■平賀文男 『日本南アルプス』
年上の友人が、山の古書『日本南アルプス』を貸してくれているのですが、もうそろそろ返却しないといけない!
でも、実は南アルプス、北岳や仙丈ヶ岳は行っていますが、それより南のほうは、山が本格的過ぎて、山歴3年目、夏山1年目のよちよち歩きの私たち夫婦には、歩くところがなく・・・あんまり知らない(--;)。
とりあえず、私でも行ったことがある場所じゃないと、山行がイメージできず、おもしろくないんですよね。
そこでかろうじて知っている地名から山行を抜き出してきました。
■ 南アの盟主は北岳ではなく、赤石岳
ふと気が付いたのですが、南アルプスっていつも言うので、うっかりしがちですが、実は、赤石山脈なんですよね。
つまり、南アルプス = 赤石山脈 = 赤石岳が盟主?
うーん?実は赤石岳に登ることが、南アルプスのメインディッシュなのかも??
なんか北岳登ったり、白根三山縦走で、南アを知った気分になっていますが・・・。何しろ、私の過去の勉強によると、鳳凰三山はただの前座でしたしね(笑)
もしかして、南アを知りたい人は、赤石岳に登るべきでは・・・?と、はたと思ったのでした。
そうすると山梨と言うよりは静岡の山になってしまいそうではあるのですが・・・
■ 『日本南アルプス』より抜粋
6月30日
8:00 牧原 発 神代桜 樹齢1800年 http://park8.wakwak.com/~matsunaga/
19:15 北御室石小屋跡着
7月1日 5時起床
6:05 北御室小屋跡発
8:00 赤抜け沢の頭 白鳳峠へ
12:00 広河原着 イワナを食べる
7月2日 3時起床
5:30 広河原発
6:10 白峰前宮
8:00 大樺池
11:10 北岳山頂
昼食
15:00 間の岳
15:50 三峰から白峰山脈を捨てて、赤石山脈へ
17:00 熊ノ平着 テント泊
7月3日
5:30 熊ノ平出発
7:30 安部荒倉岳
11:00 塩見岳
16:00 三伏小屋 三伏峠小屋泊
7月4日
5:00 出発
6:40 広河内岳
8:40 小広河内岳
16:00 荒川前岳
17:30 石室(大聖寺平)
7月5日
5:30 出発
7:30 荒川岳
9:00 荒川東岳
10:15 千枚沢岳
15:10 二軒小屋
7月6日
7:30発 十谷峠
■ 考えられる山行
しっかし、昔の人の山登りっていうのは、6泊7日とかです(汗)。 こうなると山登りっていうより
本当に山の旅ですね。
現代人はお休みの関係から、長くても2泊3日ができれば御の字・・・去年の夏山では、3泊4日取れる連休の貴重なこと! 3泊程度でもそうなのです。
6泊もしないといけない山登りだったら、現代では行ける人は本当にすごく限られた話になってしまいますね。
そういう意味でも・・・ものすごく時代を感じる山行スケジュールですね~。ありえない。
どれくらい歩いているのだろう?ということで、カシミールで距離を測ってみたら、おおよそ65kmありました(^^;)
まぁ一日10kmというわけでものすごい強行軍ってわけではありませんね。 でも、アプローチから徒歩ですからね~。
平賀文男さんの時代といえば、登山のジェネシス時代・・・昔の人の時代でも、小屋を利用したり、廃道になっている林道の記述があるので、本当に日本の山登りの歴史は古いんですね。
ただ歩くのは長くても、現代のようにバスの時間が・・・と、アタフタするのは、やらなくていいのがよいですが。
この山行を見て、二軒小屋ロッジに泊まって荒川三山っていうのはいいかもな~と思ったりしたのでした。現代の二軒小屋ロッジ、超きれいです~。完璧に森林リゾートって感じで、オーストラリアに行ったときブナビラがそんな感じでした。森の中で高級ホテルっていいのか悪いのかって複雑な気分になりますが、仮に山で6泊したのちにたどり着いたとしたら、ホントに生き返る~って感じでしょうねぇ。
この6泊7日の山行を現代に直すと・・・
① 地蔵岳のピークハント
② 白根三山縦走
③ 仙塩尾根縦走
⑤ 荒川三山ピークハント
と5つも山行ができてしまいますね~。
というわけで、今年の夏は、⑤荒川三山ピークハントを目指そうかな~と思ったりしたのでした。
とりあえず、塩見岳は行ってみたいな~と思っています。
私たち夫婦ももうだいぶ運転にも慣れてきたので、運転しやすい場所から行くっていう山の選び方からも、そろそろ卒業したらいいのかもしれませんしね~。
ホント、運転も最近は2時間は近いのダ!と理解できるように・・・(^^;) 日本では人里から逃れるためには車に乗っていてはいけない・・・標高を稼がないといけないのだ、と理解し始めた次第。
西進=バージンランドではないのだった・・・(汗) まぁそんなことは当たり前なんですけれども・・・。
No comments:
Post a Comment