■ 登山は総合芸術
バレエは総合芸術と言われます。それはクラシック音楽、ダンス、ビジュアルアーツ、文学と様々な芸術的スキルを統合しないと一本の舞台ができないからです。特に文学と音楽は二つの重要な柱ですし、肉体を使うので、スポーツではないもののスポーツ的な側面もあります。
身体言語、なんて言われます。体を使っての表現。
登山にも色々な側面がある。
昨日はバレエが総合芸術であるように登山も総合芸術だなと思いました。
自然と親しむこと、自然を理解すること、自然に癒されること、自分を見つめること、体を動かすこと、苦しい登りを耐えること、困難にめげないこと、あきらめないこと、チャレンジすること、危険を避けること…
登山は、遊びであったり、癒しであったり、スポーツであったり、冒険であったり、旅であったり、修業であったり、歴史であったり、文学であったり…その山をどのようにとらえるかという受け取る側のテーマの立て方によって、いくらでも楽しめるアウトドアアクティビティです。
■ 登山は人に生き方を考えさせる
登山は昔から人生によくたとえられます。
「人生とは重き荷を背負いて山に登るがごとし。急ぐなかれ」と言ったのは誰でしたっけ。日本史に出てくる偉人と思います。
山が人生なら、人生の成功のたとえは、山ではピークに立つこと、なのかもしれません。。
ピークはとても風が強い。
まるで成功者には、風当りとストレスが強いことみたいですね。
ピークは展望が良い。
けれども展望がないピークもありますね。
大きなピークもあれば、小さなピークもあり、狭いピークもあれば、広いピークもある。
ピーク(成功)があれば、沢(困難)があり、元をただせば、沢こそがピークを創造したもの…。
ピークがピークになったのは沢のおかげなのです。
だから困難を嫌ってはいけない。それこそが成功を形作るものなのですから。
そんなことを考えるから、山が好きなんですね。
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