昨日は一日の大部分を無為に過ごしてしまった残念な日だった。単純な作戦ミスで、行った店が休みだったり、なんだりで時間が大幅に余ってしまったのだった。
スタバでもあればよかったんだけど、無いので、暇つぶしになってしまった。
■クライミングのこと
とりあえず、今月はクライミング強化月間にしたので、今日もまたジムへ。ヨガを教える日は同時にクライミングデーとすることにした。
というのは、ヨガとクライミングはとても相性の良いアクティビティだから。
クライマーにとってヨガが良いのは心をコントロールするからだと思う。さらに体の使い方に集中するので。ただし、その辺のヨガではなくて、アシュタンガ・ヨガのことを言っているんじゃないかと思うんだけど…。(実はアシュタンガはハーフ・プライマリーから全然進化していない。山で忙しかったのだ…汗)
私のクライミンググレードはまだ相変わらず5.8で、今日は初めてジムに来たサッカー少年二人組に早くも追い抜かれた。
ジムは今月3回目。前回は29手のトラバースが3回できた。今日はトラバースをムーブを考えながらやったら、2回は行けたけど、3回目はもう手の平が皮がむけそうで痛くてダメ。休み休み1時間半ほど。寝ている壁なら足でなんとかなるけど、かぶっている壁だと腕力と言うより、指力で指が負けてしまう。
ちゃんとダイアゴナルを教えてもらっていなかったので、初心者の講習に便乗してムーブを教えてもらった。私は腕を伸ばしているつもりでもあまり伸ばし切っていなかったらしい。ちゃんとトラバースのホールドの形状から体の向きがどうあるべきかを見てみると、正対からキョン足に交互に変わるだけで何の特殊なムーブも要らないのだった…。今頃再発見…(汗)でも外岩でこんなムーブ、一体するのかしら?
課題: 腕を伸ばして、腰を低く降ろす。
取り付く前にムーブを組み立てる。ホールドの向き=体の向き。
でも、この課題、ムーブ完全無視だと3回はできるわけで、考え始めると長い時間ホールドにぶら下がっているために、すぐ手がダメになる。つまりスピードがあればできる課題で、私の腕(というか指)はもうともかく短時間しか耐えられないってこと。正しくないムーブでもなんでも時間が短時間の方が良い。
課題: 指力
ムーブを即座に解決する力
が必要なわけだが、考えてみたら、誰だって同じで、今日の初心者のサッカー少年らはムーブはめちゃくちゃだったが指も腕力も十分あるため、もう黄色課題に行ってしまった…。私はピンク課題は全部の壁のが出来るので、黄色課題より先にトラバースのほうが重要かなって感じで、長い番手をこなせるように頑張る予定です・・・(ため息)。
■ 城山
城山の誘いを受けているのだけれど、これがまた…まだ私には早いんじゃないかと思うんだけど、どうなのでしょうか? どなたか教えてください。
この岩場は5.7と5.8のルートは少ししかない。
≪5.7のルート≫
・クッキング・ワールド : 北壁の上にある小さな岩。 ルートはすべて短い。見晴らしと日当たりが良い。
イタリアン・ジェラート(5.8)
傾斜の緩いフェイス。5.7-6程度に感じる。
・ワイルドボア・ゴージ:傾斜地の林の中の側壁。 日当たりや眺めは悪い。落石が頻発。 風の通り道なのでとくに冬は風が吹くと寒い。ルートは少しかぶった長いものが多い。 下にはルーフのエリアもある
スローピー(5.7)
≪5.8のルート≫
・南壁: 高さが100m近くありそうな大岩壁。 南壁と東南壁は日当たりも良く、風さえなければ冬でも暖かい。 南壁と東南壁の傾斜は緩く、核心部は短く、前後で十分休めるルートが多い。 ハング越えのあるルートでも乗り越してしまえばたいてい休めます。 スラブっぽいのが嫌いでないなら楽しめます。 上で人が登っている時には常に落石の危険がある。
ホーム・ボーイ(5.8) 最後のボルトが少し遠い。
とんとん拍子(5.8) やさしめのフェース。
・チューブ・ロック: 小さな岩。 日当たりが良く、暖かい。
イスタンブール(5.8) ・傾斜の無い立体的なフェイスのようなルート。
・ライオン・ボトム: 垂直な壁。 穴とさじですくい取ったような浅いくぼみが特徴。 風が吹いていること が多い。
サンタムール(5.8) 傾斜のねたフェイス。下部の小さなハングが核心。
・ポンポコ・ランド: 北向きのこじんまりとした岩場。 壁の傾斜は垂直以下。
牡丹(5.8) 最初以外はガバばかりで5.8は感じなかった。
以上8本。
大体ジムで8本分も登っているか?というと登っていないと思うので、こんなに要らないと言えばイラナイんじゃないかともいえる。
しかし、ジム壁で5.8の人は外壁だったら5.9くらいのスキルがいるんじゃないか?って気もする。
というわけで現在、突然の腹痛になるべきかどうか検討中(笑)。誰か分かる人教えて下さい。
イタリアンジェラート、イスタンブールの2本で今日はもうおしまいっていう可能性が濃厚だと思う。まぁ人が登るのを見ているだけでも勉強になるんだろうけど。
■ 夢中になれないワケ
クライミングが私にとって微妙に熱中の対象にならないのは、クライミングという活動が、山登りにとってはなんとなくノルマ消費に近い感覚だからだ。
山登りをなぜしているかというと、趣味のバレエが充実できないからで…でも、考えてみたら、ジムの1か月券でバレエのレッスンを毎週取れるわけである(まぁ内容的に不満があるにせよ)
というわけで元を正してしまうと、私にとっては、代償の大きすぎるノルマで同じ金額をどうせなら、ヨガのアシュタンガのクラスを取るのに費やした方が私の人生にとって役立ちそうではある。
今まで山がひと段落するまで、と延ばし延ばしにしているアシュタンガ・・・
まぁもう今月は出してしまったからどんどんクライミング熱を上げるべし、なんだけど。
とはいえ、クライミングがキライというわけではなく、親子で登っていたりするといいなぁ楽しそうだなぁって思う。
・・・のは、クライミングが基本的に何の役にも立たない技術だからだ。
私はもともと昔から役に立たないもの、に価値を見出すのが好き。大体、学生時代は、大型ごみの収集日に間谷住宅を徘徊して人々に捨てられた価値の中に新しい存在価値を見出すのが趣味だった。小さなタンスには青いペンキを塗ってイギリス風に飾りをペイントした。柳のベッドのヘッドボードを無味乾燥な鉄のベットのヘッドに差し込んだらあーら不思議、高級ベッドに早変わり。
というわけで、私の作品はもらいたがる後輩が一杯で、もしかしたらまだ学生寮に残っているかもしれない。
というわけでクライミングのような何の役にも立たない活動をするのは嫌ではないんだけど、何が困るかっていうと、私は高いところに登って、「どうだ!」というタイプではないらしいってことだ。
最近、クライミングよりもともと好きだったヨガのほうをしたいのに、なんだか成り行き上、クライミングに資本は流れていて、どうしたもんかという感じ。
もちろん、ヨガはクライミングに役立つけど、クライミングはヨガには一切役立たない。
最初は腕力が付けばアームスタンドのポーズがやりやすいかと期待したけれど、最近は腕は全然パンプしないので(腕より指がダメになるのが先なので)、やっぱり何の役にも立たない。
それで、まぁイモトも通った道なら通るけど、雪稜にどう岩が役立つんだろうなぁ… 沢なら役立つのはなんとなくわかったから沢のためにはもう少し登れたらいいなっては思うけど…
とはいえ、こういう事を考えず、成果を求めず、ただ粛々とやり続けることを求めるのはヨガも同じだ。
まぁ考えてみたら、ヨガのポーズができたところで、実際のところ何の役にも立たない。それどころかヨガのポーズはクライミングと違って死んだりはしないけれど、同じくらい体を痛める可能性がある。
ので、クライミングもヨガもどっこいどっこいのアクティビティではある。ただそれを言ってしまったら、あらゆる趣味が同じなんだけど…バレエだって何の役にも立たないので。
ただ無心に目の前の課題に取り組むこと
が課題ってことなのかな?つべこべ言わず。
結果や成果を約束されなければやらないのであれば、努力とは言えないのだから。
いや、実は単純にどっちが好きか?って問題なのかもしれない
山>ヨガ>クライミング なのに、 クライミング>ヨガ>山
になっている・・・ プライオリティの問題なのかもしれない。
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