Wednesday, March 20, 2013
食当・・・コツとポイント
■ 初・食当
今度の金峰山八幡尾根では、初めて食当を担当します…
食当というのは、食事担当。 あるいは食事当番…(笑)?
今回は4人で登るガイド登山、テント泊一泊二日です。 テントは2人用×2。朝夜は共同食。
三上ガイドが誘ってくれる山は、ガイド登山と言っても、基本形がプライベートガイディングなのです。
以前も「みんなは、どんなところに行きたいのかな?」と言われたので「川俣尾根行きたい」と、
行きたい尾根を言ったら、「え?そんなところに?!」というわけで ツルネ東稜~旭岳経由権現~川俣尾根という山行を提案してくれました。これは初級のバリエーションルート。
私たちが行った翌週に俳優の瑛太さんが服部さんに連れられて川俣尾根からの短縮コースで権現を制覇していました。私たちは旭岳の稜線歩きが含まれるロングルートを歩いたわけでしたが、意外にすんなり歩けちゃったんだな♪
今年は、自分たちで金峰山にピークハントで登って、「あの尾根歩けそう!」と言ったら、「あれは八幡尾根です。では、金峰山を表参道から登りますか?」と提案が来ました。
こんな面白そうな山は断れるわけありませんね(笑)だってついさっき歩きたい!って言ったところの山だし…(笑)
通常、ガイド登山では、共同の食事はガイド側が用意してくれるようで、去年は初めて避難小屋泊した、という経緯もあり、右も左も分からない初心者の私たちは、夜も朝もガイドさんに”おんぶにだっこ”だったワケなのですが(^^;)、今年はめざせ山力UP!
余談ですが、山力アップのコツと書かれた雑誌記事を最近読みましたが、「優れたガイドにつくこと」だそうです。 ガイドさんはガイドさんだけの色々なコツを持っていそうですね・・・
というわけで、今回は食当に初挑戦です。
まぁ、いつまでたっても担いでもらうばっかりでは、「担ぐニーズ」が出てこないので、担げるようにもならないってわけです。
何しろ、私も夫もザック、軽いのです。そんなに重いもの持って歩く必要がある山に今まで行っていないのですから…
■ 夏より春はカンタン
実はテント泊でのメニューというものは、夏は考えるのが大変です。というのも、食材が悪くなってしまうから…。
でも、春や秋、冬は、まだまだ気温が低いので、食材の幅は広いです。肉も野菜も持って行ける。
今回も気温が低いので、腐敗についてはあまり配慮がいりません。
ということで、できるなら、アルファ米などの味気ない食材は、高額でもあることだし、夏専用に取っておいて、避けたいところ…。
宿泊も一泊だけですし、連泊なら何が何でも軽さ重視ですが、一泊なら少しくらい重くても、おいしさを重視したいところです。
そこで、今回の山の食事で優先順位を整理すると…
1)カロリー
2)消化が良いこと
3)グリコーゲンローディング
4)調理の簡単さ
5)おいしさ
6)重さ
7)鍋の掃除
です。
夏山の縦走であれば、重さをとっておいしさを犠牲にするのも致し方ないです…。
というのも、夏はホントにとってもバテますので、食料は軽いに越したことはない。夏は水が何より重要ですし・・・夏は食材を持って歩いても悪くなるので、食事は小屋にお願いしたいです…すくなくとも何日かに一回くらいは…。
まぁ、普通の食事でも同じですが、消化が良くて、ガスが溜まらず、それでいて繊維質にとんだ栄養のある食事…。
山において、消化というのは結構重要なポイントではないかと思います。消化不良は平地では大した問題ではありませんが、山では長時間の行動中お腹にモノがたまったままというのは、行動のスピードに影響します。かといってカロリーが十分ないと力が出ないし、しんどいです。
そして…重要なのは、調理時間の短さ。 そう、料理するにもガスを消費するので…。
これは冬山のテント泊キャンプなら、そんなに考慮しなくてよいかもしれません。というのも暖房用にガスを炊いていたりするので…
でも、今は春山。テント内で暖房用にガスを炊くという思想はなく、暖房は…野外の焚火です(笑)
つまりテントの外で調理するんですよね~。
あと鍋の掃除と言うのは、テント泊では鍋をいちいち洗っているわけがないので…鍋を使いまわすとなると、翌朝に鍋に味が残ってしまって問題になるようなメニュー構成はちょっと避けたいです。
紙で鍋は拭くのですがそれさえ省略したいのが実情…というか理想。
というわけで、
調理が簡単で、おいしい、消化の良く、後片付けが簡単な食事… というわけで考えたのが
夕飯
案1)薄味の鍋 鶏肉のつみれ、豆腐、白菜 締めはうどん
案2)タンドリーチキン、ダールスープ(コッヘルで)、ごはんかクスクス
案3)ポトフ ソーセージ、キャベツ、じゃがいも ごはんかクスクス、バゲット
朝食
案1)昨夜の残り汁があればプラスして、雑煮(お餅&インスタントうどん)
案2)オートミールとメイプルシロップ(イギリス人の定番)、カリカリベーコン
案2) バナナブレッド(自家製) スープ
案3)ロックス(ベーグル、サーモン、クリームチーズのサンド)、スープ
案4)バターたっぷりトースト、ジャム、スープ
現在は有力候補は、朝夕ともに、案1)です。
夜) 煮やっこ(鍋) 鳥のつみれ、豆腐、ネギ、薄あげ、きりたんぽ、うどん
朝) 関西風の力うどん
です。
夜は疲れているので、汁気があって塩分と糖分が十分取れるメニューということで、煮やっこ。
やっこなので豆腐が重いのがたまに傷ですが…。
薄揚げはタンパク質、油分も取れ、軽くて良い食材ですね~。鳥のつみれは袋に入れて持っていくので、ラクラクですし、鶏肉はだし汁の代わりになります。朝と夜が似ている味付けになるのがイヤなので、夜は甘めのだし汁でいただこうという作戦です。
朝はシンプルに関西風の飲み干せるだし汁のうどんとお餅でグリコーゲンをローディング。餅は玄米餅の予定です。栄養価的にもいいですし。
昨日の夜に、煮やっこ、やってみましたが、なかなかおいしかったです。七味とゆず胡椒があればバッチリ。
このメニューだと、どうしてもお酒は日本酒になりそうですね。それも少し甘口が良いみたい・・・(^^/)
≪参考サイト≫
山めし礼賛
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