Wednesday, January 7, 2015

シースのズレの直し方

■ 取説熟読のススメ

あるとき、取説を読んだら素晴らしい情報が出ていたので、それ以来、ロープを買ったり、スリングを買ったり、カラビナを買ったりしたときは、

 必ず取扱い説明書を熟読

しています。クライミング用具は、基本的に命を預けるものですので、

 大事なもの

です。そしてロープは文字通り 

 命綱

ですね!

■ シースはずれる

衝撃のかかったロープ、みなさん、どう復活していますか?

私は、まだ墜落係数が2になるような(正確には1.7)墜落は、まだ見たことも、経験したこともないので、シースのずれ、とか、ロープのメインテナンス、というのは、基本的に対岸の火事的な、自分に無関係のことでした。

が、実は、ロープワークを始めるときに、練習用で先輩がくれたロープは、

先輩がくれた練習用ロープ
シースがずれていました・・・(^^;)

(これからマルチを始めるところの友人に貸していて、友達に督促して送り返してもらいました・・・スイマセン。無意味に督促した訳ではないんですよ~)

しかし、今まで直し方を知らないできたし、基本的に結び目の練習用で直す必要がなくきました。

ところが、ひょんなことで、シースのずれの直し方を知るところとなり・・・(事情説明割愛)・・・

シースのずれを直してみましたので、ご参考までにUPします。



■ シースのずれの直し方

1)そもそもロープは墜落で痛んだ個所から1~2m離れた箇所から切断する

  (私の持っているのは、ズレているところで切られていたので、このことを先輩は知らないかもしれません)

2)先端から5mほどロープを丁寧にしごく 

3)シースがずれたら     → さらに20cm末端をカットして 2)に戻る
       ずれなかったら →4)へ

4)末端をライターであぶってほつれ止めをする


 末端をカットしてみます。
 5mほどしかない練習用ロープなので、反対の末端からしごくと、これだけ余りました。

これは、この長さ分ズレたシース。

外皮です。

ヘビの抜け殻のように中は空っぽ。
 ロープってこんなになっているんだ~ 

さらに、20cmロープをカット。

再度 末端からしごくと、まだ10cmほども出た。

もう一度同じことをしたら、もうでなくなった。

抜け殻の量は、30cmほどにもなった。

触ってもぼこぼこしている。


 しかし、どんな衝撃がかかったロープなんだろうな~。

やっぱり、結び目の練習用だな~。

■ 交互に使う?

ロープは、末端を交互に使うように習いました。

しかし、ルートが10mのときに、70mのロープの末端を交互に使うのは薦められないのだそうです。

その理由はイマイチ分からないんですが・・・とにかくシースが真ん中に寄ってしまうのだそうです。

たまには、ロープを引きぬいて、支点で自然にロープをしごいておくのが大切です。

■ 痛みの原因

ロープの痛みは、泥がNo1だそうです。 ロープバッグをアルパインの人は使わないですが、使った方がいいですね。

私は100円ショップの袋で、末端を袋の手提げに結んで使っています。

地面に置くときは、テントシート(ピクニックシート)を代用しています。

私のは、コーティングありの外岩用で、防汚加工済みなんですが・・・防汚加工されていない室内壁用の物を外岩で使っている人もたくさんいて(特にベテラン)、ロープは基本的にオーバースペックに作られているので、それでも、経験的に問題がないようです。

でも経験で問題なくても、メーカー推奨の使い方のほうが、ロープに対するリスペクトはより感じるなぁ・・・。

私は、1年で、すでにロープ長者です(^^;)

ノーマルダブル: 8.5mm × 60m ダブル テンドンアンビジョン 2.7kg

沢・縦走用: 8.5mm ×30m ダブルテンドンアンビジョン 1.35kg

ゲレンデ用: 9.7mm×50m シングル テンドンマスター 3.0kg 

本チャン+ゲレンデでちょこっとみたいな場合用: 
軽量シングル 9mm × 50m シングル/ダブル/ツイン ミレーアブソリュートプロ  3.0kg 




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