美しいグリーンです! |
それで昨日、初卸を先輩にしてもらってきました。
知らなかったのですが、ロープは自分のビレイ用に買うものなんですね。購入時に
「体重何キロ?」と聞かれたので、あれ?と思いました。
「47kg」と答えると、「じゃあ大丈夫。」
へぇ~。
私はてっきりロープって、どんな人も確保できるものが必要なのだと思っていたのです。
でも良く考えてみたら、重い人には、より丈夫なロープが必要ですね。
■ 必要なロープはどんなロープ?
・ゲレンデで使える外岩用シングル (9.5ミリ以上)
・ルート用ダブル
・人工壁用シングル (バンバン突っ込んで、落ちる用)
最近は、週に2回はクライミングをして、土日は山やルートに行く、というような生活をしていて、この調子でしばらく続けようと思っています。
ということになると、ロープがあると借りに行かずに済み、便利です。
小川山のセレクションに連れて行ってくれた先輩が、新品のダブルロープ、2本色違いで持っているのを見て、私はピン!と来て、よし!私も二本ダブルロープ買おうっと!と思いました。すごく可愛い色のロープだったのです。
ダブルロープはテンドンアンビジョンを買うつもりでした。 30mのを使っていて、コーティングで水を吸わず、柔らかくて結び目もタイトに閉まり、なかなか気に入っているからです。軽くて良いです。
■ ルートだったら、ダブルで使うので二本必要
ロープは、通常は、ザイルパートナーが一人一本ずつ持ち寄るものです。
でも、特定していない誰かと行くとなると、持ち寄ったロープの長さが片方が50m、片方が60mでも余った10mは無駄になるだけだし、ロープの径が違っても、ちょっとした注意点などが増えるので、それなら、ダブル用のロープ60mを2本持っても良いな~と思っていました。ダブルはそれほど高い買い物ではないからです。
しかし、カラファテに行ってみたら、結果としては、
本気モードトライ用軽量シングル
を買うことになった(笑) これを買うことにしたのは、アイスのゲレンデで使っているガイドさんを見たからです。去年、12月に行った初めてのアイスのゲレンデでガイドさんがお客さんをトップロープでビレイしていました。なるほど。
ツインも使える |
しかし、軽量シングルというのは、シングルでの使用には本気が必要なので(笑)、ということはダブルでの使用をメインにすることになり、とすると、軽量シングルっていうようりも、重量ダブルってことになるかもしれない???
本来は一本目ってより、冗長として買うロープかもしれません。
が、まぁ最初にマムートの10ミリシングルVeltexを買いなさいという、お告げが来た時(8000円だった!)に、素直に従わなかった反省を生かして、買っておきました(笑)。
■ 伸びが良いロープ=ハングドッグには向かない
しかし、このロープはシングルとして使用すると、私は軽いからいいけど、体重が重い人には向きません。
体重80kgの人が長々とハングドッグするような使い方をすると、ロープはゴムなので、びよーんと伸びて、伸びたら、しばらく使えない。
同じ理由で トップロープでの使用にも向きません。
体重が軽くても、墜落係数2の落ち方をして、衝撃荷重がかかると、ロープは一気に伸びて、落下の衝撃を食い止めるので、ロープを休ませる必要があります。
一般的傾向で、体重が重く、クライミングスキルが低いクライマーは敬遠される傾向があり、女性クライマーは大体クライミングスキルが低いので、となると体の大きい女性クライマーが敬遠されがち、ということになりますが、それは、こういう理由もあるのかもしれません。
男性クライマーでも体が大きい人は組む相手を結構探さないといけないようです。やはりビレイが大変だということかもしれません。
ということで、ハングドッグを良くしたり、トップロープで登りたい、体重が重いクライマーは自分の練習用、確保用に、太くて伸びがあまりないシングルロープを持参すると、よく分かっているね、ということになるかもしれません。 よく落ちる人は特にです。
というわけで、ロープにもそれぞれ使用に適したものがあります。
■ ビレイヤーへの注意点
このロープは、シングルとしては9ミリと細いので、流れやすいので確保器との相性が重要です。
先輩はグリグリを使っていたので、ちょっと径が大丈夫か、一緒に試してもらいました☆
ちゃんとグリグリで確保できたようです。
余談ですが、グリグリを使用するのは、ハングドッグが長かったりで、ビレイヤーが大変だからだそうです。
1時間とかビレイしているそうです!! え~?!そんなに??? 私だったら寝てしまいそうです(笑)
≪軽量シングル使用時の注意点≫
・ビレイ器具との相性
・操作性の悪い厚いグローブを使う人にビレイされると、止めて貰えない危険ある
・ビレイへの集中
・手袋必須
・ロープを弛ませない
です。
このロープはアイスで使いたいのですが、去年もいくつかアイスのリード中に、墜落して亡くなった事故がありました。おとめの滝とか、女性がリード中でした。もしかして、細い径のロープを使って墜落が止められなかったのかもしれません。まぁ私はアイスはまだリードできる段階になく、トップロープ専門ですが。
良く伸びるロープは、衝撃は少ないですが、落ちるとその分、長く出ます。
伸びの良いロープ=墜落しても良い高さが高いロープ
です。 ということで、ますます私は、落ちるのヤダ~の路線になったのでした(^^;)
落ちないで登れるよう、頑張ります♪
ロープの勉強になりました。
ReplyDelete疑問に思っているのは、なぜダブルロープの試験はシングルで使う錘より軽いのかです。
ダブルでも落ちる時はシングルと同じようにロープ1本なのにです。
本当にそうですね!明日ロープワーク講習会に出るので、先輩に聞いておきます。
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