■2月を振り返る…
2月も終わりました。2月が終わるとなんだか冬が去って行ってしまったようでさみしい…今年の冬山も終わりだな~って気分です。
今日からはもう春山。2月を過ぎたといっても、お山にはまだいっぱい雪がありますが、緊張感と言うか、気持ちの張りつめ感が違う…やはり2月は厳冬期ということがあって精神的にピリッとしたところがあります。
2月…好きかもしれない。 3月はもう九州では春で桜の季節です。 山梨でも、ろう梅がもう咲いています。
それに3月って別れや出会いで忙しい月ですよね。その点、2月は短いこともあって「集中力」という言葉が似合う月です。
■ 過去3年の2月厳冬期の山
今年(2013年)の山
2/2・3 本沢から天狗岳縦走 やっと縦走路に出た!
2/9 雪上リスクマネジメント講座 雪洞掘り&救急救命搬送訓練 雪崩学・低体温症・凍傷
2/17 金峰山日帰り 金峰山っていい山ですね!来年もこの時期は金峰山に決まり!
2/22・23・24 雪山講習会 ラッセル&地図読み テント泊 初めての谷川方面
2/2・3 本沢から天狗岳縦走 やっと縦走路に出た!
2/9 雪上リスクマネジメント講座 雪洞掘り&救急救命搬送訓練 雪崩学・低体温症・凍傷
2/17 金峰山日帰り 金峰山っていい山ですね!来年もこの時期は金峰山に決まり!
2/22・23・24 雪山講習会 ラッセル&地図読み テント泊 初めての谷川方面
2月は実は初心者はそんなに山にはバンバンいけません。というのも、スキルとの天秤で、やはり行ける山が限られてくるから…
行ける山、となると、近くの八ヶ岳が出てきますが、実は2月の八ヶ岳って1年で一番混雑しており(それを去年学びました・・・^^;)、行けるけど、行きたい場所ではないんですよね…特に鉱泉周辺はそうです。
静かな山を好む登山者としては、この時期は、「いかに鉱泉周辺に近寄らずに山を楽しむか?」に頭を使うべきですね(笑)
■ 大人には大人向けの教え方を
振り向くと…ホップ・ステップ・ジャンプ! 自分たちで登る山、こんな風に成長してきたんだなぁ。
なかなか、最適な解を、その年その年で探り当ててきたような気がしますがいかがでしょう?
初年度は疲れず感動できる山、2年目はそこそこ行動時間の長い山、3年目は講習会。
今年はジャンプの年ですね。私が思うには、登山も高校生などで始める人たちは、いきなり、ホップ・ステップ・ジャンプのジャンプのところから初心者=入門者をやります。でも、それだと大人は懲りる可能性がある。
大人になって趣味として、登山を始める人たちは、その前に、2ステップくらい、つまり2シーズンくらいの足慣らし、体慣らし、そして何より、頭慣らしをすることがいいのではないでしょうか。
大人には大人向けの教え方があるはずです。若い人はただ「理由なんか聞かないでいいから先輩の言う通りやれ」で勝手に習熟していきます。でもその教え方では大人は学べない。
すべての習い事がそうなんじゃないかなぁ。たとえば、私は20歳からバレエを始めました。バレエは普通は子供から習うもの。大人から習ったら、子供がいきなりできることが大人にはできません。だから大人に教えるには大人にあったメソッドが必要です。そのメソッドとは? 子供にはない武器、頭を使うことです。
今の登山界の大人の登山者への登山の教え方は、大人にはその教え方ではよくワカラン!し、山の難易度が難しすぎるのに、高校生の若者に教えるのと同じやり方をして、あるいは同じ成果を期待して、「ダメな奴らだなぁ!」と言っているような? そんな感じがかなり濃厚に伺えます。
つまりその教え方と言うのは、説明や解説の手間を省いて、「習うより慣れろ!」式ってやつです。
厳冬期の冬山では習うより慣れていたら死んじゃいます(笑) そこはちゃんと教えるべき立場の人たちが言葉を尽くして、きちんと相手の分かるように教えないといけない。
■ たとえばこんな失敗を大人はします
先日の講習会では、私と同じ山歴3年の仲間が私にポロリとこぼしました。「そっか冬山では着替えないんですね。だから僕着替えを一杯持ってきてしまって、それでザックが重いんです・・・」
誰も彼に教えてあげなかったんですね・・・着替えないよ~ってことを。 山の人たちの間ではあまりに当然過ぎて、ほとんど言わないんです。冬山では山小屋で寝る時もそのまんま布団に入るだけ。濡れているものさえ、着干しです。
余計な荷物を持ってきて重いと先輩に叱られます。が、叱られても背負っているのは本人で重いのも本人で、そして懲りるのも本人。先に教えといてくれさえすれば防げる失敗。だけど、当たり前すぎて誰も言わない・・・
・・・実は私の夫も不必要な衣類を一杯ザックに詰めて歩いています(^^;)。でも彼からするとそれはリスク管理なんです。だから、私からは何も言っていないです・・・だって私も夫と同じ山歴しかない。私のいう言葉には重みがありません(笑)
私の場合は替えの下着はショーツ1枚だけです。それに防寒着はダウン上下1着づつで以上終わりです。ほかはなし。これは夏山でも同じです。これで別に寒い思いをしたことはありません。寒ければ外と同じ恰好をすればいいし。中間着の替えなんてなんで要るのか分からない。布団に入るのにズボンを脱いだことは夏でもありません(笑)だって布団、きれい?違うよな~。
今回は、替えの靴下を省略して象足を入れる、というテクを学びました。指摘されて気が付いたのですが、考えてみると、靴下って替えがなくても、着ていれば乾きますもんね。そうか・・・納得。 と、こうしてさらに軽量化です♪
■ まとめ
・大人には大人向けの教え方を
・習うより慣れろでは学べません。 頭を使って学ぶのが早道。
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