Sunday, October 13, 2013

東沢釜ノ沢に行ってきました♪

週末は、東沢釜ノ沢に行っていました☆ 今回のヤマレコ

実は、東沢、登山初年度からいつか行きたいなと思っていました。でも、まぁ沢なんて登山一年生はもちろんできない。登山2年生の時(つまり去年)、奥多摩の海沢でツアーですが、沢デビューしたところでした。と言っても、実は海沢は、沢登りの種類に入るかどうか・・・? 遡行図の海沢にあるより手前の部分を遡行したのですが、泳ぐことはあっても、登ることはほとんどない沢でした。楽しく水と戯れる会でした。

そして、今年は芦川横沢に敗退の練習で連れて行ってもらいました。日帰り。

海沢 ⇒ 水に慣れる会 http://stps2snwmt.blogspot.jp/2013/06/blog-post_3.html
                 http://stps2snwmt.blogspot.jp/2012/07/blog-post_22.html

芦川 ⇒ 敗退の練習  http://stps2snwmt.blogspot.jp/2013/06/blog-post_23.html

これが私の沢経験のすべてなので、まぁ沢は完全初心者と言っても良い状況だったと思うのですが…
なので、沢を詰めてピークに立ち、尾根を降りるという本来の沢という意味では、今回がほとんど私の沢デビューって感じです。

これは勤労者山岳連盟の沢のぼり講習会だったのですが、なんと驚いたことに、参加者がたったの2名だったので、講師2名と相まってほぼマンツーマン指導?!

私にとっては、ほとんど、プライベートな山行と変わりなく、山の達人とご一緒出来、大変勉強になりました。いやなんというラッキー!

■ 沢は登る楽しみ

私は夏は尾根は暑いからヤダ、という理由で沢登りに興味があり、”岩に登りたいから”、という理由ではないのですが・・・岩登りはもう少しできるようになると、自分が思うような涼しくて楽しい沢登りもできるようになるかもしれません。

今回の沢は、水の中に積極的に足を入れることがなく、濡れることがほとんどない沢。まぁ秋なので濡れない方が寒くないということもあるのですが、素晴らしくきれいな沢なので、夏の暑いときに来て積極的に濡れて帰るのがいいのではないかと・・・(笑)

私はまだ乾いた外岩はデビューしていません・・・外岩、なんだかあんまりそそられていないんですよね。なんか岩って野心家の男性の世界のイメージで・・・(汗) 岩って固いし(まぁ当然か・・・^^;)
私は山登りは好きなんですが、岩と格闘して制覇したりしたくないし、記録とか興味ないし。

ボルジム通いも、縦走で突き指してしまい、しばらくお休みしていたため、登りも下手になり、またロープワークも講習会を主催したりしていた6、7月と比べ、すでにブランク2か月・・・ということで、今回の沢ではずいぶんトレーニング不足を感じさせられました。

・ロープワーク
・クライミング

は課題でした。でも、たぶん登るグレードとしては芦川横沢より楽だったような気がします。高度感などの関係で・・・ただトラバースは上に登るのより、私は得意みたいで、滑のスラブをスメアリングを聞かせて登るのはちょっと苦手で、最初の登りだしに長い時間がかかってしまいました。

でもパーティの中で一番弱い人=私、という状況は、上達したいな~と言う気持ちを沸かせますね。

今回は、

・滝登り(岩登り)
・地図読み

が特に勉強になりました。生活技術的なことは問題を感じませんでした。 

滝は3回ほど登る場面が出てきました。講師のお二人はもちろんフリーソロで登れるので、生徒の2人がロープを結び合って登るわけですが(もちろんリードは講師)、3回のうち、最初は

・リード&セカンド
・中間者(ラビットノットをロープ途中に作り、トップロープ状態で確保されながら登る)
・マッシャー + トップロープ(ラスト)

今回は私はビレイすることがなかったので、ATCは購入して行ったものの不用でした。
ラストだから支点を回収するだけ。

手順を思い出すのに良かったかも・・・しばらくやらないと忘れてしまいますね。

地図読みは、沢の出会いでの本流の選択方法。 コンパスでの本流と枝沢の方角確認。さらに先に出てきている地形の予期。

出会いは、たいていは尾根の終点で沢がぶつかっている場所になります。

コンパスを当てて、方角の他、流量や左右の地形などから本流を確認する。

東沢釜ノ沢東俣の場合、信州谷との合流点と、両門の滝との合流点、水師沢との合流点が主なチェックポイント・・・沢も尾根歩き同様、間違いやすいところをあらかじめチェックしていくと良いですね。

そのことを理解できたのが今回の収穫かな?
あとは私にとっては退屈極まりない岩(というかボルジム通い)も少しは続けないとダメね、という諦観?! 

というのも、基本的に私は”自然”に魅了されているのであって、”自分”とか、”達成感”に魅了されているわけではないんだってことを感じました。

もちろん、山にはできないことが少しずつできるようになっていく達成感があるのですが、その達成感は自然とお親しくなることができるようになっていくという達成感であって、自分の力が付いただけのことで達成感があるわけではないんだよな・・・

■ ちょっとだけ写真

 本日の甲武信岳山頂からの富士山。
 とっても有名な千畳の滑。ここはルンルン河原歩き。

こんなにきれいな水です。


  東の滑とろのあたり。河原歩きです。





















■ 反省

今回は私はパーティで一番弱い人、でした。 

パーティで一番弱い人になった時、その人の課題は、

・バテナイこと

と認識していたので、軽量化していきましたが・・・

それだけでなく、

・忘れ物しないこと

も重要ですね!とにもかくにも足を引っ張らないこと!

私は決して登りで弱いほうではなく、登りはよほど高齢者向けのコースタイムでない限り、普通のコースタイム以下か、コースタイム通りですし、下りはコースタイムより何もしなくても普通に早いほうです。

けれど、今回は、健脚者と自分より年下の人と歩くことになり・・・私が一番弱いかも?!な状況に。

というわけで、

急いで歩く=周囲を見るゆとりがなくなる

という力学を理解しました。 歩くことが修業になってしまってはいけませんね。色々なことがおろそかになる。(今回は、幕営地にすね当てを忘れてきてしまい、ベテランに拾いに行かせてしまいました~スミマセン!!)

いつも思うことですが、スピードは結果であるべきで、目的であるべきではない。

けれど、スピードを一つの目的にしなければならないのは、ある程度の速さで歩けることが、安全の担保になるからですね。

それはロープワークも似ています。ある程度習熟しないことには、むしろアブナイ。

歩く速度もそれと似たところがありますね。

まぁ私はいつも自分一人で歩いたり、人と一緒に歩いても、大体自分が一番健脚という状況になってしまったりするので…自分がアップアップと言う状況で、逆の立場を理解するのは意味がありました。

最近夫が一緒に山に行ってくれないのは、同じ心拍数で歩ける速さが私のほうが早くなり、私に合わせると彼は山を愉しめないから、なのかもしれません。

とりあえず、課題は

・登りでのスピードUP (心肺機能、有酸素運動)
・クライミングのグレードUP (体幹の力、慣れ)
・ロープワーク (慣れ、理解)

ということが理解できました。 

夜はたき火、河原でのテント泊、クライミング要素の強い沢登り・・・美しい水と滑・・・快晴の山頂、と楽しい山でした☆

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