Friday, April 10, 2015

ロープを出しても遅くならない人を目指す会?

■ 山ネタ 尽きず?

まぁ毎日毎日、よく山ネタ尽きないね~と私も思いますが… 今日の60歳以上×無雪期10年ベテラン説は衝撃だったな~ それだけ世の中が中高年登山に傾いていたってことですよね。

本物のベテランとは、三スラくらいまで行った人のことと思われます。冬壁経験していない人は、ベテランでも山ヤでもない。

山岳部か登攀を主体とした、ガチ系な山岳会出身で、山岳会に入ってからは、重鎮レベルまで上り詰めた人のことです。

未組織で登っている限り、何年たっても、”一般登山” に慣れるだけで、”本格的登山”=バリエーションやロープが出る山のベテランになることなど、ありえません。

そういう意味では、未組織登山者のままだと、登山という世界の全体像を知ることがないまま、ある特定の分野を、そうとも知らずに熟練してしまうリスクがあります。

それがもったいない点です。登山には一般縦走以外にも岩もあれば、氷も、沢も、雪稜も、色々あると言うことが、まったく一般登山の視野からは、見えなくなります。

私は小屋バイトしていたんですが、

 無雪期の小屋に来る人=山ヤじゃない人、

と到着した日に瞬時に理解しました。いわゆる熟達者は無雪期の小屋には来ません(笑) 理由は混雑がリスクだからです。

本物のベテラン人は、60歳くらいになっていたら、どこかの会の代表をしていたり、岳連で幹部だったり、あるいはプロのガイドになったり(50代はこれが多い)です。

■ 物覚え&体重がボトルネック

未組織登山者の方がステップアップしたいとなった時、年齢があまりに高いと、ちょっとお気の毒です。ロープワークを覚えるのに50歳を超えるとハンデがあります。 単純に記憶力が悪くなるだけと思います。

体重がかなり重い人も、ハンデです。体重75kg以上だと安全を確保できないかもしれない、とプロガイドの登山教室にも書いてあります。 

だから「メタボになったから登山でも始めようかな~」と言って、いわゆる山岳会に来られても、なかなか北鎌尾根は厳しい。ビレイの対象として、万が一、落ちたときにビレイヤーが確保できない、安全が確保できないと思ったら、連れて行けないからです。

なので、そういう人は、リスク込みの単独の方が自由だった、という結果にさえ、なるかもしれません。

だいたい、ロープワークを覚えられない&体重の2点が 「35歳以上お断り」の理由のような気がします。なので逆に、”その枠に入らないな、オレ”と思う人は、山岳会も入会許可を出すかもしれません。

ハイキング主体の会、というのもあります。が、ハイキングは自分で出来るから会に来たんだよ、となりますよねぇ。

帯に短したすきに長しってヤツですねぇ…。男性は体力があるから、と思っていますが、体力よりも分かっているかどうか?のほうが、重要かもしれません。だって山岳会は他の人も体力ありますから。

■ 女性の会

私は最近、年配の女性の先輩と山に登ったんですが…、問答無用な感じに愉しかったです。

探検的要素の強い山でした。 登山道を歩くだけだと探検がないので、山がつまらなくなります。登攀があるかないかは、単なる要素で、探検するには、そうした登攀力という技術要素は、万が一登らないといけない岩壁が出てきたときの、保険としては必要ですが、登攀しないとツマラナイ、ということはないんだなぁと思いました。

男性の登山者は、登攀そのものが目的になっていると思います。だから、難しいつららに登れる方が、ルートに行くより楽しいのかもしれません。登攀力を使うこと自体が楽しいのだと思います。

私は探検することが楽しいので、そこらへんはちょっと違う・・・女性だけの探検する会を立ち上げようかと思ったりもします… 男性の先輩がいても、もちろん楽しいのですが。

今ヨガを教えているせいか、それとも、もともと女の園のバレエにいたせいか、女性だけの方が楽だな~と言う気がしてしまいます。

男性だと女性の力を本当の力が100だとすると、80くらいに見積もるんですよね。それが女性同士だと100です。80に見積もられたら、女性は男性に譲らないと、とか、なったりしますしね。色々気を使います。

■ ロープを出しても遅くならない人を目指す会

アルパインの新人同士は助け合う必要があると思います…というのは、新人が極端に絶滅危惧種で人口減だからです。

しかし、この分野では、織姫と彦星のような具合です。出会いが年に一回…。この辺を解消する何か上手い仕組みはないですかねぇ。

とりあえず、”ロープを出しても遅くならない人を目指す会”を勝手に作っています(笑) 

今のところ、会員約1名です(^^)

何しろ、三つ峠に6~7回も通わねばならないのだそうです。月一回の会山行を全部三つ峠にしても、半年。こりゃねえな~って感じでしょう(笑)。

とはいえ、ロープワークの習熟は、クライミング力のUPより重要な課題で、さらに確実に量をこなすことで、解消できる問題。

クライミングだけは量をこなしても、解消が難しいです。努力が結果に結びつきづらいのが、クライミング。

大体 やる前から結果が見えているような感じですもんね。才能が関係しています。

■ ベテランと新人

私はちょっと思うのですが、男性の新人さんたちは、ベテラン山ヤさんのことはあまり好きではないのかもしれません。

私が憧れる山屋のオジサンたちを若い彼らは白けた目で見ています・・・。のはなんでなのかなぁ?

私は、ベテランと見れば、すぐわかるのに、彼らは接触を避けたいみたいだし・・・。不思議。

でも知恵を持っているのがベテランなんだからなぁ… ベテランに教えてもらわなかったら、誰に教わるんだろう?

古い山ヤさんってそんなに嫌なんだろうか? 私は全然、嫌ではありません。

なので、ベテラン山やさんが率いるクライミングの会には、わざわざでも出かけて行きたいくらいです。

■ 沢ザック

昨日、沢ザックを見に行ったのですが、欲しいのは…USガレージメーカーのものでした…高すぎ。

なにしろ、沢って汚れてくたびれるので、今のバリアントを使い倒すことになりました。結局、バリアントってホントに汎用性が高いザックなんだなぁって。

冬用のギアは重いので、重いギアを入れる冬用のパックが軽いほうがいいかもです。

バリアント、不満はないのですが、でも、ウエストベルトのギアラック、何のためにあるんだろうなぁ。ハーネスを付けたら要らないしなぁ。

US仕様のウルトラライトなザックは、ロングな縦走向きだと思いました。でもその用途にはアルパインパックがあるし。

それより、沢向きにモノポールテントが欲しくなりました・・・。なにしろ、沢だと、テントで締め切ってしまうのは、あまり気持ちが落ち着きません。イマドキの一人用シェルターは軽くて、何の重さもないかのようです…そんな軽さを知ってしまうと、夢は連泊の縦走の方に傾いてしまい、うっかり背負わなければならない水の重さや食料のことは忘れてしまいそうです。

水がないと縦走は大変ですね~。

今年こそ縦走したいなぁ…。無雪期になると、縦走の夢が一気に夢膨らみます。 

裏山探検的な山はとても楽しいですが、縦走は命の洗濯って感じです。








5 comments:

  1. 短くするために「テキパキロープワーク会」とか。テキパキが語弊あれば、「もたつかないロープワーク会」とか。入会します。そして関西で練習会します。ジャンピングとハーケン打ちのついでで悪いんですけど、懸垂下降、宙吊りからの脱出などなど。

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    1. いいですねぇ(笑) 会員2号に認定します! バリバリロープワークの会にしようっかな! 略して、バリロー!

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    2. ロープワーク夜露死苦会、略してヨロヨロ♪

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    3. 苦しそうですねぇ(笑) Mですねぇ

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    4. 実態を表したほうがいいかな…と♪

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