■ どこを歩くか? ライン取り
残雪期の雪山は一年で一番自由な季節です♪ 雪の降り積もった登山道には道がなく、藪は隠れ、寒さは緩み、日差しは穏やかで、まさに登山者冥利に尽きる季節。
そんな春の雪山を歩くには… 道なき道を歩く技術が必要です。
その技術のことを、一般に”地図読み”と言っています。これは広義の地図読み。道なき道を歩くこと。
地図読みは、さらに5つのスキルに分解されます。
≪地図読み≫
①地図を読み取る力 机上で地図を見て地形を読み取り、歩むべき道を発見する力
②ルートファインディング力 実際の地形を見て、歩むべき道を発見する力
③コンパス 北と磁北線を合わせ(静置)し、方角を見出す力
④ライン取り 進むべき方角上の障害物を避ける力
⑤距離感覚 何メートル進んだか、標高何メートルUPしたかを感覚で知る力
①地図を読み取る力 机上で地図を見て地形を読み取り、歩むべき道を発見する力
②ルートファインディング力 実際の地形を見て、歩むべき道を発見する力
③コンパス 北と磁北線を合わせ(静置)し、方角を見出す力
④ライン取り 進むべき方角上の障害物を避ける力
⑤距離感覚 何メートル進んだか、標高何メートルUPしたかを感覚で知る力
大まかにいうと、現在地を知る力と行くべき道を知る力の2つの力が必要で、現在地を知るには地形を良く読める力とか、高度計があれば高度がわかるので、高度と位置情報の二つで現在地を知ることなどが含まれます。地図はあくまで参考で目の前の山がもっとも信頼できる情報です。
登山の≪地図読み≫の3種の神器は
①地図(2万5千分の1の地図)
②コンパス シルバコンパス
③高度計
②コンパス シルバコンパス
③高度計
の3つ。
スノーゲインでは ③の高度計は使いません。地図を見てアップダウンを知る。
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■ライン取りの注意点
スノーゲインで、登山に役立つ知識は、ライン取りでした。
ライン取りというのは、進むべき方角は分かっているけれども、具体的にはどこを歩くべきか?というものです。
実際はどこでも歩いていい。けれど、歩くべきでないリスク地形があります。そのリスク地形とは?
①枝雪 枝の上に雪が団子のように固まっているところの下
②枝のトンネル 木の枝に雪が積もってしなり、枝がトンネルを作っているところは、枝の
先を踏んでしまうと雪の重さが取り除かれて、跳ね返るので危険。
この知識は登山ではあまり伝えられていませんね。
③橋 端を歩かない。雪庇の上を歩いてしまうため
④木の根もと 大きな穴になっているのが普通
⑤雪庇 崖っぷちは必ず雪庇が出ていますので近づかない
⑥屋根の下 雪庇と同じです
⑦小さい山 小さい山は中が空洞のことが多いのだそうです。胸まで嵌ると人は自力では脱出できない。
⑧雪の壁 雪の壁は登らない(笑) 登山者は雪の壁に萌えてしまいそうですが
⑨川 冬は沢筋には決して降りない近づかないこと。雪庇がでていて地面と思ったらボチャンと。
②枝のトンネル 木の枝に雪が積もってしなり、枝がトンネルを作っているところは、枝の
先を踏んでしまうと雪の重さが取り除かれて、跳ね返るので危険。
この知識は登山ではあまり伝えられていませんね。
③橋 端を歩かない。雪庇の上を歩いてしまうため
④木の根もと 大きな穴になっているのが普通
⑤雪庇 崖っぷちは必ず雪庇が出ていますので近づかない
⑥屋根の下 雪庇と同じです
⑦小さい山 小さい山は中が空洞のことが多いのだそうです。胸まで嵌ると人は自力では脱出できない。
⑧雪の壁 雪の壁は登らない(笑) 登山者は雪の壁に萌えてしまいそうですが
⑨川 冬は沢筋には決して降りない近づかないこと。雪庇がでていて地面と思ったらボチャンと。
この中では、
・枝のトンネル
・小さい山
・小さい山
は登山ではあまり注意されないと思いました。
枝のトンネルと言うのは、細めの木がしなって、先端が雪の重さで頭をもたげ、下部の雪と接合してしまったものです。
たぶん、登山者としては木の輪の間を通りたくなりますね~(笑)でも重さとなっている雪がなくなると枝が元の高さに戻ろうとしてしまうので、非常に危険なのだそうです。
あと小さい山もですね。 山となれば登ろうとするのが登山者ですから(笑)
私も夫も初めて聞く注意点でした。
これらのリスク要因を避けて、ライン取り、ルート取りするようにオリエンテーリングでは言われてます。
雪上の場合は、雪がない場合と比べて、直線コースを取りやすい。雪があるので障害物はより少ないのです。
これが雪山があまり知られていないけれど実は無雪期の山より自由なワケですね。
基本はA点とB点をつなぐ最短距離を行く。むろんアップダウンもありますがあまりアップダウンを避けません。アップダウンは障害ではないんですね。この点は登山とは大きな違いです。 登山では、ピークを巻いたり、急な個所ではなくできるだけ緩やかなコースをとり、不必要な登りは避ける傾向があります。省力化が重要だからですね。
オリエンテーリングで避ける障害物は、目の前にある小さな木立とかです。この木立をぐるりと囲んでも進むべき道を見失わないのが大事ですが、使っている地図は磁北線の幅が150m。すぐ近所なのです。なので、基本的に自分が持っている方向感覚でOKです。というわけで、私はコンパスはほとんど使わずに済んでしまいました。方向感覚には自信があったからです。
しかし・・・夫は私よりコンパスの技大得意! でも、どうして梅田の地下街とかでは迷ってしまうのでしょう??
私は方向感覚には自信があるので、地下街、北さえ見失わなければ都会ではめったに迷うことはありません。
今回は夫のコンパススキルと、オリエンテーリングに萌える姿にはあっけにとられました。
実は地図大得意みたいなんです。 まえから薄々気が付いていましたがやっぱりなぁ。でも、どうして自然の中に居るのが嫌いなんだろう? たき火も得意そうだし、コンパスも使えるし、彼は結構アウトドア行けてるのに・・・私と一緒にいても全然スキルを発揮してくれません。どこかに連れて行ってあげよう!なんて気配はまるでなし・・・
今回のスノーゲインも一緒に行ってあげる、ってノリでしたが、実は一番楽しんでいるのは彼でした。そういえば、アイスクライミングの時も嫌々だったのに結局彼が一番楽しそうだったし・・・
うーん、男心は良くわかりません。
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