作戦で、今回は東面から、八ヶ岳真ん中あたりの、箕冠山、根石岳、天狗岳をつなぐ縦走路を歩きました。今回のヤマレコ。
当初は、初日硫黄岳のピストンを考えていたのですが…何しろ、2月の厳冬期というのに、気温が
異常に高く、雨となった時点で戦意喪失…(笑) 初日は本沢温泉までとしました。
≪今回のItinerary≫
Day1 稲子湯~本沢温泉 歩行時間 3H
Day2 本沢温泉 → 夏沢峠 ~天狗岳~ 黒百合平(休憩) →中山峠 →稲子湯 歩行時間 7H
核心: 一日目 雨 二日目 林道のアイスバーン
■ いろいろな山行がある
今回の旅では、いろいろな山行があるのだということをしみじみ実感。
・宿泊は素泊まりでたくさんの食材を持ち寄り宴会山行とするグループ、
・山岳会の個人山行
・職場の山同好会で新人を連れて初の冬山
・のんびり温泉をつなぐ慰安山行
・個人の気楽なスノーシューハイク
・山ボーイ
私たちみたいな夫婦の山行以外にも山にはいろんな人がいろんな目的でいろいろな使い方で入る。
でも歩く道はいっしょ。登山であることは登山なんだけど、目的は様々…ということを実感しました。
みんなとっても楽しそう。それが山の良さですね。 今回はいろんな人といろいろ交流できてよかった☆
■ 企画は欲張らずをモットーに。腹8分目
今回は、初日たったの3時間弱しか歩いていない・・・(^^;)。
翌日も7時間弱とはいえ、昼前には早くも下山しはじめ、ちょっと物足りないような・・・こんな快晴をもったいないような・・・そんな気持ちも多少したのですが、でもこれくらいで良かったかもしれません。
今日は、高速道路のPAなどに立ち寄っても自宅には17時すぎにつき…翌日にゆとりを。
これは甲府にいるからで、首都圏の人はアプローチが長いのでさらに時間がかかるものと思われるので、山そのものは多少物足りないくらいで惜しみつつ去るのが良いのでしょうね。
だって現代人は忙しいもんね。 それに山は急いで歩いてしまわなくても、また来ればいいんだしね。 何のための山かというと味わうための山なのですから・・・
今回の収穫は、夏に私だけが歩いて知っていたエリア・・・を夫に見せてあげれたこと。
根石岳から天狗の区間は私のお気に入りの稜線です。北から南より、南から北に北上するのが美しいと思う。
夫の高所恐怖症を心配していたのですが、彼はなんのこと?な感じに楽々縦走していました(笑)
■ 節約・・・冬は自炊、夏はテン泊?
今回いろいろな人のいろいろな山行形態を見て、ふと思った。
冬は素泊まり&自炊というのはかなり有効な路線かもしれない??
というのは、冬はそんなに小屋、混まないのです。でも、食事は自由な時間に食べたい…そうすれば、行動時間にゆとりが出る。冬なら食材を持ち歩いても腐らないし。
夏はむしろ混んだ小屋を避け、テント泊で寝場所を確保し、腐りやすいため持ち歩きにくい食事はお願いできる部分は小屋にお願いしてしまうっていうのが二食付き小屋泊の丸抱え路線からの脱却にいいかも…? 節約もできるしね。
夏 → テント泊 + 小屋食
冬 → 小屋泊 + 自炊
というわけで次回は小屋泊でも自炊にしようと思いました。なんだか自炊組、楽しそうだったんですよね~
■ 旅のスナップ
初日に雨だったので標高が少しでも低いと樹林帯は黒い(つまり雪がない・・・) 稜線の風の強いところでは一晩にして立派な樹氷が発達していました。
すごいエビのしっぽ |
北八つ方面・・・樹林帯は白いところと黒いところでごま塩頭・・・ |
今回の天狗・・・私6回目、夫5回目。
■ 雨 → 強い冬型
今年はこのパターンばっかり・・・二ツ玉低気圧・・・。年末もそうだったし・・・。初日雨で翌日強い寒気が入って冬型・・・ 嫌なパターンですねぇ。
今回も初日は雨。山麓だけでなく山も雨で、標高を上げても、気温は終始、2~3度。 悲しい・・・ ついでにザックカバーを忘れてしまい、私のザックは濡れると重いので、ツエルトをかぶせて歩くという・・・(汗)
黒百合平でテント泊していた人に聞いたら、西麓は雨にならなかったのだそう・・・夜も気温はゼロ度くらいで下がらず、テント泊には最適だったらしい・・・うーん、デビューすればよかったかしら?
■ 本沢温泉
今回、初めて泊まりました。 特に寒くなかった・・・ 温泉が良かったです。
■ 頑張る夫♪
雪は予想通りクラストしてアイゼンがよく噛みます。予定外は風の軽さ。風速25mと思っていたから用心していたけど、東面ではほぼ無風。稜線に出ても、予想以下の風でした。
こういうのを見るとやる気になるんです。
黒百合ヒュッテに山口耀久さんの 文が・・・でも字はあまりお上手でなかったのですねぇ・・・
この時点で二日目の核心部は帰りの林道であることを確信した次第・・・
こんなツンツルテンのアイスになってしまったら、四駆&スタッドレスも無力です。 結局チェーンがいるんだな。
今回稲子湯へは降りず、小海リエックスのほうに林道を遡上して、危ないアイスバーンを避けました。
小屋の人によると、15時以降は冷えてまた凍り始めるので、日が高いうちに車に乗ってしまうのが得策だそうです。
今日は3台が協力し合って悪場を脱出!って感じでした。
・雨=ザックカバー
・チェーンを用意すること
・わかんは週末の八ヶ岳には無用の長物 平日のマイナー道にしかいらない
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