毎年、4月はだれます・・・ 例年3月が2月より充実するためで、4月になると、花粉症とのダブルパンチ。中だるみですね~。
そこで、”アルパイン的な4月の過ごし方”を ガイドさんの山行募集から、検討します。
★ガイド山行例
日 内容 分類 体力度
1 クライミング 岩 弱
3 雪講習 雪 弱
7 外岩ゲレンデ(岩登り) 岩 弱
10~12 西穂高岳 ピークハント 小屋泊 雪 強
14~15 唐松岳ピークハント 小屋泊 雪 強
16 ピークハント 日帰り 山 強
21 外岩ゲレンデ(岩登り) 岩 弱
23 ピークハント 日帰り 山 強
24~26 岩登りゲレンデ テント泊 岩 中
28~29 クライミング テント泊 岩 中
30 外岩ゲレンデ(岩登り) 岩 弱
■ 分析
これを見ると、大事なのは
岩と雪を織り交ぜる 岩5:雪3:山2
日帰り → 小屋泊 → テント泊 へ
初級の易しい岩場に通う
ということです。 この組立には、もちろん3月からの流れ、と言うのがあるのですが、3月は
本番Vルートを小屋泊 & 初心者向けの岩講習 メイン
となっていて、快適性重視のVルートで飴を与え、その前提となるのが、初心者の岩講習で、何度も出ているのが印象的でした。
とにかくクライミング人口の母数は増やさないといけないのは、お客さんを増やしたいガイドさんも、仲間を増やしたい山岳会の新人も同じですね。
初心者用の岩場は、そういう意味では、うんと通うべき場所です。
■ 岩登り vs クライミング
気が付いたのは、フリークライミングのガイド集にマルチピッチで出ているルートは、クライミングと示され、初心者向けの岩ゲレンデでの岩登りは、”岩登り”と書いてあることです(笑)。
そうか”岩登り”と”クライミング”は、もうこの方の中では、すでに別物みたいですね。
クライミング = フリークライミングを愉しむルート 例:二子山中央稜、太刀岡左岩稜
外岩ゲレンデ = 初心者向け講習に使われる易しい岩場 例: 十和田、十二ヶ岳の岩場
岩登り = 本チャン向けのゲレンデ 例:三つ峠
私には、フリークライミングは、雪稜のためにアイスをするのと同じで、嗜み程度に必要なくらいです。
■ コンバージョンする
さて、各自お住まいのエリアに合わせて、コンバージョンしてみましょう!
1 太刀岡左岩稜
3 富士山5合目 アイゼン講習
7 十二ヶ岳の岩場
10~12 西穂高 小屋泊
14~15 唐松岳 小屋泊
16 岩山のピークハント 各自のレベルに合わせて
21 十二ヶ岳の岩場
23 乾徳山 日帰り
24~26 三つ峠 テント泊
28~29 小川山マルチ テント泊
30 十二ヶ岳の岩場
と、甲府近辺では、このようなスケジュールになります。甲府近郊では、気候的に登れる岩山がないかも?ですが。(まぁその場合は5月に繰り越せばいいでしょう)
↓ パートナーがいないとマルチは行けないので
1 クライミングジム
3 富士山5合目 アイゼン講習
7 ジム
10~12 西穂高 小屋泊
14~15 唐松岳 小屋泊
16 岩山のピークハント 各自のレベルに合わせて
21 ジム
23 乾徳山 日帰り
24~26 テント泊
28~29 テント泊
30 ジム
(クライミング力) よりも、(山で過ごすこと)
を重視した方が、予後が良いのではないかと思います。 山って、”行き慣れ”が重要なので。
相手がいないときは、山でテント泊のほうが経験値が上がりそうです。
■ 頻度と強弱
大体、月に10山行前後行くのが、ガイドにとっては日常のようです。一般ピープルレベルでは、月5山行で十分ではないでしょうか?毎週日曜 + 土曜1日、くらいです。何事もやりすぎると消耗します。
ある程度コンスタントに山に通いづつけるという頻度も大事ですが、一歩進んだときに、大事なのは、クライミングと歩きの割合のような気がします。 強弱、でいうと、クライミングは確実に弱です。
本チャンは強ですから、クライミングばかりしていると本チャンには弱くなります。
いわゆる”ゲレンデクライミング”ばかりしていると歩きは、確実に弱くなります。実際、去年私は弱くなりました(涙)。それが、クライミングは”老後向け”という理由です(笑)
ジムは、パートナーがいない間の消極的な選択の結果としても、まぁ週に一回も行けばいいのでは?な感じ。
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