今年の目標を立てるシーズンになりました。
去年の目標を見ていて、おおよそ達成したな~と思っていますが…なんだか去年の今頃と今年の私では、立っている場所から見えている視野の広さがあまりに違いすぎて、めまいがしそうです…。
去年の目標は
目標その① 読図力を1年でつける
目標その② 歩荷力15kgを目指す
セルフレスキュー
でした。これらの目標は達成しました。去年を振り返って、沢で、雨水がじゃんじゃん流れる中、ツエルトで寝てたりしてもけっこう寝れたりで、ああいう経験も楽しかったなぁ・・・と思ったりしています。
去年は講習でだいぶ時間を取られ、自分の山行がおろそかになった気がしたのですが、それでも、なんだかんだと言って、楽しかったなぁ・・・と。
■ 歩荷力は25kg
目標①は達成し、道の無いルートを降りることも出来るようになりました。懸垂下降ができるようになったのが大きい。
②の歩荷力15kgは、率直な所、「しょぼい目標」でした。25kgを目指さないとダメだな。普通の登山者は自分が一体何キロくらい担げるものかあんまり知らないと思います…。私も最初は10kgくらいでも、重いんだろうな~と想像していましたが、今は12kgと聞くと軽いな~と思います。歩行には影響全然でません。なんだ~そういうものだったのか~。 色々聞かされたのはなんだったんだろう???
男性でも女性でも筋肉1kgあたりで出せる力は同じなのだそうです。
女性の筋肉量は、男性の6~7割。
体重50kgの女性が体重70kgの男性と筋肉量を比較すると、男性は筋肉量が一般的に40% 女性が35%なので
50kg × 0.35=17.5kg
70kg × 0.4 =28kg
これを基に、男性が歩荷35kg、女性が歩荷25kgとなると筋肉1kgあたりの負担重量は
(歩荷の重さ)÷ (筋肉量) 筋肉1kgあたりの担ぐ重さ
25kg ÷ 17.5kg =1.4kg/kg
35kg ÷ 28kg =1.25kg/kg
となり、女性のほうが少ない筋肉で重い荷を背負う話になりますね(笑)。女性がバテても、男性は嫌な顔をしないように!
ちなみに 男性と同じ負担1.25で計算すると21.875kgになります。約22kg。これはあまり非現実的な値には感じられません。20kg強ぐらいなら担げそうです。それほど遅くならず。
ちなみに、男性が女性と同じ筋負荷で歩荷すると、39.2kgを担ぐことになります。もちろん体重70kgの人ですけどね。
人間は自分の体重と同じくらいは担げるそうなので、私なら47kgは担げないとダメですね。でも、夫は52kgなのでやっぱり二人で山に行って、遭難しても私は夫を担げない…。
来年の冬に向け、歩荷は25kgを目指すことにします。
■ クライミングの総合力のUP
体力は50代くらいまでは上がるのだそうです。私は体力と言う意味では、甲斐駒の黒戸尾根も平気だったので、体力が一般登山に向けて特に不足しているわけではなく、自分の快適ゾーンを広げるのに体力はいくらあっても損はないだけです。
40代女性の平均的な体力の私で、このような調子なのですから、若い男性なら一般登山では、体力が余ってしまうでしょうね。最近思うのですが、それがトレランが流行る理由ではないでしょうか?
現代社会は肉体的な負荷がホントに軽くなってしまったので元気が余ります…ヨガも陽ヨガのほうが流行りますし…。
なので、体力UPを目指すのはあまり適切ではないかもしれません。
むしろ、ロープワークを身に着けることを目標にしたほうがいいかも…あとはクライミング力? 基本的にまだスタカットの手順でアタフタするレベルで、ロープワークが板についているわけではないので、その辺はできるだけ早期に身に着けた方が良いような気がします。というのは雪稜に行きたいからですね。
GWは一体どんな雪稜に行けるのかなぁ…五竜遠見尾根とか行きたいですが。まぁ単にその辺でバイトしていたから、という理由なのですが(笑)。
■ 良きビレイヤーとなる!
やっぱり最大の目標は、ロープがいる山(沢)に行くなら、最初の目標とすべきは、確実なビレイができるようになる、ということかもしれません。
でないと登る人は安心してリードできない。良いビレイヤーにならないと、まずは連れて行ってもらえるレベルにも到達しない!
となると、必然は岩です。悩ましい岩・・・。
今年は、岩というかゲレンデに取り組む年になるかもしれません。歩いて解決する山もおろそかにしたくないので歩く山は自分で。
土日はゲレンデやルートで、ロープが必要な山へ。
平日は週に一日くらいはハイキングの山で足腰を鍛えておく。
そんな一年になりそうかなぁ…今年の夏こそ沢を味わいたいのですが、沢で涼を味わいたいとなるとやっぱり同じようにクライミングはある程度できた方が良いので、夏が来る前に少しクライミングのためにゲレンデに通う作戦も必要かもしれません。
GWはどこに行けるのかなぁ…それが3月の身の振り方を決めるような気がするのですが…(笑)
■ 今年は挫折の年かなあ・・・
考えてみると、2013年は
・後立縦走
・積雪期 赤岳
・積雪期 地蔵岳
・積雪期 甲斐駒黒戸尾根
と登山の初心者の頃目標にしていたことが、あっけないほど、簡単に達成してしまえ、達成感が物足りないくらいでした・・・・ほとんど足慣らし的な感覚で、達成してしまった。
あっけない・・・というのがむしろ驚きでした・・・となると、2014に出てくるのは挫折かもしれません。
神は大体において
1)ビギナーズラック ⇒ 2)達成感というご褒美 ⇒ 3)努力&達成 ⇒ 4)挫折
と事を運ぶような気がしませんか(笑) 挫折があるところ、それはその先に、より大きな達成があるということではありますが・・・
私は特に岩、今のところ非常に苦手意識を強く持っているので、今年、岩と言う課題にどういう風に接するかで、今後の山のあり方が決まって行きそうな気がします。
この予感は当たるでしょうか・・・
No comments:
Post a Comment