今年の帰省は長かった・・・予定の倍かかりました(><)
ああ~疲れた~!
朝5時に出発して和歌山県白浜の宿に着いたら、19時半でした・・・(汗)
最長記録です。
朝は、お天気が良いとは言えないものの、甲府はたいした雪もなく、伊那に出てからすこし雪があるなくらいでした。
← ↑ こんな感じ。
平気の雪ですよね、こっちなら、なんてことない。
が・・・
それは甘く、名古屋から三重、三重から奈良までが、とても時間がかかりました。
四日市で高速を降りたのですが、国道がピクリともしないで、2時間もそのままなので、
むりくりUターンで降りて、別ルート。
しかし別ルートも峠越えでチェーンをつける車が路肩に一杯で渋滞・・・
乗り捨てられている車もみました。
バイクは3台も乗り捨てられていた・・・
初めて三重県を通りましたが、奈良までの長いこと・・・
奈良って田舎なイメージですが、近鉄電車がハイテクに見えました・・・(笑)
とりあえず近鉄電車の範囲に入ったことが分かるとほっとした・・・
岸和田から和歌山までは対向車線が大渋滞・・・
まだ大阪に帰り付かない人もいるんだなぁ・・・
我々はまだましな方なのか?!
舅を光明池でピックアップし、和歌山へ。
この日はとても風が強く、車を降りたら、耐風姿勢をとるくらいの風でした・・・
やっとこさでお宿に付きました。
ついたら即夕食。
舅が、松葉ガニ4万円とかの宿の話をするので参った・・・。
そういうのに連れて行けと言う事か・・・(汗) ×3だと12万円です・・・ そんな出費できる余裕がどこに・・・(汗) ですが、舅は80代ですが、兄弟で温泉宿に行くときは、そういうのに行くのだそうです・・・世代間ギャップを感じるなぁ。
そんな人から年金が減らされたって文句言われてもなぁ・・・。
ちなみに幼稚園って一か月一人4万円だったと思います。育英会の奨学金も一か月4万円でした。 幼稚園 < 松葉ガニ 育英会奨学金<松葉かに という価値観を選んできたのが戦後日本、ということが垣間見れるような気がしないでもない・・・(--;)。
このお宿もお正月価格だったから、安かったわけではないけどなぁ・・・トホホ。冬靴くらいです。
温泉からこんな棟が見え、「サイロか?!」とビックリ! さらに側壁に丸いオレンジ色のヘルメットのようなものが見え、「え?!クライマー?!」と思ったら、ただの誘導灯だった。
これリゾートマンションで一室296万円で売りに出ていた。
バブルの名残だそうです。
お宿はしなびた温泉宿というより、鉄筋コンクリート造りの、手作りの宿と言う感じでしたが、仲居さんがいい人で、てきぱきとしてくれ、ホッとしました。
お宿は椿温泉しらさぎという宿です。ここは手作り感あふれる宿でした。
古い建物で、オシャレさはあまり感じられませんでしたが、お湯の泉質は良く、おかみの工夫が随所にみられました。
翌朝温泉に浸かっていたら、おばあちゃんがいたので、聞くと御年85歳だとか・・・息子さんが連れてきてくれたのだと。
息子さんと夫婦と間違われたのだと嬉しそうでした。
久しぶりにみる海。 太平洋。雲が大きく、お天気は昨日ほどではないが、大気は不安定。
海は久しぶりだ。 子供の頃は海の向こうに行きたかった。
今は山の向こうに行きたいと思っていたりする。
千畳敷。
すごい景観だが、観光地化されていて、ちょっと興ざめ。
素のままの方がずっと良い。
しかし空が重い。
雲がすごい。
アロエ畑でアロエの花が咲いていた。
アロエって花咲くんだ~
三段壁。
なんか登れそうに見えてしまうんだけど、たぶん気のせい。
落ちたら死ぬらしい。
自殺の名所だそうです。
岩登りでは、ディープウォーターソロっていう分野?がありますよね。
そんなイメージ。
しかし、日本の海岸は、厳つい。
外国の海を知っていると、ちょっと痛そうで、近づきたい気分にはなれない。
私が好きなのはサンフランシスコの海。
ゴールドコーストの海岸や、ニュージーランドも良かった。
一番好きなのはやっぱりサンフランシスコ。
また夫と行きたい。
ホントは住みたい。
海は大きいな~
中学の頃、帆船での洋上研修に出たことがあり、自然の都合に合わせて暮らす船上の暮らしが気に入った。
けど、後で船乗りって女の子はなれないらしいということを聞いた。
たしかに閉鎖空間で、野郎に囲まれて暮らすのはなんか怖い。
でも当時は一等航海士にあこがれて、航海士になるつもりで、東海大学の資料を見たくらいだった。
規律はキライじゃないんだな。
理由がはっきりしているから。
船の上では、海水でお皿洗いしていた。
円月島。
これから、南方熊楠記念館に立ち寄って、ランチを食べて帰った。
熊楠記念館は非常によい所です。
訪れる甲斐があります。
何か募金をと思ったので、熊楠Tシャツお買い上げ・・・1800円。
こういうとき手ごろなグッズがあると助かる。
お金を落としてあげたいけど、不必要なものは買えないので、手ぬぐいが一番いいな。
南方熊楠の紹介サイト。
すごい日本人がいるとうれしいですね。
けど、海外に行かないとその凄さは日本人に理解されなかったのではないかと思う。
日本人は、海外から認められて初めて、同胞人の凄さを知る民族だ。
もう帰り。渋滞でとろとろ運転アゲイン・・・ 風車が凄くて、見えているだけで20くらいありました。
舅を降ろして、今夜のホテルへ。
当日予約した、ダイワロイネットホテル。二人で一泊なんと6140円! 一泊一人3000円強。安っ!
旅館は一泊2万円以上したのになぁ・・・
やっぱりお正月は都会で過ごすのがいいのかな?
上本町は再開発されてきれいになっている。
我が家(マンション)は、今は人に貸していないので、一年に一回くらいは、見に行かないといけない。
それでマンションの近くに宿を取ったのだ。
けど、この日も渋滞で遅くなり、やっと宿に着いたら、もう19時・・・ 撃沈。
宿から、ヨロヨロと今夜の食事場所を探しに行くと・・・
昔からある上本町の近鉄の隣に、出来たばかりの新歌舞伎座・・・こんなところに来たんだ~ 前は映画館だった。
ピカピカのファッションビルYUFURAも出来ていた。
中にうどんの老舗今井が入っていたので、問答無用で今井に決まり!
道頓堀にある有名店です。関東の人が来たら必ず連れて行く店。
出しが旨いんです・・・。さすが、”上方”って感じです。
で、今井で、自分にご褒美。 冬の月。これはフルーティで、コメの味がふくよかで、女性らしいお酒でした。
なので、ワイングラスで来た!山梨の蔓薔薇酵母のお酒、青こうと似ている感じでした。
お酒がとってもおいしかったので、これは!ということで、お酒リストを激写!
だって、おいしいのは見つけるところから苦労しないと行けないんですから・・・
私純米しか飲まないし。
旅館では純米酒などのこだわりのお酒は大抵おいていない。
たぶん、旅館に来る人は、酔うのが目的みたいなんだな。
舅なんて、朝から飲んでいるんだそうだ。ないなぁ・・・朝から飲む観光なんて。
ずいぶん価値観が違うことを感じさせられた。蟹食べて4万~5万円も払うなら、ハードシェルを買うなぁ~。 朝からお酒を飲んで酔いたいって思わないしなー。
確かに、最後に残るのは食い気かもしれないが・・・でも、良いものを少しでいい。
戦中世代は、モノに欠乏症があったから、そうなるのかもしれない。
祖母は戦前、ロシアの植民地でお手伝いさんがいた時代が忘れられない幸福な時代だそうだった。
そこから焼け野原の日本に帰ってきたら、それはショックだろう・・・
しかし、今日の日本を作り上げた人たちは、むしろ、その世代の人たちだ。
そういえば、舅も、”天皇”ではなく、”皇帝”と書いてある書簡に敏感に反応していた・・・
当時は皆が軍部に騙されていた。そして、皆が死に、皆が飢えた。その思いは物への執着に昇華したのかもしれない。祖母を考えるとそう思える。
夫は、白影泉を。これは酒飲み好みのコクのあるお酒だった。味が強いものと合う。
日本酒が好きだと言ったら、ラベルも見せに来てくれた♪
ここの店長?のお兄さんは素晴らしい!
一介のお客にもてなしの心で、色々と日本酒のうんちくを語ってくれた。
田植えまでして、酒元との関係を築いているのだそうです。
さすが老舗今井。
うどんすきとかもっと高いものを頼めばよかったんだけど、私たちはお腹はそんなに空いていないので、普通に定食。
木の葉丼と小うどん。夫は天どんと小うどん。
出し巻き卵も追加して、さらに日本酒を追加して、ちびちびやって大満足。
放蕩向きじゃない我々。締めて5000円くらいだった。
これ、剣菱なんだけど、黒松剣菱というので、おいしかった。
剣菱、普段は飲まない。灘のお酒は灘の味がする。シャルドネがシャルドネの味みたいな感じ。
シャルドネもサンフランシスコで味に慣れてしまい、シャルドネをそんなに飲みたいと思わない。
白ワインなら、ソーヴィニヨンブランが好き。
甲州種もギスギスした感じがあまり好きでなかったが、スパークリングにしたり、黄色香をつけたものは従来の甲州と違っていて意外だった。
ま、味を覚えるのも一つだが、先入観になってしまってはいけないってことですね。
この黒松剣菱は男臭い酒です。
フルーティなのを飲みたいと言ったら、出してくれたお酒。
赤米(古代米)で作ったお酒。
これはコメの香りがすごかった。色もきれいで、女性を酔わせるために出す、お酒って感じでした。
夫といい気分になって帰りました☆
テイスティングで、サービスで出してくれたものです。お兄さん、ありがとう!!
伊根満開。すごくおいしかった。
舌が肥えてこまりますねー(笑)
私は、グラスが洗えていないのとかも、嗅げてしまうので、利き酒とかしたらいいのかも?
ホント、色々と敏感でこまります。風邪引いた人が近くにいると分かる。とか、色々。ぺリオの人もすぐわかる。
醸造用アルコールも分かる。樽香着きすぎたのも分かる。
酸っぱくなったワインも当然だが分かる。
上本町近辺は、再開発で色々スーパーが出来て、暮らしやすくなっていた・・・
住んでいた頃は、だいぶ廃れて、老人の町って感じだったのにな~
マンションの新しいのが一杯。
ファッションビルも出来て華やか。けど、ぐるっと一周したけど、もう欲しいものってあまりない・・・
買っても用途がないからな~。
デザートに、普通のスーパーで、ゴディバのアイス400円。
夫とホテルでTVを見ながら食べた。
今井とホテルでアイスを食べていたのが一番幸せだった。
TVで、『世界の果ての通学路』と言うのをやっていて、子供たちに感動。
宇宙飛行士の若田さんと作家の平野さんの対談もおもしろかった。
宇宙に行くのに女性クルーがいたらややこしいのだろうか?
山は夫婦登山は難しいという意見が多い。
私は夫婦登山が一番好きだけどなぁ・・・
夫は行けないところに行くようになってしまったから、困っている。
翌朝、マンションをちょっとチェックして、近くの高津神社(こうずじんじゃ)に立ち寄って初詣。
お稲荷さんも併設。
この神社は解放的で先進的なので良く知られていて、色々な会に門戸を開いているので、お話の会やヨガの会などの催しものがたくさん掲示されていた。
以前はテノール歌手が来たりしていた。
マンションから徒歩5分。この神社があるおかげで緑が保たれている。
しかし、お正月だけど、ひとりしか華やかな装いをした人がいなかった。
昔は着物を着たり、おせちを食べたりと特別な日だったが、今はそんな人はなかなかいない。
伝統の崩壊は加速中だ。
と言っても私も、着物を着ようと思っても着れない。
祖母は一人で着物が着れたし、母は免状を持っている。お花もお茶もお着物も。でも何一つ、娘にはハンドダウンされていない。母が私に要求したのは、お受験であって、幼稚園からお受験している。塾に入ったことはないが、お受験はベテランだ。
そういうわけで、子供時代には子供時代にしかできない時間の過ごし方をする方が良い、という意見をもつ、大人になるに至った(笑)。
私は子供時代に子供時間を持てなかったので、今自分の好きに趣味を極めて、子供時間を過ごしている。どちらが良いかといえば、子供の時に子供時間を過ごす方が良いと思うが、今現在、人もうらやむ環境にあることは否めない。
どうも山ばっかり行っててスミマセンっ!
でもなー、山も嵩じると、色々と大変ですよ。
パートナー探しとか・・・リスク回避とか・・・
遊びで死んだら、遊びじゃないですから、もう。
大人は、すーぐ勘違いしますからね!
子供と違って。
帰りは中央アルプスや南ア方面は、どんより。
八ヶ岳も見えていなかった。
やっと富士山が見えるとホッとする。
もう都会に戻れなくなっているみたいなんだな~ どうしようっ・・・(汗)
都会でしか生きれないと思っていたのに。スーツ来て、パソコン持って、梅田を闊歩する人だった。1か月も海外出張だったり、東京まで明日行きますだったり、メール1日1700通だったりした、あの頃はもうはるか遠い。 人間の適応力ってすごいですね。
ただいま富士山 |
美味しそうな写真が よぉけ載ってますねぇ♪
ReplyDelete大したことやないんですけど、私、光明池に約25年住んでたんです。なので、ちょっと、「おっ!」と思いました。
時々一緒に沢登りに行く人が、正月の所属山岳会の雪山で結構大変やったみたいで、
ニュースなどには表沙汰にならない「大変なこと」が一杯あるんやなぁ、そうゆう情報こそ共有して欲しいなぁ
なんて思いました。
Anyway, happy new year♪
それは気にになりますね~! ひやりはっと事件ですか。 やはり、多くの人がアブナイ橋を渡っているのですね・・・。 毎年、冬山後は遭難情報を調べますが、今年はどうだったのかな・・・
Delete光明池25年ですか! 今あの辺ブレイクしていて、人口増加率No1だったと思いますよ~。大阪にマンションがあるのですが、住んでくれる人募集中です・・・
ひやりはっとを越えてました。ユビ切らなあかんかもって人が居るって聞いたし。
Deleteブレイクは隣の和泉中央では?
泉北ニュータウンは20年前と比べると やっぱり寂れてる感が否めないです。
いい借り手が見つかりますように。
もし見つからなくて、でも、たまに管理してくれる人が居れば、Airnbの宿にしちゃったら どないです?
そんなに大変な事件が起こったんですか!ますます気になりますね。そういう事故は詳細を分かち合うことで、皆の危機意識を高め、安全登山が進展すると思うのですが、なかなかそうもいかないみたいですね・・・ それでますます、無意識→無謀が増える。
Delete泉中央も光明池も同じ感覚でいたんですが、地元の人には違う場所なんですかね(笑)? しかしバブル期のリゾート開発で買い手がつかないリゾートマンション、和泉中央やららぽーとの活気、上本町の再開発と、明暗を感じる旅でした。日本は豊かで、土地もお金も余っているみたいでした。
余っていないのは希望、ポジティブマインド、そして、意欲、だけなのかな~って感じ。
和泉中央の活気が光明池にも好影響を与えてくれればいいなと思います。
Delete上本町も再開発しとるんですか、知らなんだー。
平日は新大阪と家の往復のみ。土日は山遊び となると大阪市内のことは仕事場の ほん近くのことしか分からない ということが分かりました。ま、えっか。
バブル期のリゾート開発といえば、ARAIが中華系資本で再開するそうです。塩漬けよりは随分いいなと思ってます。
リゾート地 一泊2万円 + 観光費用 3000円 = 23000円/人 → あんまりタノシクナイ
Delete大阪市内 一泊3千円+食事3000円 = 6000円/人 → なかなか良かった
という計算になった今回の旅でした。 大阪市内は私詳しいです。楽しいところもありますよ。商店街が残る下町エリアなどですね。梅田や難波、心斎橋はありきたりの繁華街です。でも大阪も空洞化が長く続いていますね。
都会にいた頃と、地方都市の山梨にいた頃とでは生活スタイルがまるっきり違います。
地下鉄通勤でマンションに住む人が人口の9割と言う都会と、車生活で戸建てが普通という生活はホントに行動様式がだいぶ違います。
山でも都会から来た人は自然をありがたがりますが、こちらの人は自然をありがたいもの、と思う感性があまりなく、環境破壊は当然です。自然の美しさって守る対象とは思っていないんですね。
どちらかというと、寒さ暑さに代表されるように、人間に必要な快適さに対して、邪魔なもの、という位置づけ。なので、だいぶ価値観にも差があります。