先日、湯俣温泉に行って気が付いたのですが…
夫は危険に対する閾値が私より低い。 彼は私が危険だ、と感じるところを危険を認知しないで行ってしまいます。
でも、彼は私より好奇心は弱いです。
墳湯丘が二つあったので、もう少しあるかもしれないと「もうちょっと先まで行こうよ~」というと、「もういい」
好奇心では私の方が何倍も強いみたいです。彼の好奇心の無さは単純な怠惰の裏返しのようです。
夫:危険には閾値が低い 好奇心はあまりない
妻:危険には閾値が高い 好奇心がある
まぁ子供でも男の子はやんちゃですもんね。
私には弟がいたのですが、小さいころ、怪我をしているのは弟ばかりで、ベランダから落ちたり、椅子から落ちたり、ブランコから落ちたり、ハチの巣に手をツッこんで、蜂に刺されたり…一方の私はぜんぜん怪我をしたことがありません。もちろん、ブランコからは落ちましたけど・・・(笑)
きっと男性の遺伝子は、危険に対する認知が低いようにできているんでしょうね。そうでないと狩りに出て家族を養えない(笑)?
一方、はぐくむ性の女性は、少しの危険でも鋭敏に認知して、危険から子供や自分を守ろうとするのでしょう…
■ 岩には好奇心より危険を感じています
だから、私は岩登り、微妙に萌えていないんでしょうねぇ…私には岩に対する好奇心が全然芽生えていない。
逆に危険に対する認知はガンガンに高まっています。いや~岩はアブナイ…
いや、正確に言うと、アブナイくらいしかスキルがない人がやっていると本当にアブナイ!
みんな危ないと知らないでやっているのがアブナイ・・・ ロープワークに関しては習熟と言うことが必要なので、そうでない人が高い場所に居るととてもハラハラします・・・
夫を見てハラハラしているのと同じです。
■山は引き帰すことが可能
岩ではなく、山の危険はアブナイと感じたら、引き帰せばいいので…用心深いという女性の特性が生きる。
岩はダメ!と思っても引き帰せはしないです。何しろ降りる方が難しいのですから。
引き帰せる。(余談ですが引き帰すことを”敗退”といいます)
だから、私は山には危険をそんなに感じないんですね。引き帰せばいいじゃん。
私を山に向かわせるアクセルは好奇心と憧れ。ブレーキは危険の察知です。
■ 変な人
私、アメリカでも大阪でも思いましたけど、かなり他の人より用心深い。周囲の環境変化にピッと気が付くタイプです。変な人が向こうから歩いてきたらとりあえず道の反対側に避けます。
以前、梅田でものすごく背の高い男の人が、ウエストまで届く長い髪をして、パンツの線ギリギリの超ミニスカートにハイヒールで歩いていたのですが…その異様な光景に気が付いたのは私だけで…夫には肘鉄を食らわしたのに、彼は気が付かず。
同じように、難波の高級百貨店の立ち並ぶ地下街の交差点で、男性の浮浪者が下半身裸でしゃがみ、鼻くそをほじくりながら、地面に置いたマンガ本を熱心に読みふけっていたのですが、それにも夫は気が付かず。
まぁ都会では夫に限らず、誰もが自分の事に忙しくて、周囲のことには気を配っていないですけど…
その状況ってとってもシュールですよね・・・
私は子供のころから雨が降りそうだと頭痛がしてくるし、音や匂い、そういうものに敏感でした。今もナフタリンの匂いのするクローゼットから出したての洋服なんて着れないし、長い間タンスにしまっていた服もかゆくなるから着れない。湿度が上がるとすぐわかるし。
変なおじさんがいればすぐ気が付いてさけようとするし…そういえば、キャベツを頭に載せて商店街を歩いているおばさんがいたときも夫は気が付かなかったんだっけな~
でも、都会に居る変な人たちって…人の気持ちを引きたいから変な格好しているんでしょうか、それとも人を遠ざけるためなのでしょうか?
昔サンフランシスコにいた頃、救急救命に勤務する医師の友人は、フラミンゴ型のヘンテコ自転車に乗って、奇天烈な格好をして通勤していました。職業柄急いで職場に向かうことが多いのですが、そういうカッコをしているとみんなが避けてくれるんだそうです。
あ、そっか。私も山で変なカッコしたら、みんなが避けて通してくれるのかな(笑)?
っていうか山ガールファッションの奇抜さは、変な人より変になって人を遠ざける為?!なのかも?
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