“At times you have to leave the city of your comfort and go into the wilderness of your intuition. What you’ll discover will be wonderful. What you’ll discover is yourself.” -Alan Alda
人というものは、街をすて自然に向かうように、時として快適さをすて直観に向かわなくてはならない。直観を信じることき、そこに君が見つけるものは、素晴らしいものだ。つまり、君は君自身を見つけるのだ。 ‐アラン・アルダ
■ 目標設定
目標を持つことは大事ですね~ しばらく目標を再構築する時期にいたのか、鳳凰三山の後は少々鬱々と過ごしました(ーー;)。また復習の山に行ってみたり…。 ちょっと原点を確認してみたり。
雪山に行き始めて3シーズン目。雪山未経験者とはもう言えませんね(^^)。
振り返ると、鳳凰三山は、GWの北八ツからコツコツと積み重ねた”登山初心者&雪山ビギナー・未経験者としての雪山”の総決算でした。
技術はない。経験もない。だから、予習&観察に余念がない。山をコツコツと積み上げる。楽しかった☆
そうした活動も3年目で、ピッケルやアイゼンにも慣れ、黒百合ヒュッテはそれこそ見慣れた場所になり・・・
そこで新しい目標が必要になりました♪
しばらくは、目標再設定のための時期だったみたいで、ちょっと立ち止まっていましたが、最近新しい目標を設定しました☆ あのストレスはなんだったんだ?!と振り返って考えると、手段がなかったんですよね~。でも最近手段を手にしたみたい。
・・・・何かをしたい者は手段を見つけ、何もしたくない者は言い訳を見つける・・・・
何かをしたい者にとっては、手段がないことがストレスで、ツライ。でも最近、正確とはいかないまでも、こうしたらどうかしら?という手段が見つかり気分が良いです♪
■ 目標その① 読図力を1年でつける
去年は山の先輩から、「ピッケルより読図でしょ」というツッコミをもらい、「たしかにその通りだな~」とは思ったのですが…。
地図読みの本なんかを買ってきて読んだけど…。 読図にはとりあえず問題ないみたい。
けどルートファインディングは…練習するには、道が明瞭でない場所を歩かないと行けないのですが…それが…一人ではできない・・・。独学には挫折していました(><)。
だって、何しろ、道がない=一般ルートでない=事故ったら誰も通りがからない…ので単独では危険すぎます! それも女性の単独では!!
たまに破線ルート大好き!な女性登山者もいて、ずんずん道なき道(のことを山の世界では藪山というらしい)を歩く方もいらっしゃいますが、私はまだその境地には向かえない…怖がりなのです。
なぜなら、万が一のビバークに対する備え(セルフレスキュー)がゼロだからです。 ビバーク、夏はテント泊でシミュレーションできますが、冬は…避難小屋泊止まり。
山で重要なことは
①体験としてのビバーク (セルフレスキュー)
②想定内のビバーク (セルフレスキュー)
③緊急避難としてのビバーク (セルフレスキュー)
と 別にビバークやセルフレスキューだけではありませんが、初体験で緊急で逼迫した事態に陥らないように、あらかじめ体験の備えがあることです。
私のルートファインディング力養成にあたっては、アウトドアの危険に対する対応力がないこと(ビバークできないこと、セルフレスキュー力がないこと)が、ボトルネック、でした。
でも夫のもと君は「え~僕、寒いのやだ~」と一緒にテント泊してくれないし…(ーー;) ここでスタック・・・(汗)
というわけであっさり地図読みは挫折していました(笑) 障壁、夫(笑)?
と、このような事情なわけでしたが…登山スキルというのは、アウトドアの危険に対する対応力をつける、という活動であるので…
セルフレスキュー力を放置したままで、山登りを続けるのは、お正月で人が多いためあまり緊急事態の備えについては心配がいらない、小屋泊まりの鳳凰三山くらいまで、が、個人が独学でスキルアップすることの限界ですかね。
≪ルートファインディング力と読図力の違い≫
・読図力は、地図を見て、歩くべき道を見出す力です。
・ルートファインディング力は、目の前の山を見て、歩くべき道を見出す力です。
ちなみにマンガの『孤高の人』で森君がコタツの中で岩山を見ては「ココをこう登ってああ登って」とエア登山しています。森君はクライマーなので垂直面でやっていましたが、平面でやるのが通常の足で解決する登山の場合。
雪山では、読図だけではなく、ルートファインディング力が命にかかわってきます。
読み通りピンポイントにトレースを付けながら雪山を歩く・・・うらやましいなぁ!
鳳凰三山ではノートレースを歩きました。あれは神様がルートファインディングの喜びを教えてくれようとしていたのに違いありません(笑)。
■ 目標その② 歩荷力15kgを目指す!
ルートファインディングができるようになったら、深いエリアも歩けるようになって、そうすると、きっとたくさん担がないと歩けない場所も歩きたくなると思う・・・
そう、これまでは夏山のテント泊でも10kgくらい。重い荷を背負う必要がなかったので、あまり歩荷力というのはテーマにしていなかった。 だって必要性を感じていなかったんだもん。別に苦しい思いをわざわざしたいわけではないので。
でも、雪山を楽しむ、という目的なら、4月~5月ぐらいまでの残雪期はパラダイス!です。一般登山道以外でも、雪がない時期は藪山でも、この時期は天候も比較的安定し、雪も締まり、藪も隠れる。どこでも自由にテントを張れるし、水を背負い上げる必要もない。とても贅沢な時期・・・
去年はそれでツルネ東稜に行ったんだった。テントは張っていないけど。
■セルフレスキュートレーニング
これは少々問題で・・・山梨でやっているところはない。その上、毎年やらないと全然身につかない…けど場がない。
仕方がないな~ということで、この間は菅平まで出かけていきましたが、毎年やっていそうなので毎年行くしかないですね~(笑)
でも、毎年やってくれるところ、見つけたから大丈夫。 (大丈夫と言うのは力が付いたという意味ではなく、身に付きつつあるプロセスに身を置ける環境が設定できたという意味で)
■ いっぱしの登山者?
というわけで、今年の目標♪ いっぱしの登山者になる(笑)! この意味するところは・・・(自己定義するのだ!)、難しい山に登れることでも、ものすごく重い荷物を担げることでもなく、そして沢でも岩でもなく・・・
・体力は歩荷力15kgを当面の目標に・・・
・技術方面は地図読みとルーファイを1年継続すること
を目標に頑張りたいと思いました。
地図読みは一か月に一回くらい地図読みを意識した山に行こうかな~と思っています。この方面は身に着ける術がほとんど指南されていない技術エリアなので、身につけたいと思った人はほとんどみんな自分がパイオニアですね~(笑)
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