Monday, September 16, 2013

テント泊の秘密・・・

今日は午前中台風でしたが、午後には上がりました。とりあえず、先週借りたテント泊の本を返しに図書館へ。

テント泊縦走を始めてみたい方は、ぜひテキトーな書籍を5、6冊読んで、家でテントは張ってみて、やってみたらいいと思います。

連泊のテント泊縦走、やってみたら、あっけないくらいに簡単なことでした。

新たな境地に目覚めた私です。

その新たな境地とは、な~んだ、というようなあっけなさを伴ったものです。

テント泊縦走って快適です。一体なぜこのように快適な旅を、大変なことだと勘違いしてしまったのかしら?



先週は、すでに読んだことがあるテント泊関係の本をごっそり借りてきた。・・・のは、再読して確認したかったのかな・・・この感触の差を。

テント泊縦走は、重荷を背負ったツラくて苦痛な長旅ではなく、ただただワンダラスで快適な旅でした。ソロの危険もアルプスなんだから無し。

新たな心境で、テント泊の本に目を通すと、そもそもの誤解の発端は、「テント泊縦走するには20~30kgの重荷を担がなければならない」という部分にありそうでした。どの本にもそうあるのです。

実は、私が背負ったのはたぶん14~15kg。最大時で16kgでしょう。帰宅してザックを測ったら、12kgしかなかったのですから。

特段、軽量化していませんが、無駄なものは持ち歩かない性分です。食事も夏だから腐るので、凝ったものは持ち歩いていませんし。

そして、この重さがどれくらい堪えるか?個人差があると思うのですが、30kgなんて、よほどの山岳部の人でも苦行になりそうだと思うのですが、どうなんでしょう?

小屋のバイトの屈強な若い男性でも、28kgなんか担いで5時間も歩くと肩が先に悲鳴を上げると言っていましたが・・・若くて健康な男性でも快適に担げるのは、20kgがせいぜいではないかしら・・・ 

というか軽量化できるなら、どんな体力の人にとっても軽いほうがいいし。

私は自分の歩荷力、どれくらいか分からないので、心して、春ごろは歩荷訓練しましたが、もしかして、しなくても、15kgなら最初から担げたのかもしれないなぁ…。

ずっと前に金峰山の話を登山者のおばさんにされました。「7時間!タイヘンよ~!」 それで、金峰山は長らく敬遠していました。 でも、真冬に行ったら、金峰山、タイヘンどころか、とっても快適でした。

新穂高で温泉に浸かっていたら、霞から降りてきたという登山者のおばさんは、「12kgが限界!」と力説。 長年歩いていて、強そうなおばさんでも、そうなのか~ じゃあ、文系のアタシなんて・・・と思ったのですが、しばらく担いでいると12kgって私にとっては歩行ペースを遅くするような重さではなかった。

初めて登った北岳は7時間の登りと言われてビビっていたけど、5時間しかかからなかった。
遠見尾根は標準コースタイム6時間ですけど、そんなにかかったことありません。4時間半だよなぁ。

なんだか、情報に、キャリブレーションが必要なのかもしれない?  

まぁそんなこんなで、やってみたら、周囲が言うような3Kのキツイ、キタナイ、キケンではなかった。

そういうわけで、テント泊での縦走にも、単独行=ソロにも納得感を深めました。

…というか、なぜ雑誌『Peaks』系は、ソロでのテント泊縦走がメインなのかについて正確に理解しました。

それはその山行形態が一番合理的だからなんだな。

体力・資力・時間の関係で。仕事で忙しいから組織だってやっている暇がないし。

…と深く納得しました。

山ガールなんてもう古いと都会の山道具屋は言います。

「連れて行ってもらう」先を探す人より、「山の技術を身に着ける」ことに興味がある人が多いみたい・・・

そんな人たちがステップアップしても受け皿がない・・・

・・・というわけで、スポーツクライミングに流れていくんだろうなぁ。

グレードさえあげておけば、いずれ機会が来た時に、その力は邪魔にも無駄にもならないわけですし。

今の時代、受け皿はクライミングジムしかないわけで・・・

私なんかは、山、ほとんど悪ノリ的な感じ(笑) 何かにかこつけてヤマ! 今日だって「ランチ何にする?」 「あ!山食研究で、マルタイ棒ラーメン!」そんな感じです。

これは以前はバレエだったり、温泉、だったわけで、趣味なんて、そんなものかもしれません。
 

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