Tuesday, June 3, 2014

山ではヘルメットを被りましょう

■ヘルメットを被りましょう☆

http://www.climbing.com/news/no-brainer-helmet/

は、Climbing誌の記事です。海外の雑誌ですが、ヘルメットを被るように啓発しています。

ヘルメットをかぶらない方がかっこいい、という世界は、日本の古い山ヤさんたちの間でも、まだ健在みたいで、私の山の先輩は、沢なのにかぶっていなかった・・・。岩登りで落ちなくても、沢では落石があるから、絶対ヘルメット必要です。

ヘルメットを被らなかったり、ハーネスをつけず、ブーリンでウエストにぐるりと一周しただけのロープを回してリードしたりするのは、10代の男性に特有の(?)、命知らずがかっこいい!という価値観を反映したもののようです。

が、私が思うには、それで「モテる!」と思っているのは男性だけで、女性はそんなので「まぁステキ!カッコいい!」って人は皆無に等しいと思います。

なぜなら、若い女性はたぶん、命知らずと結婚しても、早晩、未亡人にされそうなので。モテにつながるとは思えません。

一体なぜ若い男性は、命知らずをカッコ良いと思うのか?それは遺伝子解析が必要な感じかもしれません(笑)。

生命保存の法則に反している!それともあれですかね?注目されたいっていう子供が、わざと怪我したり病気になったりするのと同じ?

それにしても、山男がかっこいいというのも、原始時代じゃあるまいし、男性のみに通じる世界観で女性にもてることはないと思います・・・。このサイト、ガチにしておいて、何ですが・・・(スイマセン)

なにしろ、山男って3Kっぽいじゃないですか?なので、むしろ山にのめり込むと、女性を遠ざけると思います。女性って普通は、安定と清潔と文明、を求めるものです。

同じようなのが、フリークライマーの上半身裸ってヤツ…たぶん、男の色気だぜ!って思っているのは男性だけで、女性は、あのふんわりたぷんとしたウエスト周りの脂肪、気になるわ…とか、思っていると思います。よほどスカルプトされ、TBCで脱毛してお手入れしているからだでない限り、上半身は何かで覆っておいた方が無難かと…。

むしろ、すてきね、頼りになるお方…と思ってもらえるには、ヘルメットをきっちりかぶり、ロープワークに習熟して、支点作りもすいすい、そして、決して落ちず、なおかつ確保バッチリになることだと思います!!

■ ヘルメットの使い分け

この記事によると、

1、フォームタイプ  → スポーツクライミング向け
2、ハードシェルタイプ → アイス、マルチ、講習会
3、ハイブリッド → 全般

市場のニーズは、より安全性が高いもの、ではなく、より軽いもの、に進化しているそうで、あまり軽すぎるものは、安全性を犠牲にしている可能性があるので、要注意ですね。

この記事によると ヘルメットを被るか被らないかは、山のスタイルに大きくよるようです。

・Bouldering: <1%
・Indoors: <1%
・Sport: 35-50%
・Outdoor toprope: 45-55%
・Trad/multi-pitch/big wall: 65-85%
・Alpine/mountaineering: 90%
・Ice: >95%

アイスでは95%がかぶるのに、外岩のトップロープでは半分の人しか、かぶっていない。トラッド、マルチ、ビッグウォールは、みなおおよそかぶっているようです。

頭が下になって、叩きつけられるのは、難しい課題にチャレンジするとそうなりがちですので、人工壁でも、落下してグランドの可能性がある時は、かぶった方がいいかもですね。

さすがに用心深い私もボルジムではかぶりません。

私の友人は、自分のビレイでパートナーを亡くしているそうです。 クライミングは自分が死ぬことも、相手を死なせてしまうこともあるので、ヘルメットをきちんとかぶる相手としか組まないようにしないと、万が一、相手が死んでしまったら、かなり自分を責めることになるでしょう。

私は体重が軽いので、ビレイできる相手もあまり体重差がない相手が良いなと思ったりします。というのも、私は落ちることがあるので、相手が落ちることも受容しないといけないので・・・。

ヘルメットですが、乗っけているだけのかぶり方をしている人が特に女性に多いです。気を付けましょう。

命を守る道具はちゃんと使いましょう☆

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