昨日も快晴だったが、今日も甲府は快晴で、お天気が良い。お天気が良いとそれだけで、とても前向きに気分になれる。
世の中では、”冬季鬱”などと言って、日照時間が不足することで、発症するうつ病も知られている。
ロシア、ドイツ、イギリスなど日照時間があまりない、日光に恵まれない国では、国民の気質にも影響していそうだ。
■ 概念図
最近、山行計画を立てるときに、重要なポイントは何かと考える。
1)概念図があること
2)予想行程が書いてあること (何時にどこに着く予定か?)
は、ある種のチェックポイントではないだろうか?
時間については、予定を大幅に遅れても、手前でビバークすれば良く、予備日があれば、ワンビバーク増えるだけだ。あるいは、敗退となる。それも、どこに何時間かかるか、が分かっていなければ、判断できない。
そういう意味では、どこからどこまでに何時間かかるのか?という点は明瞭になっていないといけない。
ともかく暗くなる前に山を下りなくてはならないのだから。
何時間かかるか?という予想が一番重要なことだが、次に重要なのは、周囲の尾根と沢を理解していることだ。右手に立場川があり、尾根の反対側には柳川がある、ということくらいは知っておかないと、遭難した時どうするんだろう?となる。
一般ルートの登山は、そうしたことを頭に入れるための登山であると言える。
以前いた会で、一番信頼している先輩の計画書には、いつも山域概念図が添えてあった。誠実さと怠惰ではないことが表現されていたので、それもあって信頼していた。
■ 計画書に書かれるべき事項
他会の人と行くと、色々と学ぶべき点が多い。
私が他会の人と行って、良い習慣だと思ったものは
1)日の出・日没時間の明記
2)車の色、車種の明記
3)冬山のジャケットカラーの明記
だ。冬山のジャケットのカラーなんて・・・と思うが、実際、遭難した時の捜索では最初に聞かれることらしい。
2)3)は、遭難した時のことだが、1)は遭難しないための情報共有だ。したがって非常に重要だ。
私と夫はそんなことは考えず、雪の権現に登っていたが、権現は山頂まで5時間の山なので、8時に登り出しだと、うまく行っても、13時になってしまう・・・ので、いつも結局、三ツ頭止まりで、やっと標高差1500mある権現の、日帰り登山を実現したのは、日が長くなった春だった。
やっと登頂で来て、なぜ登れたかを振り返った時、その要因に日の長さがあった、という訳だった。
そういうわけだから、何もかも分かっている必要があるとは思わない。人は経験を積みながら、成長すれば、それが一番楽しいと思う。
人はみな発展途上なのだから・・・完璧な人しか山に登れないのでは、誰も山に登れなくなってしまう・・・
それでも、あらかじめ、日没の時間を知っていたら、最初から日没が長くなった時期を狙って登ったのかもしれない(笑) これはこれで敗退の経験を詰めず、良くないのかもしれないが。
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