Tuesday, February 19, 2013

読了 『入門&ガイド 雪山登山』



この本は最近ヤマケイ入門&ガイドから出たばかりの本ですが、雪山登山を始めたいビギナーにとっては一番おススメではないかと思います。

私が読んだ雪山の本は・・・
 『雪山登山 (ヤマケイ・テクニカルブック―登山技術全書) 』
 『雪山100のリスク』 
 『ハイグレード登山術』
 『教科書になかった登山術』
 『中高年の雪山入門』
 『単独登山』 佐古清隆
 『山で死んではいけない。』
 『はじめて登山をする君たちへ』

などです。雪山に関しては雑誌の『岳人』2004年の2月号が気に入って大事にしています(笑)
 『新版・日本雪山登山ルート集』
 『関東周辺のやさしい雪山登山コース』
も蔵書にあります。 

けれど・・・これらの本をまとめて、初心者向きのところだけを抜き出した本が『雪山登山』でした。

■ 雪山にも初心者があふれかえるでしょう・・・

先週末の赤岳鉱泉は宿泊者150人ですでに冬の八ヶ岳は登山者であふれかえっています。
この本で雪山に初心者があふれるのかなぁ…? というより、雪山の初心者たちのニーズにこたえた結果出版された本がこれだと思います。 本が先なのではなく、ニーズが先。 

■私たちももちろん初心者でした

私たちも、ちなみに雪山は初心者でしたが今は初級者に脱皮中です。初心者と初級者の違いは、

 ・自分に合った山がわかるか分からないか
 ・トレースがなくても進めるか。初心者は個人山行であっても、人の後をついて歩くしかできない。
 ・地図を読めるか読めないか。

ちなみに雪山超初心者の山ボーイさんに本沢温泉で会いましたが、地図はお持ちではありませんでした。天狗岳ピストンに変更したとの後日談…でも課題がいっぱいと言うことでした。良かった無事で。

■雪山の始め方?

雪山は・・・ガイド登山が一番だと思いますが、それができない場合、
GWの残雪期から初めて、徐々に厳冬期ににじり寄ってくる作戦がいいと思います。

ごくたまにものすごく厚着の登山者に会います。ズボン下に毛糸のパンツに、アンダー2枚にフリース2枚に、ダウン着てハードシェル、みたいな…。きっと厳冬期に始めたんだろうなぁ…。

3レイヤーと言われますが、冬の山は-10度でも暑いこともあります! -1~2℃の日は「今日は気温が高いね」です。‐20℃でも無風だったら防寒して歩いていたら暑くなります。汗をかいたらそれが冷えるので、汗をかかないようなのが重要と本に書いてあります(笑)

私はハードシェル派ではなく、ソフトシェル派なのですが、下はウールのアンダーだけってことがありました…今はR2のベストを重ねています。寒いからではなく、蒸れを拡散するから。

ズボン下は3シーズン用のノースので、上に冬用の厚手のパンツで終わり。それ以上着ると暑くて蒸れ、逆に危険。汗が冷えるとかなり冷えるので、汗をかかないようにあんまり行動中は厚着は良くないです。行動をやめた途端に冷えるのでダウンは必携ですが…よほどのこと(早朝とか)がないとダウンを着て歩くことはありません。

・・・・とアレコレありますが、『雪山登山』おススメです! 1冊、買うなら一番おすすめ!

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