今日は、ガチ山おばちゃん、二人組と甲斐駒に登っていました☆
楽しい山仲間とはどういうことか?
それを身を持って学ぶ旅でした☆
これは、瑞牆山に行った時のツーショット!
ふたりはいつも一緒に山に登っているそうです。
広島から! ウッキーさんたちです。
五竜からの遠見尾根の下りで、安曇野まで、クルマで送ってあげたことがご縁で、今回の旅となりました。
ガチ山おばちゃんの凄い体力に脱帽!
結局、
金峰山、甲武信岳、瑞垣山、仙丈ヶ岳、甲斐駒の5座を制覇されました。
廻り目平近辺の山ではシャクナゲが最盛期でした。
廻り目平に3泊。
翌日は火曜で私が仕事の日だったので、茅ヶ岳の麓のゲストハウス、空穂宿で、宿泊。
どうも、はねだしのさくらんぼをたんまり食べたらしい(笑)。
翌日は休息日で、観光し、我が家で雑魚寝。
県立美術館ではこんな、だまし絵があった。
『花子とアン』の展示をしていたそうです。
ふたりは、山で絵を書くので、美術館で待ち合わせましたが、今回はめぼしい展示がやっていなかった。
ので、甲府駅周辺を散策しました。
My裏山、愛宕山にも登頂。標高423m!
我が家は大体260mですので、200m弱の登りです。
村岡花子が教えた英和中学を見て、ワイナリーのサドヤでランチ。
甲州夢街道や、D&Department、県立図書館の郷土資料、舞鶴城を経由して帰宅。
山より、くたびれたご様子・・・(^^;)
サドヤは甲府駅から徒歩10分ほどですが、高級フレンチが食べれます。ランチ1260円、コーヒー+220円。
ちょっとおしゃれして出かけないといけないような、フレンチロココな空間で、マリーアントワネットが出てきそうです・・・
山ウエアはちょっと場違いではあるも・・・そこは現代日本。
ふさわしくない装いの客にも丁寧に対応していただきました(笑)
山ヤ・・・とことん、おフレンチと対極(笑)
しかし、山用語にはフランス語が多いですよね!
ピオレドール、とかね!
お土産をいろいろお買い上げ。一升瓶のぶどうジュースなど。
翌日は、北沢峠へ!
実はこの時期、芦安からは入れないのです。芦安なら、我が家から、40分なんだけどね・・・
2時起き、3時出発、5時半着だったのに、始発6:00のバスは土日しか運航しておらず、8:00のバスを待つ羽目に・・・。
同様の境遇の人多数・・・10人はいたでしょう・・・
これはその皆の衆のザック・・・ああ、せっかく早起きしたのに。
車で寝ましたzzzzz
8:00のバスで、9:00北沢峠着。
長兵衛荘 → こもれび山荘
北沢駒仙小屋 → 長兵衛荘
と、ややこしいことになっていました・・・
私は、今回、ツエルト泊です。ツエルトを使う練習。
「張ってから登るので先に登っておいて」と声をかけて、おばちゃん二人組は先発。 私は10時出発。おばちゃんたちは9:30出発。13時登頂。
私は結局追いつけず、仙丈ヶ岳のカールの淵で、13時となり、仙丈ヶ岳の山頂にいるおばちゃんたちに「降りてきて~」と叫びました。 14時以降は雷が怖いので・・・
ちょうど山頂から小仙丈ヶ岳のあたりで、樹林帯にはいるくらいで1時間かかるので、13時下山がいいのです。
仙丈ヶ岳は雪がたくさん残っていました。
腐ってすべり歩きづらい雪です。
やはり高山の雰囲気が漂います・・・
ライチョウ君に会ったそうです。
仙丈ヶ岳はゴールデンウィークの方が登りやすいと思います・・・
ここは真っ白な斜面になります。
おばちゃんたちはアイゼン装着していました。
私はキックステップで。 ココはこけても下まで落ちないので・・・
一緒にこもれび山荘に下山し、15:30.
おばちゃんたち、健脚です。下山開始は13時です。
こもれび山荘の晩御飯はおいしそうでした☆
私はテント泊(ツエルト)なので・・・すごすご帰ります(笑)
明日は6時出発の待ち合わせ。
この日の出費:
バス代:北沢峠⇔戸台 2680円
テント泊 : 500円
トイレ: 100円
お酒: 600円
コーヒー: 400円
くやしいので日本酒をゲット。600円。私の夕飯は普通に袋飯の、炊き込みご飯などです。
ツエルト内部。
しかし、ツエルト泊って、定着には向かない。
だって、ツエルトって、携帯して安心な道具なのです。定着で張ってしまえば、携帯していないので、安心が一つ減る・・・
それに張るのにポールにストックを使ってしまうと山行でストックが使えないし・・・。
それで立木があるところに張りました。
定着山行 → テント
ヤドカリ式移動山行 → ツエルト泊
と理解。 この日は夜半に1時間ほど雨が降りました。
雨は全然平気でしたが、雨なのに、ゴアのシュラフカバーがないと不安・・・シュラフがあるより、シュラフカバーがあるほうが安心が増えるという・・・(笑)
翌朝、テン場から仙丈ヶ岳・・・
朝は自然に4時半起き。
アウトドアで朝食。
6時に甲斐駒に向け出発。
仙水峠からの駒津峰を上がる道を使います。
仙水小屋前で、オダマキがきれいに咲いていました☆
すぐに岩ゴロゴロエリアに。 これが甲斐駒の基部です。 ここの右に行くと、栗沢山へ。
標高を上げると、どんどん仙丈ヶ岳や、北岳が姿を現します。
おばちゃんたちは山の絵を書くのが趣味なので、休憩の10分くらいにささっと書いてしまいます。
上手なんですよ~
こんな感じ。
私はここぞとばかりに休憩。
おばちゃんたち、60代とは思えない。
まるで疲れを知らないようです・・・(^^;)
歩きはさすがに堂に入っています。
若いころから山岳会に入っていたそうです。
途中、え~?!という直登コースで、軽い岩登りを経験しながらも、11:00登頂。
12時すぎまで、のんびりし、霧がでてきたので、下山。
霧は予報通りです。
山頂は、携帯が入ります。
ヤッホー中のおばちゃんたち。
下山は摩利支天側の斜面をトラバースして、六方石へ向かうルートを下山に使います。
直登ルートはホント、ちょっとしたⅢ級くらいの岩登りルートでした・・・(汗)
ロープがあったほうが安全、と思える瞬間がいくつか(汗)。
雪渓のトラバース中。
「立ち止まって~」と言ったら
「たちどま~れ、ガンダム♪」
と、ガンダムの歌を歌いだすおばちゃん・・・
受けました(笑)
立ち上がってもいいけど、立ち止まったらダメでしょ、ガンダムは(^^)。
写真の六方石の少し上のところ、に合流しますが・・・すごく分かりづらいです。
こっちに行ってはいけない、という標識に見えてしまうので。
直登ルートは、岩登りです!!!
でも、もう雲がこんなに・・・
梅雨なので、雨でないだけ、御の字。
帰りはさくっと下山して、14:15下山完了。
15時のバスをゲットして、16時にお別れして帰ってきました。
私は今夜は仕事を変わってもらったし、急ぐことがなくなったので、さくらの湯に入り、さっぱりして、152&20号線で、高速を使わず、帰ってきました。
■ ロープを使う登山を
ロープを使う登山を、本格的過ぎると感じ、敬遠する人も多いと思います・・・
が、本来の意味で、登山、と言えるのはロープを使う登山を始めてから先のことです。 登山道がある山は、例えるなら、トップロープクライミングのようなものです。
登山道がない山 → リード
一般道 → TR
一旦、リードの面白さを知ると、もうTRは、単純に、練習になってしまいます。
それと同じで、登山道の無い山を知ると、一般道の山歩きは、トレーニングであり、本番ではなくなってしまいます。
私は、今回、瑞牆山、仙丈ヶ岳、甲斐駒に同行しましたが、おばちゃんたちは、40代の標準的な体力の私を凌駕する健脚でした! 体力に脱帽です!!
しかし、すでに本来の山の愉しみを知っている私にとっては、一般道の山は、どんな高い山であれ、トレーニングに過ぎなくなっていることを感じました。 甲斐駒もです・・・まぁ、裏口入学と言われる、北沢峠からの登頂が、かなり岩登りチックだったのは、想定外でしたが・・・。
富士山に他の方と同行したときも感じましたが、本来の登山の愉しみを発見しないまま、登山者としての歴史が積みあがっていくと、結局は、ルートコレクターになるか、体力を積み上げるか、しかなくなります・・・
そうなると、富士山を100回登りました!とか、300名山行きました!とか、登山が本来のところではない部分で評価されざるを得なくなります。
本来、体力と言うのは、おもしろい登山をするための道具であって、体力が目的ではないのです・・・もちろん、体力増進を目的にする登山が合っても構わないわけですが。
本格的な登山への一歩は地図読みとクライミングです。 本格的・・・というと、やはり敷居が高い印象を受けると思いますが、本格的とはいっても、まぁ日本の野山は歩き尽くされていて、登山道でなくても、どうせ道はあるので、心配無用です・・・(笑)
ただ、それでも、地図やコンパスは、建前だけの技術ではなくなります。ロープワークも必要になります。
それに体力も実はクライミングの方が要らなかったりして・・・ クライミングのゲレンデには若者より、高齢者の方が多いです。特にゲレンデは。
本格的な登山を避ける、となると、結局、日本で一番難しい一般登山道のジャンダルムを最終目的にせざるを得なくなります・・・
それは少し残念なことです。 本来の登山の愉しみは、
自分のオリジナルラインを描く
ということから、スタートするからです。
ルートファインディングとロープワークは登山の両輪です。
(但し、言っておきますが、私は第二の野×〇代選手も、谷〇ケ×も目指していませんから~!大体、誰かを目指したらオリジナルラインじゃなくなるじゃないか・・・
各自、しょぼくても、オリジナル、を目指しましょう!100人100色の山)
≪去年の仙丈ヶ岳の山行記録≫
http://stps2snwmt.blogspot.jp/2013/05/blog-post_5.html
一緒に歩きたくない人VSテントを背負っても歩きたい人
同行していただき、とっても楽しい山行でした。何から何までいろいろお世話になりました。
ReplyDelete山行スタイルは違っても「山が好き」それだけですごく親しい間柄に感じています。
毎回ブログすごく楽しみにしています。
ガンダムは立ち上がったら立ち止まらないと…(笑) 岩では優しく手を差し伸べていただき・・・重た~い体を引っ張っていただき・・・キャンプ場ではたき火をしていただき・・・いろいろありがとうございました
またウルトラマンとしばらく広島の山ををごそごそします!タンキュ~・・・・・・
こんばんわ~!今日は相方と十二ヶ岳の岩場でマルチの練習をしてきました。 お二人の体力にはまったくビックリでした。そして、仲の良さ! 良き山仲間とはこういうことなのだ!ということを学ばせていただいた旅でした。本当にありがとうございました☆
ReplyDelete次回はぜひ、山梨の登山道がない山を案内させてください。 金峰山も黒平から登るのが、昔は表参道でした。 甲武信岳は、山梨側はもう少し派手で、美しい渓谷美があり、ほら貝のゴルジュまでなら、誰でも歩ける場所です。http://stps2snwmt.blogspot.jp/2013/10/blog-post_16.html
山の体力は十分以上におもちなので、不帰なんてさっさとやっつけちゃってください。全然技術も体力も、気力も十分ですよ!もう、健脚さにびっくりでした!!
歩いている時間をみると一日7~8時間ですから、縦走も平気だと思いますよ~!結局、広島の山は、この辺の山より実はうんと厳しいのではないでしょうか!自信をつけてくださいね!!
あと、ウルトラマン、帰ってきて良かったですよね~☆