■山仲間を見つける難しさ…
山と私は相思相愛。でも、山仲間ってのは、なかなか相思相愛にはならないもの…
山仲間を探すことのむずかしさは…とても一言では言い表せません(笑)。
■ 直感の選択 vs 合理性の選択
何かを選ぶとき、私はあまり選択肢を必要としないタイプです。結婚したときだって、ピーンと来た!というだけで結婚しました(笑)
選択には直感系と合理系があります。
直感系の選択は、直観が正解を教えるものなのでシンプルです。直観に従うべし。どんな選択にもネガティブ要素はつきものですが、それらは受け入れ解決していく対象であって、欠点として避ける対象にはなりません。正解を選ぶと言うより、選んだものを正解にしていくプロセスです。
一方で、合理系の選択は、選択肢を準備するのにも大変な労力を要します。分かりやすいのは、会社などで、相みつを取りますよね。相見積もりです。複数の箇所から見積もりを取って比較する。だから、色々な選択肢の中から選ぶことになり、選択肢の準備そのものに時間がかかります。
■ いかに使い分けるか?
・直感による選択
・合理性による選択
は使い分けが必要です。で、問題はどう使い分けるか?です。
選択した結果、間違った選択肢を選びやすいのは合理系です。人間は合理的な生き物ではないからです。
たとえば、企業活動のようなドライな感情系においては、相みつは取るべきと思いますが、たとえば、結婚相手を選ぶというようなウエットな感情系の選択の場合は合理的選択は、すでに選択肢としてさえ成立していないことがあります。
たとえば、Aさん、Bさんと結婚した場合の、メリット&デメリットを比較して選ぶ…という思想では、肝心の結婚生活で幸せになれません。・・・のは自明のことでしょう…比較するということが可能な時点で、どちらも愛していない(失笑)。
(ちなみにこのような場合はどちらをも選ぶべきではありません)
つまり、このように合理的選択は、ウエット系選択では、本質を見失わさせるというリスクがあります。
ドライ系というのは、今晩夕飯に何を食べようかとか、カメラはどっちを買うべきかとか、などの選択肢です。
ドライ系 ⇒ 合理的選択OK
ウエット系 ⇒ 直感系選択がむしろ合う
困ったことは、人生における選択は、ほとんどがウエット系ということです。 それをドライ系でやろうとすると、人生には後悔が多くなります。
例えるなら、受験する大学を偏差値と合格可能性で選ぶのがドライ系の合理的選択、行きたい大学を選ぶのがウエット系の直感系選択です。
(余談ですが、今時の若い人は、指導者も含めほとんどドライ系の選択を当然としており、それでは幸せは遠のくばかりです…。大学くらい行きたいところに行くべし。)
■ 山仲間さがし
私は、雪稜と沢に特に興味があるので、今行っている以上の山に行きたい場合は、仲間が必要です。
どこか山の会に所属するべきだとは思うのですが…これがまた混迷中です。
というのは、山岳総合センターに行ってしまったからですね。迷いの始まりはココから。
山仲間というのは、典型的な、ウエット系選択をすべき種類のものだと思います。
なぜなら、仲間ニアイコール友達、ですからねぇ…
実際、友達っていうのは、普通誰しもそんなに深く考えずに、ウエット系選択をしているものでしょう。
平たく言えば、好きか、キライか、です。好き!っていうのが一番重要ですね。
というわけで、山の仲間は友達の延長線… だからやっぱり山仲間は好きな仲間と一緒に行くべきなんですね。
そこは根本なのに、根本が抑えられていない会(人)は多いようです。
なぜなら、信頼関係の一歩をまず最初から築いていないことが多いからです。
信頼関係の一歩は
1)連絡先の公開
連絡先がない=友達お断り状態。
連絡できないことにはそもそも互いに知り合いようもありません。
正直、山梨にはこのような会は多いです。たぶん、閉鎖的で古い体質であるということがうかがえます。
そして、次に重要なのがスピードです。
2)スピード
連絡して、1時間後に返事がある友達と、一週間たっても返事をくれない友達、どちらが好印象か?考えたらすぐ分かりますよね。
余談ですが、都会で普通に会社員で勤めていると24時間以内の返事はまったく早い方には入りません。私は会社では3時間後に返事をして「遅いっ!」と上司に叱られていました(汗)。当の上司は5秒後くらいには返事が… まぁあんまり速攻だと逆によっぽど暇だと思われるリスクもあります(笑)。
3)的確な内容
山岳会の入会希望者が知りたいようなことはたいていが同じようなもので、分かっていますし、逆に会の方が会員候補者に対して知りたいようなことも分かり切っています。
そこが的確に表現されているのは重要です。ズレているとそのズレの原因は何か?を想像させてしまいます。
≪入会希望者が知りたいこと≫
・活動の内容
・平均年齢
・例会の場所など対面できる方法
≪会員候補者について知りたいこと≫
・どのような山行をしたいのか
・どのようなレベルの登山者か
4)礼儀
まぁ当然ですが、失礼なことはすべきではありませんね~これから仲間になろうって人に(笑)
5)スムース性
とこれらがスムーズに行くか行かないか、は、相性発見の最大のものかもしれません。
小さなイライラや擦れ違いは、友達にしろ恋愛にしろ、恋を冷ます効果がありますよね。山岳会、山仲間の発見と言うのは、おおよそそれと同じようなものです。
■ 直感がいちばん!
とまぁ図らずも、相性の良い会の見つけ方、みたいな指南になってしまいましたが、もっともよいのは、直観に従う、ということだと思います。
恋人や結婚相手と同じで、一緒に行きたい!と思う人と行くのが一番楽しいのが山なんですから(笑)
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