金峰山と甲武信ヶ岳の大縦走! テント泊。いや~楽しかった!
昨日は朝5時に出発して、夕方19時に下山しました(笑)行動時間14時間!MY最長記録更新です。
今回のこのお山…すごく楽しかったのと初めて山友達と歩いたのが、とても大きな収穫でした。持つべきものは山にハマっている山友達。
長い行動時間でしたが、疲れの方は、核心は長時間行動だと思って、体力配分に考慮したので、下山時はそれほどでもなく、長時間の山歩きに自信を深めました。
残念だったのは、シャクナゲ。十文字峠のあたりは最盛期を過ぎたころでしたが、金峰山や甲武信では、まだ開花は10日ほど早かったようでした。また見に行かなくては。
■ 核心は長時間行動
「核心は、”帰りの車の運転の余力”ね!」
そう…金峰山と甲武信ヶ岳の縦走は、長いのです。
対策は体力配分と軽量化。長さを理解していたので、軽量化していき、テント泊ですが、ザックは12kg程度。
結果、快適に縦走終了できました☆ パチパチ☆
この縦走は、去年廻り目平の金峰山荘に宿泊して、金峰山と甲武信ヶ岳をダブルで登頂したときに、ぜひ来年!と思っていました。
金峰山に登るルートはいくつかありますが、その中でも夫と二人で私が最初に登ったのが、この去年の廻り目平からの道、川上ルート。
川上ルートは、麓には岩登りのゲレンデと焚火ができるキャンプ場があり、沢沿いで始まる登山道は、シャクナゲのトンネルに突入し、清潔で整った金峰山小屋があり、最後は岩とハイ松で終わる、楽しい道です。この道のシャクナゲの密林が素晴らしく、ぜひシャクナゲの頃に再来したい!と思ったのでした。今年ぜひ!と思っていたので、この週末に敢行!です。
ほとんどの人は、金峰山には、大弛峠からの2時間半の最短ルートで登ります。私は、金峰山には、この川上ルート、増富ルート、黒平ルート、の順で登っています。最後に残った大弛ルートを今度はやっつけてしまいたい!のでした(笑)。
そうすると2時間半の道をピストンでは楽すぎるので、縦走して甲武信まで行きたいですね。甲武信からは下山ルートは3つ取れます。南面の西沢渓谷の方に降りるルートもありますが、車の便を考えると、北面です。やさしいのが千曲川ルート、難しいのが十文字峠ルート。前回、千曲川ルートでは登っているので、今回はそのルートはエスケープとし、十文字峠へ下ることにしました。
余談ですが、後は西沢からの道を登ったら終わりですが、これ、沢の下山で使うだろうと、取ってあるんです(笑)東沢釜の沢。1泊二日で誰か誘ってくれないですかね?沢は一人ではいけない。
■ テント泊で行く縦走
初日は、大弛峠まで。テント泊です。翌日は、国師岳から甲武信岳を経て下山。 途中、数えきれないくらいの小ピークをいくつも跨ぎます。
2日目が、歩くだけで休憩をはさまず、11時間強、と長いのが核心なので、初日は、できれば、少し奥まで足を延ばしたいのでしたが、結局、未踏ルートで夕暮れにテントサイトを探すより、安全パイの…ということで、テントは、今回は、大弛峠で妥協しました。大弛峠は、事前の情報収集で、小屋の人に脅されたほどは混雑しておらず、テントサイトにも空きがありました。ただココは車で入れる峠なので世俗的な場所です。山好きにはウケない…。
私たちは、初日は体力温存して、のんびり行くことにし、7時に川上村を出て、10時半に金峰山荘で食事をいただき、15時に大弛峠のテントサイトに着きました。16時から宴会で、20時消灯、と”正しい山時間”(笑)です。
翌日は、4時前に起きて5時出発。国師ヶ岳を経て、甲武信ヶ岳へ行く道は、生と死が感じられる森です。日当たりが良い、ほぼ東西に延びる稜線は樹林帯で、森の生活史が見えます。立ち枯れたエリアにはすぐ隣に稚樹がぐんぐん育つエリアがあり、それは成長して立派な木になった壮年期の森に続きます。壮年期の森の下には不思議なことに稚樹は少ないのです。そうした森の栄枯盛衰の様子が連なる小ピークと重なって、何度も現れ、少しも飽きさせない。ただ少し長いのです。この縦走の途中で、オコジョを見ました。
私たちは朝5時に大弛を出ると12時に甲武信小屋に着きました。7時間です。途中、丁寧に何度も小休憩をはさみました。バテが禁物なので…。
甲武信小屋からは、三宝山へのまき道を経て、三宝山、岩がすごい尻岩、武信白岩山などを経て十文字峠に下ります。この道は樹林帯だけではない、岩を両手でつかんで降りる場所もあり、よじ登るのが好きな人にも楽しめます。途中に鎖場が2か所あります。シャクナゲがよく咲いていて、この縦走ではやっとシャクナゲに会えた! 水場がないので、水は持たないといけませんね。
私たちは13時に甲武信小屋を出発し、十文字峠着が17時前。4時間かかりました。ラクラクコースの千曲川源流コースなら、すでに下山している時間です。
十文字峠はシャクナゲは最盛期を過ぎたようでしたが、知人に会ったり、山の会の人に声を掛けられたりで、思いもよらず、話が弾んで小1時間も長居してしまったので、十文字峠を出たのが18時。ヘッドライトつけての行進になるかと、ひやひやしながら、急ぎ足で下って、1時間で毛木平の駐車場に到着。
その後、車を取りに廻り目平まで戻り、19:40.営業時間は終ってはいたものの、ご親切に預かり、お風呂に入れてもらい、20時。自宅に着いたのは21時半、という結果でした。
長かったけれど、充実した楽しい旅でした。
廻り目平は、沢が美しいキャンプ場です。焚火もできるし、岩登りをする人と山登りをする人が楽しく共存できる環境で、ぜひ少し長めに滞在して、のんびりした休暇を楽しむのがよさそうなキャンプ場です。色々な楽しみ方ができるのでぜひ滞在型休暇を過ごすのがおすすめ。
詳細は次のページに書きます。
≪行動時間≫
DAY1
5am 須玉IC
7am 出発
11:30 金峰山山頂
15:00 大弛小屋
DAY2
5:00 出発
12:00 甲武信小屋
13:00 出発
17:00 十文字峠
18:00 出発
19:00 下山
≪料金≫
金峰山小屋 軽食 1000円 トイレ100円
大弛小屋 テント一人 600円 トイレ無料・水無料 コーヒー 300円
甲武信小屋 ビール500円 トイレ100円
十文字小屋 コーヒー 500円
金峰山荘 入浴料 400円 駐車料金通行料など 500円
合計 4000円
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