Wednesday, December 25, 2013

山行が変われば靴も変わる

■ バインディングタイプよりも保温性

靴、買い替えかもしれません・・・(涙)

広河原沢左股へいく予定があります。

アイスも始めたことだし、どうせ必要なクランポン(アイゼン)なら、今買っても後で買っても同じです。

なので、クランポンは買おう!と思ったら・・・なんと問題点が発覚。

保温性です・・・(汗) 私のスカルパ、軽量靴なので保温材が入っていない。

つまり、じっとしている時間が長いような山行(クライミング系)には、適していない。

実は、去年、天狗~北八つを10時間くらい周遊して歩いて、足指がちょっと凍傷になりました(><)。

最初に靴を買った時、「登山靴の保温性はあまりあてにできない」と言われたので、脚が靴の重さに負けるかなと思ってスカルパのサミットライトにしたんですよね… 一つ上のランクにしておけばよかった(汗)

■ セミワンタッチかワンタッチか?

バインディングの方法は、あまり大きな問題にはならないようです。ワンタッチだと前のコバにひっかけるワイヤーが壊れたらもう終わりですが、プラスチックのバインディングなら取り換えパーツで取り換えられます。外れるということはないみたい。

つまり靴は前コバがあってもなくても、クランポンは、セミワンタッチタイプでも問題なさそう。

なので、ワンタッチが付く靴にセミワンタッチをつけることになるかもしれませんが、クランポンはもう靴との相性で選ぶだけです。

■ アイスクライミング中の事故

アイスクライミング事故は、ホントに恐ろしいですね。

先日八ヶ岳のジョーゴ沢乙女の滝で死亡事故がありました。

アイスクライミングのリスクを考えてみます。

・落ちたとき、アックスが体に刺さる
・確保支点が崩壊する
・落氷
・寒さで体の動きが鈍い
・寒さで力が出ない
・手袋で操作性が悪く時間がかかる

やはり、アイスでは、滑落は許されないです。

私は一回目のアイスでとなりのトマの会の若い男性が盛大に顔を切っていて、ガムテープを張り付けて止血しているのを見ました。誰も彼を介抱していなかった(汗)…ので、「よくあることみたいだな・・・」と思いました。私なら顔を切ったらすぐクライミングはやめて家に帰ります(笑)

この事故を見たということは、神様が「君も備えなさい」という意味だったと思うので、価格が高かったけれど、ペツルのバイザー付ヘルメットを買いました。

実は前回のアイスで、さっそく助かりました。前回は氷が固くて、顔の方に墜ちてきたんです。バイザーにこつんと当たって飛んでいきました。

普通に下に立っているときに、滝下へびょーんと氷が飛んできて、こつんとヘルメットに当たった人もいました。

が、一緒に行った女性、ヘルメットがかっこ悪いと思っているのかすぐ脱ぐんです(汗)。毛糸の帽子をかぶっているとはいえ、それで滝下でちょこまかするので、気になりました。 ほんの親指大ほどの石や氷でも当たると結構怪我になります。特に人間の頭皮は薄いので。当たり所が悪い(急所)にあたると小さい力でも死んでしまいますし・・・

色々考えると、リスクって見える人にしか見えないものかもしれません。見る意思がある人というか・・・。

こんな危険なことをするので、山岳保険は必須です。 普通のハイキングなら山岳保険はわざわざ入らなくても、国内旅行用の傷害保険に実は他の保険の付帯で入っていたりします。

けれど登攀の要素がある山や冬山は、”旅行”の範疇には含まれていませんので、それ専用の保険に入っておかなければなりません。

リスクというのは、怖がるのではなく、よく内容を知り、備える対象、です。 リスク対策出来てこその楽しいクライミングです。


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