Tuesday, April 14, 2015

夏合宿に向けて体を整えるには?

■夏仕様の自分になるには?

引き続き、というか、ボケーっと資料を見ていたら、ふと、

 本番は春もだけど、夏もだよな・・・

と思いました。

夏の本チャンルートに向けて、どれだけ消化できるかは、諸事情によりけりでしょうが、きちんと計画を立てておくに越したことはありません。

そこで、

  •  8月のお盆期間が本番と仮定して(←混んでいるのでおススメではない時期です)
  •  そこで行きたいルートに行ける自分になるためにどうしたらよいか?


の検討です。

■ 岩の回数はトータル15回

資料を見ると、3月スタートで、数えて、8月中旬の本チャンルートまでに、

 三つ峠 3回
 易しい岩登りのゲレンデ 8回
 フリーのマルチピッチ 4回

となっています。トータル15回です。しかも、このガイドツアーが遠くから来ているせいかもしれませんが、

 三つ峠 テント泊自炊

です。三つ峠ってテント泊たしか禁止だったと思うのですけど・・・。でもテント泊すれば、より本チャンに近くなるのは事実ですね。

フリーのマルチはトレーニングと言う位置づけより、ご褒美という位置づけのほうが強いかもしれませんが、なんと15回を半分にすると、ベテランヨセミテさんに勧められたように、約7回の山行になります。

■ 妥協プラン

15山行も行けるのはガイドさんだからで、一般にお勤めがあると岩や山に費やせるのは、土日だけと思いますから、妥協プランを作らないといけません。

現在は4月中旬ですから、8月中旬までには、約4か月。÷4すれば一か月のペースが出ます。

つまり、先ほどの回数を一か月に割りますと

 一か月に1回のペースで三つ峠
       2回のペースで易しい岩場

となりますが・・・このスケジュールをこなせるか というと、どうなのでしょうか?!

たった4回しかない週末のうち3回が岩でつぶれてしまう・・・のは、忙しい社会人のスケジュールとしては、現実的ではないかもしれません(^^;)

それに、前述したように岩ばかりだと、歩くほうが弱くなり、あまり良いことではありませんので。

というわけで、妥協ポイントを探すことになりますが、

 半分にすれば7山行

となるので、その路線で一応頑張ってみます。それはつまり、一応頑張ってみて

 その時点でついている実力に見合った本チャンルートに行けばよい

ということです。

■ 折衷した案

というわけで、8月までに 半分にしつつ、本チャンゲレンデの三つ峠を重視したプランです。

≪本チャンまでのプラン例≫

  •  3回の三つ峠
  •  4回の外岩 (含む小川山 暑いから)
  •  残4回は各自クライミングジムで妥協


というものです(笑) 何しろ、初心者の去年だって前穂北尾根に行く前までに、

 三つ峠 3回
 十二ヶ岳の岩場 5回
 その他フリーのゲレンデ 8回

行っています・・・ 人工壁は数えられません。回数券2枚半分(11回券、営業ジムを除く)。まぁ、なんと去年は努力したことでしょう!

プランの話に戻りますと、ヨセミテさんにご教示いただいている、三つ峠プラン(6~7回通って、一日9ピッチラクラクを目指す。ピッチ数にして50~60ピッチ)をおよそ半分にペースダウンしたような形になります。

つまり、1年で四尾根ではなく、2年かければ四尾根に行けるくらいロープワークも習熟するかも?
ですね~! 

50~60ピッチというピッチ数は一つの習熟の目安になると思いますので、人工壁でもトップロープでローワーダウンだけやらず、リード・フォローをするとよいと思います。

これだって、パートナーとのスケジュール合わせでは、実現するかどうか怪しいものです。

■ 安上がりだけど、時間がかかる

ちなみに、ですが、これがガイドツアーだといくらかかるか?

 三つ峠 テント泊 3.5万円
 外岩  1.5万円
 本チャン 5~6万円

先ほどの妥協したプランにしますと・・・

 3.5×3=13.5 
 1.5×4=6
 ジム2000円 ×4 =0.8

と約20万円強の出費です。 しかも、これらはガイド主催の山行なので、

 実際のロープワークはセカンド専門だけでリードはないかもしれない

のです!!! 

岩に連れて行ってくれるリーダークラスの人々は、全部ボランティアですから、

 なんてありがたい存在なのでしょう!!! 

■自分でコントロールできないこと vs できること

夏までに、三つ峠や十二ヶ岳の岩場、あるいは小川山が何山行稼げるか?は、

 パートナーの有無次第

です。つまり、

 自分でコントロールできないこと

です。

自分でコントロールできないことに気持ちを傾けるのは、精神衛生的にあんまりよい作戦ではありませんから

 ストレスをためないように。

念のため・・・(笑)

ま、結局、

 トレーニング不足から本チャンには行けない、

ということに帰結しますが、要は

 今ある力で行けるところに行けばいい

だけですから! 

行けるところに行く、は、負け惜しみではなくて命を守る基本かもしれません。

≪二部作の前の記事≫
GWへ向けて体を整えるには?
本チャンむけ練習メニュー
ロープを出しても遅くならない人を目指す会
バリエーションに一緒に行くためのABC
17Pにどれくらい時間がかかるだろうか?
アルパイン0.5年生ですべきこと

8 comments:

  1. 沢登りに行く間、あらしまへんやーーーん♪

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    1. ねぇ~(笑) ま、それだけ本チャンへの道のりは厳しい~ってことですね。間にご褒美を入れると、本チャンはさらに遠のくわけで。

      月2回の沢、月2回の岩で、4回の週末がすべてつぶれると言うことは、普通の山は自分一人で行ってテキトーにトレーニングしてね~って意味ですよね(笑)

      今年は沢山行をつぶさないよう、頑張ります!

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    2. 土日祝休雇われ人と仮定すると
      GW、海の日、お盆、シルバーウィーク、体育の日、勤労感謝の日 なんかが
      連休になる人が多数派と思いますけど、
      Kinnyさんは、連休は もちろん夫さんと?(^^;)

      私の妻は そんなに山が好きというわけでもないし、
      チビらは既に敬遠しているので
      家庭と山と仕事の両立(3立?)が課題です。

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    3. だんなさんは、なんと!今年から、連休も奴隷だそうです・・・(--;) お気の毒ですねぇ。 代わりに平日に代休が取れる”かも”しれないそうですが、たぶん、”かも”でおわりそうです。 1~2年目は、酷使された上に給与も下がるんですって~

      というわけで、ほとんど未亡人ですから。両立しなくてはならないのは、倹約&仕事&山です。

      私にとっては、時間がかかっても安い山が良い山です(笑)

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    4. 「時間がかかっても安い山」…青春まっさかりっすね♪

      ってゆうか、あんなにたくさんロープ持ってて、アイスクライミングもしてて、アイススクリューもあって、もー めっちゃ銭かかってますやん。

      勝てるのはリングボルトの数だけ…

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    5. ホントそうですよ! ロープは会の備品がないし、自前のをもっていないと、”これいつのん?”です。

      おまけに、ゲレンデで、貸したら、人の物だと思って、超・雑な使い方するんで、自衛用にシングルは買ったんですよ。85kgの人がぶら下がってきますから(汗)。勘弁してほしいです。ホントに。

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    6. 一緒に行く約束する前に「ロープ使用料もらうね♪」ってゆわはったらよろしやん。

      (例)「10円/kg×ぶら下がった秒数÷10」、85kgの人が1分間ぶら下がったら、85×10×60÷10=5100円也。

      かわりばんこに お互いの使うんやったらええけど。

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    7. そもそも、離陸からハングドッグしているのが普通の人はクライマーとは言えないので、一緒に行くこと自体が辞めておいた方が良いのかもですよねぇ・・・ 

      某ガイドさんのサイトにも体重75kg以上の人は・・・と書いてありましたし。

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