Monday, October 7, 2013

お山が教えてくれること

■ 山が教えてくれること

私の登山は山梨での生活を充実させるためにやっています。

山が教えてくれたこと・・・ それは、与えられた境遇に感謝する、ということの意味。

山小屋暮らし・・・ハンデとみなすことも出来るし、特権とみなすこともできる。 ハンデなのか?特権なのか?は当人の見方が決めるに過ぎない。

これはどんなことにも言えます。感謝できるかどうかは、本人の見かた次第。モノの考え方の問題なのです。

”モノの見方”を変えれば、逆境は逆境ではなく、チャンスです。

■ 生かすという発想

見かたが変わると、今の環境でしかできないことを人はやり始めます。生かすという発想が生まれるわけですね。

今持てる資源を生かし切る。 人それぞれ、今持てる環境を生かし切って生きること、は、実はやろうとすると、結構難しいです。

生かし切ったかどうか、判別が難しいからです。大抵、与えられていた環境が失われてから、いかに恵まれていたのか気が付きます。

たとえば、私はバレエ天国の福岡・・・福岡がバレエ天国だということはバレエ砂漠の山梨に来て分かりました(笑)

当時、その環境を生かし切れていたかというと、生かしていましたが、8割くらいでしょうかね。

■ サボりと主体性の喪失

今年の夏は若い人と接して、サボったもの勝ち・・・サボった方が楽だ・・・という価値観に久しぶりに接して、私は本当にびっくりしました。特に高学歴の人たちにはその傾向が強いようです。

ただ、これって山ヤさんとは正反対の価値観です・・・実は(笑) 一般に山ヤってM系な人が多いので(笑) 楽をしたい人は山には来ないでしょう(笑)

普通、人はサボるのはとても難しいです・・・それはサボると 内なる自己が「サボったでしょー」と言うからですね(笑) 

やらねばならぬこと、やった方が良いと自分でわかっていることをやらない・・・のは、罪悪感との戦いとなる・・・。 

(実行する)vs(罪悪感)では、実行するほうが容易い。それを知ると、人間はあまりサボらないです。

ということは、サボったもん勝ちという価値観は、裏返せば、その人がやらされている、主体性なく生きている、という意味ですね。

主体性とは楽しさと表裏一体です。

本当に楽しいことをしたいときは、自分で考えてやらないとツマラナイ。

連れて行ってもらう山が愉シクナイのと同じですね。連れて行ってもらって楽しいのは一回目だけ。

主体性を持つこと・・・それは人生を楽しむ秘訣のようなものですね。そして、主体的に生き始めたときから生まれる、やるべきこと・・・ それは、人それぞれです、その人にはその人の課題があり、他の誰のとも違う・・・それが取り組むべきこと(人生の課題、ダルマ)ですね。逃げずに。

ちなみに、ダルマに取り組み始めると、運命が開けてくるとヨガは教えています。

そのダルマ(課題)は、人によってそれぞれです。 

その課題は、自分でわかっているものですよね。それに逃げずに取り組むべきだ、と教えてくれるのもまた山です。

・主体的に生きる
・自分の置かれた状況を生かし切る
・現在値を正確に把握する
・今のその強みを最大限に生かす
・そして、プロセスを大事にする
・苦手に直面しても逃げない

そうして たどり着く山頂では、感謝する、ということを学ぶことができます。

お山は人生のミニチュア版ですね。

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