Friday, April 29, 2016
ウンザリその1 子供の有無
■ ウンザリその1
なぜ登山したいだけなのに、おばちゃん登山者と登ると、子供がいないことについてくどくど説明しないといけない…。 赤線は特に重要な所です。
以下の文章は、
http://www.huffingtonpost.jp/helene-tragos-stelian/storywomen-without-children-7_b_7567330.htm
からの引用です。良く書けているので、代弁として引用します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー引用ーーーーーーーーーーーーーー
最近新しい友だちとランチをしました。お互いに知り合うためいろいろ質問しているとき「子供はいますか?」と尋ねました。彼女は「いいえ」と答えました。それは落ち着かない瞬間で、私は気まずく感じました。そして、別の話題に移ったのです。
この気まずさは私の心に残りました。何年間か郊外のママ友だちと付き合ってきた後、私は都市に引越し、大きくなった子供は間もなく家を出て行こうとしていました。私は多くの女性たちと出会い、また気まずい質問をしそうになりました。
子供のいない女性と関わるときのエチケットとは何でしょうか?
自分の子供のことを話してもよいのでしょうか?
彼女たちの暮らしついて尋ねてもよかったのでしょうか?
そして、そもそも"チャイルドレス"(子供がいない)という言葉を使ってもよかったのでしょうか?
私は子供を持たずに中年を迎えた知り合いの女性たち数人に相談し、彼女たちやその友人たちの意見を聞きました。身元を明かさないことを約束し、率直に話してもらうように心がけました。
以下は、彼女たちが語ってくれたことです。
1.理由を尋ねないで。または、自分は理由を知っていると決めないで
子供を持たない理由は数多くあり、それは私たちにはまったく関係のないことです。彼女たちが自分の経験を話すときは、自分で決めたときに、自分自身の言葉で話すでしょう。「なぜ?」という質問は、子供を欲していたものの、医学上の、あるいは他の理由で持てなかった人にとっては、とりわけ強烈な質問です。
エレンはずっと子供が欲しいと思っていましたが、一度もふさわしい人との出会いがありませんでした。37歳のときにシングルマザーになることを真剣に考えましたが、そのためにはサポートしてくれる人々のネットワークが必要だと感じました。
「(子供が産まれた)最初の2年をひとりで過ごすのは大変だろう分かっていました。ひとりの既婚の友人と、私が彼らの建物に引っ越して、彼らが私をサポートするのはどうかと話し合いました。別の友人とは、生協で一緒に買い物して、最初の数年間をお互いにサポートし合う、などといったアイデアを話し合ったりしました。
産婦人科医と医療上の話し合いをし、私の卵子の生存率を調べるテストを開始しました。でも結局、やめました。私は、父親との関係を持つチャンスのない世界で子供を育てていくことは望まないと結論を出したのです。私は両親と良好な関係で、父親とは特にそうでした。とにかく、自分にとっては正しくないと思ったんです」。
クリスティーナは子供を持とうと大きな努力をし、8回に渡って生殖補助医療を受けましたが、うまくいきませんでした。彼女のアドバイスはこうです。
「私が子供を持たないことを選択したのだ、と決め付けた質問はしないでください。ほとんどの人は善意から、誉めようさえして言うんだと思います。彼らは、私は子供を持てたはずで、そうであれば良い母親になっただろうと考えるんです。でも、そう聞くと「私は(その機会を)奪われたんです。私は不妊です!」と大声で叫びたくなるのです。誉め言葉だと思っている彼らを傷つけたくはありません。でも、私は不妊体験を見知らぬ人に説明したいとは思いません」
バーブが恋に落ちた男性は、最初の結婚のときの子供がおり「子供はもういらない」と彼女に言いました。40代のときで、彼女は決断しなければなりませんでした。彼女は、自分の"ソウルメイト"を選び、子供を産むことを優先しました。そして、後悔していません。
カーターは子供を持たないことを選びました。「なぜ女性が子供を持ちたいと思うのか、まったく理解できません。私にとってそれはあまりにも大きな責任を伴うもので、ストレスが大きすぎます。1日24時間、週に7日、"オン"でなければならないんですから。自分の子育ての基準がとても高くて、自分個人ではその基準に到達できないと分かっているんです。良い母親になるには、とても多くのことをする必要があり、私は良い母親になりたいと思うことでしょう。無理です。自分にはできないと分かります」
リサは子供を望みませんでした。そして、その選択についてちゃんと説明すべきだという無言の期待にイライラさせられます。「みんなが私に子供はいるかと尋ね、私が『いいえ』と答えると、ほとんどいつも会話が止まります。無言の時間が流れます。みんな『なぜ』と聞きたいんだなと感じます。子供を持たないのはとても異質で、奇妙で、悲しい。あるいは悲惨なことのようです。私に何か問題があるみたいです。誰かに子供がいると知っても、私は"なぜ?"とは聞きません」
ハラリーも子供を持たないことを選びましたが、彼女は、理由を聞かれるのを嫌だとは思いません。それでも、質問は立ち入りすぎることがあります。「その質問が、後悔についてだったとしたら、私は『子供がいないのに、どうやって後悔するんですか?』と言います。しつこく別の質問が続くなら、よくこうやって会話を終わらせます。『私は生殖するという特性を超越して進化したんです』」
2.同情しないで
ある女性にとって、子供がいないことは完全に癒えることのない痛みです。それでも、私がインタビューした子供を望んでいた女性たちは、中年を迎えるまでに自分の状況を受け入れていました。そんな彼女たちが最も望まないのが、同情です。反対に、彼女たちは自分たちが幸せで生産的な生活を送っていること。そして彼女たちに、私たちが子供のことを話してもよいと思っていることを知って欲しいと思っています。
クリスティーナは妊娠を試みましたが成功しませんでした。「誰か別の人が、ずっと昔に経験したことのように感じます。子供を持つことに成功した人をうらやむことはありません。腫れものに触るように振るまってほしくはありません。40歳で結婚して、41歳と43歳のときに子供を出産したある友人は、私の感情に配慮しすぎていました。それでついに『私に子供のことを話しても大丈夫だし、子供の影がちらつく会話で、空虚な気持ちに襲われたりはしない』などと伝えなければなりませんでした。彼女が罪悪感を感じるべきではありません」
3.母親になることを望んでいると思わないで
誰もが子供を持つわけではありません。そう、子育てや母親になることを望まない女性たちがいます。彼女たちが望むのは、彼女たちが私たちに対してするように、私たちも彼女たちの選択を尊重する、ということです。テレサの経験は、ときに女性がこの違いを理解していないことを物語ります。
「子供の頃から、自分は子供を望まないと分かっていました。母性やそうした欲求を感じたことがないのです。幸いなことに、同じ感情を持つ男性に出会い、結婚しました。30年以上幸福な結婚生活を続けてきましたし、子供を持たないという決定を後悔したこともありません。
20代の頃、子供を持ちたいかと尋ねてきた人たち――そして、『いいえ』という答えを聞いた人たちの反応は、『気が変わりますよ』、『まだまだ時間はあります』、『友だちが子供を持つまで待つといい。そうすれば子供が欲しくなります』といったものでした。
私が30代、40代の頃、子供がいないことへの反応はもっと攻撃的で率直でした。『もう時間がありませんよ』『あなたの生物学的時計はカウントダウンしている』『後悔しますよ』。あらゆる背景を持つ人々が、子供はいるかと尋ねてきました。それは問題ではありません。私も他の人に同じことを尋ねます。でも、私の夫や私自身が不能だったのかと聞くとすれば、それは不快です。まったくの他人に対して、自分のことを弁護しなければならないと感じることもあります。
50代から、もう63歳になろうかという現在まで、ある人たちは私の選択について受け入れてくれていると感じます。他の人たちは、ずっと率直に、『あなたは人生最高のことを逃した』と言います。そして、別の人たちは無言で、子供を持てば、人はより良い人物になるかのように私のことを判断します」
4.子供が嫌いなんだと決めつけないで
私がインタビューした女性たちの大半は、他の人の子供たちと一緒に過ごすことをとても楽しんでいました。彼女たちは、自分の兄弟姉妹の子供たちにとって、特別なおじさん、おばさんです。自分の兄弟姉妹、友人などの子供たちと自ら進んで交流します。
ジョアンはたくさんの子供たちと特別な関係を築きました。「私の生活に関わっている子供たちにすごく感謝しています。コミュニケーションやリーダーシップの能力を教えるクラブに参加していて、8歳から17歳までの若者を指導しています。3人の子供の名付け親になりましたし、大好きな姪たち、小さないとこ、友人の子供たちもいいます。本当に恵まれていると感じます」
5.仲間外れにしないで
私がインタビューした女性の多くは、他の家族のイベントに参加するのを楽しみにしていますが、いつも誘われるわけではありません。リサは言います。「子供のいる家のディナーパーティーやお祝い行事、たとえば祝日、卒業祝いなどに誘われることはめったにありません。誘って欲しいです。行きたいか行きたくないかは、私に決めさせてください」
子供のお祝い事への参加やベビーシッターなどを依頼されたアンから、親たちにいくつかアドバイスがあります。「私は、よく子供たちの誕生日パーティーに、たとえ子供のいない人がその場で私だけだったとしても、参加するのが好きです。でも、自分だけが子供を持たないことが大ごとなるのをうれしいと思ったことはありません。何か困ったことがあって子供の面倒を見て欲しいというなら、私は引き受けます。喜んで、無料で。そして子供を安全で幸せな状態で家に帰します。でも、晩ごはんにスナック菓子が出ないとは保証しません。それはその夜が(子供たちの状況など)どう進むかによります。ですから、ふさわしい食事についてお説教しないでください。たった一晩ですし、私はあなたがこれまでに契約したベビーシッターの中で最も責任感がありますし、無料です」
子供を持たない女性は、他の女性たちと同様、女友だちとの友情をとても大切にします。アンはこう説明します。「もし本当に好きな、子供のいない友達がいるなら、ランチに誘ってください」
女ともだちと一緒にいるとき、子供のいない女性たちも子育ての会話に参加したいと思っています。カットは言います。「みんなと一緒にいて、彼女たちが子育てやその大変さを話しているとき、それについてアドバイスできたらと思っています。(自分の)子供を持ったことがないとしても、子供たちと多くの時間を過ごしてきましたから」
ジェーンも同じ考えです。「子供を持ったことがないので、私はあなたが感じる終わりのないプレッシャーや大変な疲労を理解できないと思わないでください。私も、たくさんの姪や甥がいて世話をしてきました。時には何日間もです。でも『子供のいない女性はそう言いますね』と言われたこともあります。私は意見を言うことができないという意味でしょうか?」
それでも、子供のいない女性は、普段の会話が子供のことだけにならないことを望んでいます。バーブはこう言います。「あなたの子供のことや楽しい話を喜んで聞きます。でも、会話がそれだけになってはいけません。共通の話題に注意を向けましょう。それが人間関係を築く方法です。子供がいても、いなくてもです」
50歳くらいになって母親が、子供の巣立ちを受け入れはじめる頃、子供を持たない女性たちとの古い友情をもう一度楽しみ始めます。バーブは言います。「実際、何年も話していなかった女友だちと連絡を取るようになりました。再び、"母親の洞窟"から出てきたからです。自分の生活に彼女たちが関わるようになって、とてもうれしいです。母親もそうでない人も、50代初めになるとそれほど違いません。多くの同じ事柄に取り組んでいます。身体の変化、年を取っていく親、経済的な問題、そして最も大切なこととして、『私はだれで、今何をするか』です。
私たちが20代、30代だった頃を思い出します。だれもが結婚して子供を持つことに関心がありました。そうしたイベントは女性にとって人生の分かれ道です。夫と子供を持ちますか? 右へ進んでください。夫と子供を持ちませんか? 左へ進んでください。ふたつの道を進んだ私たちは今、同じ道に戻ってきました。年を重ねることは、人を等しくさせる素晴らしいもの。そして再び結び合わせるものです。とても素敵です」
6.チャイルドレスと呼ばないで
私がインタビューした人の多くは言葉遣いにこだわりませんでしたが、大半の人はチャイルドレス(子供がいない)という言葉は"何かが欠けているニュアンスがある"というリアの意見にうなずきました。チャイルドレスというのは、消極的な言葉です。子供を持たない選択をした女性たちにとって、特に不快な言葉です。
より良い言葉として、ある人たちは"チャイルドフリー"という言葉を好みましたが、他の人たちは取り繕いすぎだ、政治的に正しくあろうとしすぎだと感じました。
ジェーンはこうした区別そのものに疑問を投げかけます。「どうして子供がいるかどうかで識別される必要があるのでしょうか? 私の知る多くの親たち、とりわけ女性たちは、自分の子供の有無によって分けられることにうんざりしています。それは古臭い女性識別法です。同じことが男性に当てはめられることはまれです。なぜなら男性はいつでも、95歳になっても子供の父親になるチャンスがあるからです!」。
私は、わかりやすくするために、私は「ウィザウト・チルドレン」(子供を持たない)という言葉を使いました。他により良い答えがないからです。
7.失礼なことを言わないで
インタビューした女性たちは、信じられないほど強烈な質問に直面してきました。次に挙げるのは子供を持たない女性に言ってはならない9つの質問例です。スー、アン、リサ、ジェーンから教えてもらいました。
「子供を持つまでは、女性であることの本当の意味を理解することはありません」
「子供を持つべきでしたね。子供たちといれば素晴らしかったのに」
「子供を持ったことは、私が今までした中で最高のことでした」
「歳を取ったら、だれに世話してもらうんですか?」
「子供が欲しくなかったんですか?」
「子供が嫌いですか?」
「子供を持たなかったことを間違いなく後悔しますよ」
「養子をもらえたのに。どうしてそうしなかったんですか?」
「ああ、つまり子供を持つことよりもキャリアを選んだんですね」
多くの女性たちはこうした失礼な意見を以前よりうまく対処できるようになりました。しかし、立ち入った質問に答えたり、不快なコメントを許容したりする義務は彼女たちにはありません。私たちの責任は、子供を持つ女性であっても、そうでない男性であっても、これらの女性たちの感情に敏感になり、注意と思いやりを持ってこの話題を扱うことです。
ジョアンは適確にこう言います。「私たちはみな美しい女性で、選択や状況により、子供を持ったり、持たなかったりします。お互いに良いとか悪いとか考えて時間を浪費しないようにしましょう。お互いに支え合いましょう。一緒に立てば、お互いにより高め合うことができます
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