Tuesday, February 26, 2013

金峰山八幡尾根の研究


■ 図書館のネット環境はイマイチ

今日は、金峰山研究に大きな図書館に来ています。この図書館のいいところは無線Lanでパソコンが使えるところ。

と言っても、基本的にFreeSpotという、おそらく考えられる選択肢の中では最も安上がりであったであろうサービスなので、通信の速度や信頼性はイマイチです。こうしたブログを書いたりするのには全く向かない。

ただ、ここは何が良いって地図が置いているのです。5万の地形図と、2万5千の地形図の両方。
実はインターネットでも国土地理院のウォッ地図は見れますが、なんか紙の方が慌てなくていいんですよね。

それに5万のほうが歩きたい尾根を探すのに向いているし、古い地名も良く載っています。

■ 歩きたい尾根 八幡尾根
 金峰山の稜線から見える八幡尾根。いかにも歩けそう。
この尾根を来月残雪期に歩くことになりました。それで研究を、と思い図書館にきていたわけです。

■ 奥秩父

今日の課題のお宝本は

 ・『奥秩父研究』『奥秩父 続編』 原全教

でした。 原全教さんは古い岳人で、登山史の最初の方の方です。 本当は『奥秩父回帰』が読みたかったのですが、信州大学にしかないらしい(汗) まぁとりあえず、奥秩父なら、この八幡尾根のことも掛かれているでしょう。

そう金峰山は本当は南面から登るルートがもっとも多いはずなのです。今では大弛、増富、廻目平の3ルートしかない上、一番楽な大弛から登る人が大半なわけですが・・・

実は何のご縁だか、おととい登ったタカマタギで隣のパーティのガイドさんは、奥秩父の本を書いているそうでしたので借りてきました。

 ・『奥秩父 山、谷、峠そして人』

今日のブツはこの3冊です(^^)。 その他、登山ガイドで奥秩父の本をパラパラとめくりましたが、日本登山大系でさえもバリエーションとしては記載していないみたいです。 しかし、登山三年目にして道を踏み外しつつある私(笑)まいっか。

そこで今度歩きたいルートをカシミールで描いてみました。 コレ。
初日は幕営日なのでラクラク。二日目はピークハントして、八幡尾根を降ります。

八幡尾根は小さなピークがつぎつぎに出てきて、なんて地図読みに適した尾根なんでしょう!

地図読みとルートファインディングの核心部ですね~。小さいピークがいくつも続き、まさに地図読みには最適。現在地確認ポイントだらけ! こりゃ~むしろ、最適すぎていくつピークを越えたか分からなくなってしまいそうな感じです(笑)。

しかしまぁこんな地図読み適地がこんなに身近にあったとは。それも残雪期の雪山で!この時期、まだまだ山は雪に埋もれているから、恐らく膝くらいのラッセルでしょう。こんな道歩く人いないもんな~それも積雪期に。
初日は4kmだけ。翌日は早朝にピークハントして下山。下山の方が長いのだけど、ラッセルが予想されるのでその方がよい。

■ もっとも贅沢な時期

でも残雪期の雪山は、ある意味、一年でもっとも贅沢な時期です。天候は安定して、厳冬期と比べると格段に冷え込みは緩む。

それに雪は締るので歩きやすくなる。その上、水を持ち歩く必要はない。だから装備は軽くなりますね。
残念なのは御室小屋はもう崩壊していて、テント泊になることですが・・・。でも、虫もいない。ただ冬眠から覚めたばかりの熊はいるかもしれませんが・・・(笑)

この山域だと雪崩もない。寒さだけ対策していけばOK。暑さはどうにもならないけど寒さは対策できる。
というわけで超贅沢な旅です♪

実は南面にはこんなに地名がいっぱい! やっぱり表参道は南面だったんですよね~だって金桜神社あるんだから。 

麓の村々からカネ桜神社に集まってそこから金峰山を目指すのが昔の定番だったらしいんですし。
今から楽しく地名を地図に移します。 あ、黒い富士山を眺めることができるピークを下山は通るようです。無名ピークだけどその印象が『奥秩父、山、谷、峠、そして人』に書かれています。

この無名ピークから以外は富士型にはみえないらしい。

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