3日は、1泊で甲斐駒黒戸尾根を単独で予定していましたが、登頂日4日の3000mの風が強く、縦走には不向きの日という予報でしたので、予定を変更し、夫と甲武信岳に一泊してきました。
日帰りの山を1泊で行ったので、ご褒美山行です。
夫は、わたしより弱い、ということに、夫の中ではなっています。
しかし、最近私が学んだところによると、人にはそれぞれ楽なペースがあります。そのペースを崩されると、登りも下りもつらくなるのです。
仮に夫が私より弱く、足が遅いとすると、どれくらいの時間差なのか?
実証的に知らなくてはなりません。
そこで、それぞれ自分のペースで歩くことを課題に、戸渡り尾根(徳ちゃん新道)を歩いてみました。
各自がGPSを取ったので、その結果です。
■ 結論: ペースは同じ
結論から先に言えば、ペースは同じです。
今回私は12kgほど、夫は10kgちょっとくらいです。 夫はコッヘルを担当し、私はツエルトを持ち、各自シュラフは持参。二人で行くとしたら、一般的な冬山の防御装備は持った格好です。
それで戸渡り尾根を甲武信小屋まで、
私: 4:02
夫: 4:04
でした。私は途中で、長話の擦れ違いをしたりして、普通に過ごしました。夫はあまり人と話すタイプではないので、私よりは言葉数少なく歩いたようですが、結局、それはマイペースということなので、互いにマイペースで歩いた場合、ペースはかなり一緒です。
1分は平地では80mと水平距離で換算されます。80m先を行っていると言えば、それはだいぶ先に感じられます。
山でも1分違うと、だいぶ離れて感じます。実際、私は出発を9分遅らせただけですが、夫にはおいつけなかったので、2分の差は現地では姿が見えなくなることがあるかもしれませんが、それでも、全体で4時間2分で歩く人と、4時間4分で歩く人にはそんなに差はありません。
山で2分遅いことを気に病む必要はあるでしょうか?ないなーと思います。トータル4時間の尾根であれば、10分程度の差は、同じペースだということだと思います。
(トータル8時間の尾根では、20分の差になり、20分先着はだいぶ待たされ感があると思いますが、その程度の差が待てない人は、パーティ行動自体に向いていない人かもしれません(笑))
しかし、同じようにGPSで記録を取っているのに、ログの内容がだいぶ違うのが気になりますね~。
■ ご褒美山行 甲武信小屋
今年のお正月は、
・坂巻温泉泊 徳澤園 蝶偵察
・黄連谷 敗退
・昇仙峡クラック
・甲武信小屋
という結果になりました。、甲武信小屋に行ったのは、ちょっとしたお口直しと言うか、この天気図の時に、山に行かない山ヤってないなーと思うからです(笑)。
なんという大快晴!な予想
私としては、黄連谷のお口直しは、やっぱり黒戸尾根単独、と思っていましたが、稜線の風が・・・
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3日:南海上の高気圧に覆われて晴れる。稜線では西風が強く、朝のうちまでと夜は非常に強まる見込み。 警戒事項:強風による転滑落、テント倒壊、凍傷
4日:南海上の高気圧に引き続き覆われて晴れる。ただ、稜線では西風が非常に強まる。縦走は困難な気象条件に。
担当予報士:猪熊
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とありました・・・
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とありました・・・
・小柄で体重軽い
・山頂を匍匐前進でピークハントするのは、仕方がない場合に限りたい
しかも、登頂予定の午前中の風速は 20m/秒。
風速20mって強い風です。前にテントのフライシートが飛ばされて、夜中に2回もテントを直しに起きました・・・。
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◇2016/01/04 06:00
天気:晴れ
気温:-7 ℃
風向:西
風速:20 m/s
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という天気予報を見て、甲斐駒単独はなし、に。
代わりに、夫とペース合わせの甲武信岳に行くことにしました。金峰山には何度も行っているのに、甲武信には行ったことがなかったからです。甲武信の方がアプローチがいいのに。
■ 甲武信岳
甲武信岳は、徳ちゃん新道を使ったのですが、なんだか、金峰山より、うんと登山道としては歩きにくかったです。
夏道と言うのもありますが、一歩一歩が大きい! あんまりトレーニング向きの尾根でもなかったような???
やっぱり金峰山が気に入ったな~と思ってしまった・・・スイマセン。
初めて甲武信小屋に泊まりました。小屋番が代替わりしたという話を聞いて、ギターの音色に魅かれて出かけましたが、ギターは聴けず、残念でした。甲武信小屋は、3日がお正月の最終日だそうで、小屋締めの作業でお忙しそうでした。
ただ、同宿になった新ハイキングの山の会の方たちが、山のベテランさんたちだったので、楽しく宴会で盛り上がりました。同宿者は9名、若いお兄さんたち二人は、白毛門のラッセル山行に興味を持ってくれたようで、嬉しく感じました。
■ 雪がない!
足慣らしの為、新しいダブルのブーツを履いて行ったのですが、下半分が、完全夏道の為、足首が自由になる夏靴の方が楽だったかも・・・。
新品の冬靴が泥っぽくなり、涙(冬靴はいつも雪の上をあるくため、ぜんぜん汚れない)です・・・。
新品の冬靴が泥っぽくなり、涙(冬靴はいつも雪の上をあるくため、ぜんぜん汚れない)です・・・。
2300から下は、完全な夏道で、今日は低山は陽だまりハイキング日和りって感じでしょう。
本当にのんびりした、ぽかぽか陽気でした。
最後は、しっかり温泉に入って締めました♪