Tuesday, January 6, 2015

冬の徒渉にネオプレン

■ 冬の徒渉

冬の徒渉でいくつか質問をもらいました。

私も師匠が教えてくれなかったら、ネオプレンソックスだけで渡ると良いということは思いつかなかったです(^^)。

私は冬靴の靴下の代わりに沢用のネオプレンソックスを持って行く予定だったからです。

どうやって徒渉するのかと言うと、ネオプレンソックスを履いて、靴は抱っこして渡るか、先に対岸に投げてしまいます。

ネオプレンがあれば、多少長い徒渉でもなんとか耐えられます。でも、ネオプレンソックスは、そのまま荷物になるだけ・・・。しかし、これより軽量で徒渉に役立つグッズがないので、今のところ定番はネオプレンだそうです。

冬靴は濡らしてしまうと最悪です。凍傷で指を切るようなことに最悪はなってしまうかもしれません。

実は冬靴の濡れは、内側からの濡れが問題です。これを解消するのに、毛糸のソックスではなくて、ネオプレンソックスを履く裏ワザもあります。ノースフェイスから、アルパイン用のネオプレンソックスが出ています。でもすっごく臭いそうです(笑) 機能的には、沢用ネオプレンと変わらないそうなので、沢用で良いそうです。師匠が去年テストしていました(笑) 

こんなの渡るんですよ~
冬に、濡れると何が困るって、靴が凍ります(--;)。
私もタカマタギでは靴が凍ってしまいました・・・。

それで、今回は、夜テントで寝るときは、私はチビで、シュラフが余っているので、余っているところに靴を入れて寝ました。靴の着干しみたいな感じ(笑)。

このほか

  • 厚手のビニール袋をかぶせて、その上にアイゼン
  • 浅かったらアイゼンで底上げ
  • 鋲付の長靴

と言う手があるそうです。

鋲付の長靴は、冬山と言っても稜線歩きが出ないような、通常は6本歯アイゼンで済ますような里山歩きで有効です。

私も一回だけ冬山に行きたい、と言う人を北横岳に連れて行った時は、冬用の鋲付長靴にしてもらいました。

何万円もする冬靴を一回のために買えないからです。冬山でも縦走をしない限り充分です。でもアイゼンはつかないですし、靴底も柔らかいので、あくまで余り傾斜が強くないとき用です。

でも冬に徒渉があることを考えると、ゴム長は有力候補ですね~

■ 山を膨らませるコツ?

私の最大の強みは、企画力です。 日本人は企画力がある人は少ない。

企画力というのは、アイディアマンのように思われがちですが、実は違う。基本的には、多くの情報に触れている、ということです。情報の組み合わせが企画です。情報に接しないと、発想と言うものは湧いてこないです。

なので、たぶん、行きたい山がない人って言うのは、山の本を読んでいないんだろうな~と思います。

それに一つ山に行けば、一つ行きたいところができるのがふつうです。

例えば、私は厳冬期に金峰山に行ったら、見るからに歩けそうな尾根があり、調べてみるとそれは八幡尾根で、歩いてみたくなり、このエリアは私にとっては地域研究の対象になりました。

その後、原全教や現代の原全教、山田哲也さんの著書を読んで、この尾根を歩くことが一つの目標になりました。

最初歩きたいと思ったのは八幡尾根なのですが、登山道ではないので、一応破線の登山道がある、黒平ルートを最初に歩いています。

歩きたいと思った時点では、沢の技術がなかったので、沢を登路にとることはできず、でしたが、去年、沢も易しいのなら、歩けようになりました♪ パチパチ☆

一般ルートの金峰山 のアウトプット

→ 八幡尾根
   黒平ルート
   伝丈沢継続

と言うわけで3つの山になりました。この辺では、アコウ沢、瑞垣のカンマンボロンも歩いてみたいです。

山に一つ行けば、その後に興味がわくので、そのチャンスを逃さず、気になるキーワードを検索したり、他のルートを色々読んだり、本を読んで研究したりして・・・というプロセスが、すごく重要みたいです。

そういう山に登っている以外の作業が、その山に登るときに山への愛着や山行の重みを与えるんですね。

そうならないと登山って、いつまでやっても本人が満足や達成感を得られず、山の数だけ増えて、万年初心者で、満足感は得られないかもしれません。

満足感って何に対してもですが、人から与えられるものではなく、自分で自分の目標を作り、それを乗り越えることで得るものです。

というのは、日本中山だらけなので、目利きにならないと、どこも似たような山にしか見えないはずだからです。

そうなると高さやサイズでの競争に陥りますし、そうなると遭難への道を歩まざるを得なくなります。

良き山ライフは、”違いが分かる人”になるところから(笑)?


3 comments:

  1. 本も そうですけど、私は地形図を眺めてると入ってみたい谷や滑ってみたい斜面が出てきます♪

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  2. そうですね♪私もです。 でも、まだ完全に未知のところへはいけませんね~ アブないから(笑) それには熟達者レベルのスキルが要ります

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    1. 本やネットなど過去の記録から情報を得ない場合は、現場の状況で判断していくわけですけど
      「地形図を見て現場を想像する → 現場に行ってみて想像との差を知る(or 思い知る)」 ということを
      ある程度 繰り返していくと「地形図から現場を想像する」能力の精度が高まると思います。

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