中央線沿線は、中学高校の頃の親友が進学した大学が沿線だったため、学生時代に時々遊びに行ったことがあり、まったく通ったことがない場所よりも、まだ親しみがある沿線です。
三鷹という駅で降りてみたら、とても住みやすそうな穏やかなエリア。ほどよく活気がある穏やかな時間が流れていて、とても気に入りました。
中野はちょっとガテン系な感じがしますし、吉祥寺はおしゃれすぎ、多少お金がかかる(笑)? 地価の高そうな土地柄です。
三鷹は生活感がほどよくこなれた、暮らしやすそうな場所でした。肩ひじ張らない感じ。かといって、停滞した感じ(タマシックな感じ)はないです。
■ ハイカーズデポ、おすすめ!
三鷹に行きたかったのはハイカーズデポというお店に行きたかったからです。 ハイカーズデポはウルトラライト系の先駆者的なお店です。
ただオールドスクールな登山者からは、ウルトラライト系というのは、山ガールブームと重ねあわされ微妙に歓迎されていない?
というか、多くの誤解を受けているんではないか的な懸念があるムーブメントです。
でも、実はウルトラライト系の考え方って、長く歩こう!ということなので、根本となる思想は、オールドスクールなんですよね。
・不必要なものは持っていかない。
・持っていくものはできるだけ軽いもの。
・シンプルイズベスト
私が見たかったのは、
・一人用のシェルター
・スリーピングマットの軽くてよいの
・大型ザックの良いの
でした。
ツエルト泊がなんとなく大丈夫だったのに気を良くして、もしかしてテントなしでツエルトでこれからは行けるかも?みたいな(笑)?
また、次回の講習が、沢でのツエルト泊で、さすがに雪面より沢だと石ころの上なので、上等のスリーピングマットくらいは欲しいかなって思ったんです。
私は普段のベッドでもマットレスにはこだわりがあるほうなので。シモンズに投資したいくらい(笑)。
それに、70L以上のザックを冬山合宿用に指定されているのですが、今のモンベルのアルパインパックは60Lなんです。
このザックは急いで買ったこともあり、あまり吟味して買ったとはいえない(いえない割に満足している…笑)
実は、正直、来年冬の雪山合宿で70以上が要るのかどうか良くわからないです…。とりあえずモンベルアルパインパックはシンプルな構造で満足なんですが、要ると言われたときに慌てなくて良いように大型ザックの研究もとりあえずはしておかなくては・・・。
■ 大型ザックのこと
60Lのザックを使い始めて知ったのは、
・嵩高くても軽いものがいい
でした。ザックが大きいとかさばってもいいのです(笑) 軽くさえあれば。私は去年、収納サイズが小さいシュラフが欲しくなったのですが、ザックが大きくなったのでシュラフは大きいままでも・・・(笑)
私は日ごろ、海外に出張に行くのでも、小型のキャリー、一つで行くというウルトラライト派というか小型派でした。 大きい荷物をごっそり持って歩くアメリカ人なんかを見ると憐みのまなざし(笑)
先進国に行く場合、お金さえあれば何でも買うことができます。なので1か月も1週間も3日も同じ荷物です。これじゃなきゃ!っていうこだわりがあればあるほど人生は不自由だと・・・。
だって衣類なんて、ホテルで洗濯して干したら乾くでしょう。海外ではコインランドリーは普通ですし、普通にホテルに宿泊であればランドリーサービスもありますから。
出張先で、寒かったり暑かったりすれば、衣類は買い足せばいいし。同じ服を着ていたからって誰もなんともいいませんし…。むしろ現地で服を買う方が現地の人ぽく見えてよいってくらいです。
大型のスーツケースを持っていくのは、空で持って行って、現地のモールなどで、アメリカ製の下着とか、洋書、洋雑誌の類、日本にはないデザインのお皿とか、チーズ下ろしだとか、あるいは可愛いクッキーの抜型など…そんなものを一杯スーツケースに詰めて帰ってくる…って感じでした。
普段の旅がそんな風な調子なので、ウルトラライトは当然の流れで、山の旅も余分なものを持っていかないタイプです…。
っていうか、山って歩くだけと活動が超シンプルなので、で必要なモノってそんなにたくさんありましたっけ?
っていうのは、ホント長く山に入るわけでないから言えるのかもしれませんが、大人になって登山を始めた人は1週間とか3週間の合宿っていうのはないような気がするから…となると最大3日程度を耐えしのげればいいのかも…?
3日なら、おいしさより軽さを取って毎日クエーカーズのオートミールで何とかなってしまいそうな私…。日ごろが、しっかりした酵母のパンと発酵バター、おいしいワイン、スペシャルティのコーヒーで何とかなってしまう…おいしくさえあれば。
ちょっと話が逸れましたが、ハイカーズデポは、日本の山に国際感覚を加えたような感じの店です。
アメリカのロングトレイル系の地図や書籍、それに山の古書(ちゃんと原全教の本が置いてありました)もあり、どんな山人も一度は行ってみて損はないという感じの店です。
近隣には、ほっと一息つけるカフェやジムもいっぱいあるので、一日を三鷹で過ごす気分で出かけると良いかもしれません。
お店のお兄さんと3時間は話し込んだうえ、結局私の装備は、すでに十分ライト化されている、ということで合意し、結局買うべきものがなく、虫除けと手ぬぐいを買って帰ってきました(笑) ランチタイムを逃してしまうほど、意気投合!
お兄さんのアドバイスで、今持っている装備それぞれの重量と総重量を計っておくと良い、と言われましたので、これからちょっと大はかり大会しようかな(笑)。
■ツエルト
ツエルトは、日本オリジナルのライト&ファーストな優れた道具。 ってことで、ハイカーズデポでもおすすめしてありました。
店舗には、ファイントラックのツエルトが張ってありました。
私は先日初めてツエルト泊を敢行したのですが(笑)、ツエルトの張り方って良くわからなくて、試行錯誤しました。
ハイカーズデポに来ると、ツエルトの張り方丁寧に教えてくれます。
私はツエルト、登山を初めてすぐの頃、まだ移転する前の新宿の好日で買ったんですが…ハイカーズデポで買えば、買った時に張り方を教えてくれるようで、こっちで買えばよかったなと後悔しました。
3年間、アライのツエルトはお守りで、かろうじて、今年レインウェア代わりになったくらいです(笑)
■ 使用法を教えれていないのに非難だけはされるのだ・・・
山の道具って不思議で、登山者が道具を持っていても使えないことを色々と指摘されたり、問題視されたりします。
ところが、実際は売る方は売っただけで、正しい使用法なんかを伝えてくれるところは非常に少ない。
ザックにしても、そのザックではどこにストックをつけるか、アイゼンをつけるならどこか?地図を入れるなら? あるいはアイゼンの履き方。靴ひもの締め方。
登山者はさんざん無知をとがめられるのに、教えてくれる場所はないんですよね~。
ということは、何を意味しているのか?を考えると、結局のところ、業界は登山者の”財布”だけが目当てなんだな~。
登山ショップの売るだけで使用法を伝えないセールスのあり方からはそれしか結論は導き出せない。
なので、ハイカーズデポのお兄さんが、私が買ってもいないツエルトの張り方を教えてくれて、本当にうれしいな!って思いました。
ちょっと「誰も教えてくれないんですよ」って愚痴ってみたら、おにいさん曰く、
「たぶん、昔からやっている人は、初心者が何が分からないのか分からないんですよ」。
そ、そうなのかもしれない…
でも…一般市民がツエルトの張り方知ってます? いや知らないよなぁ…
≪上手なツエルトの張り方 コツ≫
・まずはペタンコに敷いて、四隅をしっかり止める。
・三角屋根の稜線より高く、2本のストックを立てる。 高さが重要。
・三角屋根の両端を斜め45度上に引き上げる。
・そしてまっすぐ引き綱を下げて、石などで固定する。 自在をつけておくと楽。
そんなわけで得るところの多かったお店探訪でした。 三鷹はとっても気に入ったので、池袋近辺とともに出没エリアにしたいなって思いました。
ジョンミューアトレイルの地図 |
書籍もいっぱい 手に取って見れるのがいい |
うまく写っていませんが、古い山の本もいっぱい飾ってあり、読めます。
テルモス片手に長々と時間を過ごす、っていうか、
ツエルトの中でまったり昼寝しても許されそうな店です(笑)
山の古本屋を教えてくれました♪
■ カフェでのんびり
ハイカーズデポの人の教えてもらったカフェ、HiFamigliaさん。
なかなか心地よい時間が流れていました♪
こういうのが一件近所にあると、土曜の朝に夫とこれていいんだけど・・・ 主婦業のお休み日。
ステキな北欧ビンテージのお皿を見つけた。うーん、こういうもので物欲が刺激されてしまうんだな、都会では。
18cmくらいのサイズで4800円・・・(汗) でも安いのだそうだ。今の私は4800円もお皿に出せない…
うーん、アンティーク趣味は日本では解放するのは難しい・・・海外ならサルベーションアーミーに行けば、ノーブランドであっても、似たようなのが5ドルとかであったりするし。
でも、近所の良いお店を教えてもらいました。
春野菜のパスタ。いくらだったっけ?
三鷹は町全体でWifiを推進しているらしく、このカフェでも、無線LANが自由に使えた。便利!
Wifiは標準装備にしてほしい。
子供たちに遠隔PCを使った教育方法のWSがあるそうでした。
仕事の仕方も、私の場合でも、スカイプとメールで、別にオフィスに居なくても仕事できたし・・・
ホントに仕事の仕方は変わってきたのに、日本だけが旧態依然で、東京本社じゃなきゃまともな仕事はできないと思っているんだなぁ。
海外ではエンジニアは自宅勤務が多いです。ときどき、顔を合わせるのに集合する感じ。
移動して池袋の秀山荘に。この日はとても暑くて、駅から7分でも汗ばむくらい。
近所に一軒釣りの道具屋さんがあり、間違えて入りました。
こちらは少し時間があまったので出かけた、J&S。
地下にあるボルダリングジムなんだけど、なんだか思い出したのは、明日のジョーのボクシングジム…(笑)
この扉を開けるのには勇気が要った。
下では女性が二人壁に取り組んでいるだけで、ジムの人はいなかった・・・
夕方からは楽しく机上講習。
長いロープを持っていくのは、荷物になると思ったので、プルージック用に買ったコードを持って行ったらちょうど良かった。
お隣にすでに会員の男性の先輩格の方に座ってもらって教えてもらいました☆
やっぱり結び目は、自分でやらないと覚えられない。
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