいな~と… ベテランに教わることに関しては、私は耳タコ派です。
今回は1日目は、昼からだったので、小川山レイバックから、マラ岩の龍の子太郎、翌日は、雨上がりだったので12:30スタートで屋根岩2峰セレクション。渋滞でえらい時間がかかり、他が登れなかった。
翌日の今日は、板敷渓谷から中津森遡行。滝が巨大で威圧感がある割に、巻き道は登攀としてはガバが多くて、易しく、途中は美しい滑で、ゴルジュの割に意外に明るく、お得感がある沢でした。級としては1級+かなぁ・・・ 2級+の沢として知っている芦川横沢ほどはシビアな登攀ではなかったけれど、登攀要素の強い沢です。
帰りは下りの尾根の地図読みが色々難しかった。一回来たところなのになぁ・・・ 現在比較検討中。
何とかなりました。
■ クラックデビューの小川山
クラックの方は、もう岩の割れ目に体を突っ込んで、無理やり登る感じです(笑)。外くるぶしに擦りむけを作りました・・・。膝なんて打ち身で真っ黒!DVか?と言われそうです(^^;)。
ホントに必死! 体を挟んで休憩している時は、”レストしている”というより、”岩の割れ目にひっかかっている”と言う感じでした・・・(汗)
ホントに必死! 体を挟んで休憩している時は、”レストしている”というより、”岩の割れ目にひっかかっている”と言う感じでした・・・(汗)
大きなクラックは大変なんだな~と理解。最初の龍の子太郎の印象が激烈で、カサブランカに行く、余力無しな感じでした。印象が非常に強かったのです。「わ~!!!!!」って感じ。
その日はテント泊して、楽しくお酒を飲んで過ごしたのですが、運悪く、雨で、4時半に起きるも、二度寝し、7時起床、9:30出発。10:00には、屋根岩2峰についていたのですが・・・先行パーティが6人・・・渋滞の為、なんと17:00登攀終了・・・だったので、他のショートは登れず、残念でした・・・一泊二日なのに・・・。
先行者がかなり遅かったので、一体どれくらいかかるだろう?と考えてみました。
初心者で先輩に連れて行ってもらった去年の1回目は、10:30スタートで13:30で終了しているので、3時間かかっています。
先行パーティは、6人で、10:30スタートして、6人目が1ピッチ目の離陸を果たしたのが12:30(汗)。 1ピッチ目のクラックでだいぶ苦戦中のようでした。我々が下山した17:00には岩の基部には戻ってきていませんでした・・・つまり、6人全体で、10:30~17:30として、7時間以上・・・かなり遅いなー。見ていて、もし私が相方(旧)とバットレスにいきなりチャレンジしていたら、そういう状態になるのではないか?という気がしました。
≪技術≫
今回勉強になったのは、カムの支点の取り方です。トラバースでの支点の取り方が、印象に非常に残りました。
前のパーティが初心者のため、見比べができたのです。やはりラインを考えることだと思いました。
前のパーティは、ロープアップでのロープの振り分けを習っていないようでした。
≪メインのセルフとPAS≫
私はメインロープでセルフを取るように最初習いました。が、ランヤード(セルフビレイ用のスリングやPAS、デイジーなど)をぶら下げるようになると、それでセルフは、アンカー以外にも冗長性のために別にとるので、セカンドの時はメインロープのセルフを省略することが多くなっていました。
が、今回はPASを使用しなかったので、セカンドだとメインのロープでセルフを取るという意味が非常によく分かります。メインでセルフを取れば、別にPASは要らない。
≪ロープの扱いやすさとキンク≫
龍の子太郎で、ギアラックに掛けていた確保器がまた落下。一体なんでだろう・・・いい加減にかけた覚えはないのですが・・・。それで、途中のピッチはムンター(半マスト)でのビレイ・・・半マストはとてもキンクするので、キンクを取るのが大変でした。
ロープはある程度太さがあるほうが、剛性があるので、ロープジャムにはなりづらいので出しやすいですが、キンクはします。
≪テント泊≫
テント泊はすっかりお世話になってしまいました。というのも、小川山は山梨からはご近所なので、日帰りなのです・・・(^^;) 翌日瑞牆の予定だったので、寝に帰るか、と思っていました。シュラフを車に置きっぱなしにしていればよかったんだけど・・・。というので、宿泊ギアは丸がかえで、お借りしてしまいました(m_ _m)。 この時期なので、快適に睡眠。
ほぼ初対面の男性パートナーと一対一でしたが、テント泊なんも問題なしなのが、さすが山屋さんと思いました・・・「大丈夫?」とか聞く発想さえない感じでしたので、私の方も快適でした。
ベテランの方と山に行くと色々と教わることがあります。それは技術だけでなくて、作ってくれた支点を見て、支点の取り方を覚えるとか、行動を見て、こういう風にするのだな~とかです。
私は初日、確保器を落としたので、なんと懸垂下降は無しになりました(笑)。ま、懸垂するより、もっと登った方が勉強になります。歩ける下降路があるときは、懸垂より下降という決まりでもありますしね。
≪フリクションノット≫
二日目は知らなかったけど、セレクションには、歩いて降りるルートもありました。番線が張ってあるところです。しかし、懸垂よりもしかして大変かも?なくらいの急さだったので、プルージックにして確保しながら下降しました。”番線命”系ですね。たまたま持っていたのが、ダイニーマだったので、番線にプルージックすると、効くこと効くこと!効きすぎて下降できない!と巻き数を減らしておりましたが、こすれて錆が一杯スリングについてしまいました・・・。
小川山は人気のあるルート、つまり初級のルートは、平日限定だな~と思った経験でした。
≪関連記事≫
一回目の小川山レイバック
≪クラック反省点≫
・今回はごぼうがあったこと!しかも前には登れたところで!!セレクションの3P目(普通の人は4P目) 立木から飛び移るクラック。
・クラミング力アップ
・カムワンセット購入
・ギア受け渡し方法
≪クラック反省点≫
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