Saturday, April 25, 2015

初めての編笠山

■ 行っていなかった編笠山

今日は夫が「編笠山、行っていないから行きたい」というので、編笠山へ。

権現は7回、八ヶ岳で一番マイナーな西岳は4回も行っているのに、まだ行っていなかった編笠山。(青年小屋は通った) 去年もこの時期西岳にトレーニングで登った。

なんで編笠山をパスしていたんだろう・・・? 

今日は観音平から入るつもりだったが、事前チェックで、まだ閉鎖中と思われたので、富士見高原からとしたら、上で会った人たちが、空いていたよ、と言っていた・・・

登り3時間、下り2時間。トータル5時間の山だった。

■ 編笠山と阿弥陀南稜

編笠山からは、山頂で、阿弥陀岳を南方から眺めることができる。つまり阿弥陀南稜を眺められる。中央稜も見えるし、長いと文句を言われることが多い御小屋尾根も見える。

あるルートへ取り付くには、そこへいざなうようなピークを踏んでから・・・が、順当な、山ヤらしい取り付き方なのかもしれない、とそれを見ながら思った。

阿弥陀南稜は、リーダー講習の山行計画立案の課題だった。

課題は、阿弥陀南稜を自分がリーダーで連れて行くことを想定して、山行計画を作りなさい、というもの。

私はその宿題に、「自分の力量ではリーダーとして連れて行けません」と返事をしてしまい、先生たちを困らせてしまった・・・

それで、無雪期の阿弥陀南稜に、単独で偵察に行こうとして、師匠に制止されたことがあった。その無雪期の南稜は、参考にした山行記録には、核心部のP3は、「番線が張ってあり、用心すれば登れるというレベル」とあったので、これは一人で行けるな~と思ったのだった。

登れる登れないではなく、ロープを出すべきか出さざるべきか?というのが、阿弥陀南稜・・・クライミンググレードでは別に登れる人が大半になってしまう・・・

そういうことは、ベテランから教わらないと分からないし、どこからロープを出すべきで、どこまでなら、出さないで登ってしまっても良いのか?は普通初心者には分からない。

 1)出すべき場所は登るにはたやすいことが多いし、
 2)難しくても、落ちても大事に至らないところだったら出さないし
 3)とはいえ、一般ルートでも一歩滑落すれば、立場川まですってんころりんもありうるし

その辺のさじ加減は、伝承するのがとっても難しいのだ。

その上、雪の場合は、コンディションにより、ノーザイルだったり、必要だったり色々だ。西穂高沢は標高差1100mを3kmで登るのですごく急だがザイルは出さない。富士山も確保しないで登る。けれど、似たようなルートの鹿島槍鎌尾根は、確保しながら降りる。

三つ峠は明らかに、小川山の入門ルートより易しいが、絶対にロープが要ることが明らかだし、小川山のほうはロープ無では触る気にさえなれない。

でも沢で、三級Ⅳ級がでてきても、短い滝なら、ノーザイルで行ってしまうだろう。実際ズミ沢では一か所しかロープは出さなかったしなぁ。 でも歩くだけの沢でも敗退しようと思ったらザイルは要る。

とまぁ色々とまだまだ悩ましいなぁ・・・

■ 詳細

 ほんわか登山日和り。

下部は整備されて、道標が真新しい。

それに林道だらけ。林道を3回突っ切って登る。

ここは不慣れな人は西岳のほうが迷う箇所がない。

西岳より編笠山の登山道の方が変化がある。
こういう岩塊斜面は今でも夫のほうが上手にラクラクそうに登ってしまう
編笠山山頂から、見ると各山頂の雪はすっかり溶けて春山。

編笠山も残雪は2000mから上だけだった。


今日のルート だいぶ付け替えになっているようだ







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