Sunday, January 6, 2013

読了 『ブルーガイドハイカー 中央線沿線の山々』


この本は、ちゃんと地図読みしないとダメだなぁ…と思い至って借りてきたのでした。



副題に『2万5000千分の1の地図と高低図つき』とあり、山より地図がいい私にはいいかなと。

■ルートガイドのまどろっこしさ

以前、山の本屋さんで、ルート集を見ていたら隣で一緒に見ていた人に「全然文章読んでないじゃん!」って指摘されました(汗) 「地図のほうばかり見ている」と言われ(非難され)たのですが、地図のほうがどう歩くのかイメージしやすいというか… 

ルートガイドって時にまどろっこしい…例えば「○○は十字路になっている。しばらくいくとジグザグになった沢沿いの道になる。すぐ先で視界が開け、見晴らしの良い道を下るが、後半は急な下りになる。尾根を巻いてから、登りに入り、その先にピークがある」

”しばらく”って??? ”すぐ先”って??? 文章を読んでいる限り空想するのはすごく大変なのだ…あいまいなのでイラッとくる。でも地図を見たらなんとなく分かる。 
たしかにしばらくとしか言いようがないよなぁ。 ピークを巻いてとか言われなくても地図を見たら巻いているのだから… 

というわけで文章がまどろっこしーので、地図ばっかりみちゃうんですね。イマドキの山雑誌は、道のことはあんまり書いていない…ので騙されていくとエライ目に会う。例えば白鳳峠から広河原。雑誌では森の中の道としか記されていないがかなり大変だった。ルートガイドならなんて書くんでしょう?

というわけでこういう本は地図に載っていない行った感想とか、岩場があって健脚向けとか、岩はあるけど気持が良い展望がある、とか、地図ではよく分からないことを書いてくれているところにのみ価値があると思う。あるいは登山適期ですね。 

以下抜粋。

■地図読みに向いた山 (…というか地図読みできない人は行ってはいけない山)

花咲山    標高差310m 時間3時間25分 真木温泉
殿平~鞍吾山 地形図に山名がない 標高差595m 時間4時間15分 藤沢の大スギ
大沢山 地形図に山名がない 標高差860m 6時間
徳並山 地形図必携、読解力要 標高差465m 約5時間 余禄大善寺 道の駅甲斐大和
八幡山~天狗山 地形図を読む力 標高差600m 4時間15分 ☆
立沢山 京戸山 地形図読解力 標高差745m 7時間
文台山~尾崎山 現在地確認が必要な山 630m 4時間15分

■季節のおススメ
新緑やGWはこの沿線のベストシーズン

・ソメイヨシノ 岩殿山 4月上旬~中旬  標高差270m 3時間45分
・6月~9月は不適 山百合 6~9月は三つ峠穴場
・9月~10月 滝子山、本社ヶ丸、三ツ峠
・落葉後 籔山シーズン
・12~1月 雪山ハイカー 高尾山、城山、景信山
・1月~3月 アイゼン必要

■是非いくべき
滝子山 7時間25分 笹一
甲州高尾山 5時間 大滝不動尊門前 神社入り口
帯那山 小屋名畑 富士山を見ながら寛ぐ 
釈迦が岳
つつじ コナラ山
弥三郎岳 3時間
湯村山 興因寺山 鷲ノ湯 湯村温泉共同浴場
御正体山 森を味わう山


以上終わり☆

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