この本は最近ヤマケイ入門&ガイドから出たばかりの本ですが、雪山登山を始めたいビギナーにとっては一番おススメではないかと思います。
私が読んだ雪山の本は・・・
『雪山登山 (ヤマケイ・テクニカルブック―登山技術全書) 』
『雪山100のリスク』
などです。雪山に関しては雑誌の『岳人』2004年の2月号が気に入って大事にしています(笑)
『新版・日本雪山登山ルート集』
『関東周辺のやさしい雪山登山コース』
『関東周辺のやさしい雪山登山コース』
も蔵書にあります。
けれど・・・これらの本をまとめて、初心者向きのところだけを抜き出した本が『雪山登山』でした。
■ 雪山にも初心者があふれかえるでしょう・・・
先週末の赤岳鉱泉は宿泊者150人ですでに冬の八ヶ岳は登山者であふれかえっています。
この本で雪山に初心者があふれるのかなぁ…? というより、雪山の初心者たちのニーズにこたえた結果出版された本がこれだと思います。 本が先なのではなく、ニーズが先。
■私たちももちろん初心者でした
私たちも、ちなみに雪山は初心者でしたが今は初級者に脱皮中です。初心者と初級者の違いは、
・自分に合った山がわかるか分からないか
・トレースがなくても進めるか。初心者は個人山行であっても、人の後をついて歩くしかできない。
・地図を読めるか読めないか。
ちなみに雪山超初心者の山ボーイさんに本沢温泉で会いましたが、地図はお持ちではありませんでした。天狗岳ピストンに変更したとの後日談…でも課題がいっぱいと言うことでした。良かった無事で。
■雪山の始め方?
雪山は・・・ガイド登山が一番だと思いますが、それができない場合、
GWの残雪期から初めて、徐々に厳冬期ににじり寄ってくる作戦がいいと思います。
ごくたまにものすごく厚着の登山者に会います。ズボン下に毛糸のパンツに、アンダー2枚にフリース2枚に、ダウン着てハードシェル、みたいな…。きっと厳冬期に始めたんだろうなぁ…。
3レイヤーと言われますが、冬の山は-10度でも暑いこともあります! -1~2℃の日は「今日は気温が高いね」です。‐20℃でも無風だったら防寒して歩いていたら暑くなります。汗をかいたらそれが冷えるので、汗をかかないようなのが重要と本に書いてあります(笑)
私はハードシェル派ではなく、ソフトシェル派なのですが、下はウールのアンダーだけってことがありました…今はR2のベストを重ねています。寒いからではなく、蒸れを拡散するから。
ズボン下は3シーズン用のノースので、上に冬用の厚手のパンツで終わり。それ以上着ると暑くて蒸れ、逆に危険。汗が冷えるとかなり冷えるので、汗をかかないようにあんまり行動中は厚着は良くないです。行動をやめた途端に冷えるのでダウンは必携ですが…よほどのこと(早朝とか)がないとダウンを着て歩くことはありません。
・・・・とアレコレありますが、『雪山登山』おススメです! 1冊、買うなら一番おすすめ!
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