Monday, March 7, 2016

宴会にて

■ 岩2連ちゃん

週末は、私が喘息を発症中で体調が悪く、また天候が思わしくなく、谷川方面をキャンセルして、近郊の岩2連チャンとなった。

岩はとても難しい・・・ 尾根、雪、沢、アイス・・・岩が一番難しい。

久しぶりな感じで、岩場に行ったら、クライミング力は後退していた・・・(汗)。

アイスクライミングは、ホールドやスタンスの位置関係に拘束されることが少なく、そこがリーチや保持力の面で、不利を感じる女性には、アイスの方が全部ガバでいいなーと思ったりする点だが、
ムーブという点では安きに流れているかもしれない(が、リスクという点では厳しくなっている)。

久しぶりの岩で、今日は腕の付け根部分が筋肉痛。前腕は昨日はパンプしていたが、今日はまだマシ・・・。

■ 先輩後輩のきずな

岩場に行ったら、このブログにコメントを
くださっていたClimberKさんがいらした。

関連サイト

山の世界は、技術の伝承が途絶えている・・・のは事実だ・・・が、大人が近所の子供の面倒を見ていたような、義務や負担を伴わない程度の相互扶助の世界がまだ生きているかもしれないと思った。

岩場で遭ったのは偶然だが、その偶然を生かして、色々な経験談を聞けて、ありがたかった。

■ 経験の重要さ

基本的に、行くルートの技術的要求度と比べて、経験の量が圧倒的に不足する、ということが、山での死を招いてしまう主たる原因だ。

つまり、みな経験を積んでいる時点で、死という敗退を余儀なくされてしまう・・・

どんな”しょぼい(と思われる)山”でも、行けば、必ず学ぶことがある。その学びを若いときは軽視しそうになる・・・のが怖いところだ。

今回、岩場の出会いで聞き遂げたのは、そのメッセージ。

山で死なないためには、できるだけ多くの経験が必要だということだ。

■ 楽しい宴会

結局、夜は宴会をすることになったが、これはとても楽しかった。

山岳会でも宴会が主体の集まりがあるが、それは山の経験談を教えてもらうための時間と思っていた。(が、そうならない事が多く、そうならないとただの時間の無駄である。)

今回は、色々と山の事故の話を聞くことが出来た・・・初級ルートと言えども、山では危険が一杯だ。

■ 危険の認知力がないのが初心者かも

そうした危険に遭遇した時、危険を危険とまず分からないのが初心者なのかもしれない。

たしかに私もジョウゴ沢大滝をフリーソロしたとき、そのフリーソロをさして危険とも思わなかったのだったし・・・クライミングに不安がなくても、高さがあれば、万が一のホールドの崩落などはあるので、ロープを早めに出す習慣をつけた方が良い。

先週末は、アイスの初級ルートに出かけ、リードデビューしたが、ベテランの先行パーティがザイルを付けていたF1では、必要を感じず、ノーザイルで抜けた。

先行パーティも、支点を取っていなかったので、フリーソロと同じだなーと思い、あまり難しくなかったので、出さないでいいかと思った・・・のだが、良く考えれば、リードクライマーはフリーソロ状態でも、後続は確保されている状態になるので、ザイルを結んで登ってもよかったかもしれない。

2段になっていたので、1段目で、ザイルやっぱりいるかどうか後続に聞いてみたのだが、いらないという返事だったので、つけずに済ませてしまった。

が、どうせ次の氷瀑で出すので、ザイルはその時つけても、あまり手間に変わりがなかったのだった。

核心部は多くのベテランも巻いていた・・・ので、判断として登らなかった。その点は、良い判断ができたと思う。

■ 増えていた1ピン目

昨日の岩では、クライミング力がまたイマイチ化してしまった・・・また振出しかぁ・・・。

去年の春頑張った課題の出だしで、ボルトとハーケンが増えていたのには、びっくり・・・

そんなところにいりますかね~という1ピン目だったからだ。落ちる人が続出したのだそうだ。

低すぎる位置の1ピン目とはいえ、1ピン目が重要、ということは、大事な知識だ。

スタイル上の問題があるにせよ、1ピン目で落ちるようなクライミングはしてはいけないということは大事な知識だ。

そういうクライミングの危険認知の基礎のようなことは、人工壁のスポーツクライミングでも、十分に学ぶことができる。

私も山から入ったので、インドアには抵抗をしていたが、1年目は素直に抵抗を辞め、インドアの人工壁にも通った。

結局、安全のために今何をすべきか?と発想すると、それぞれ習得具合に差があるにせよ、同じような段階を通るのかもしれないと思う・・・

1)一般登山で山特有の天候リスクやウエアなど基本を学ぶ

 ↓

2)徐々に山での滞在時間を長くし、幕営など生活技術を学ぶ



3)地図読みを学ぶ



4)藪山などでルートファインディングを学ぶ



5)雪山を学び、体力、歩荷力、滑落停止、生活方法などを学ぶ 



6)ロープワークを学ぶ



7)沢などでロープワークを実践する



8)人工壁に通いクライミングの基礎を学ぶ



9)外の岩場にデビューし、人工壁との違いを学ぶ



10)支点の研究



11)連れて行ってもらうルート



12)同スキルの人と助け合いながら行くルート



13)連れて行くルート

となるような気がする・・・もっと細かく言えば細かく学ぶべきことがあると思うが・・・

■ ぶっつけ本番推奨?

不思議なのは、ガイドさんたちは、ルートは体力、と言い、「技術は後からついてきます」と言うこと・・・ 山岳会なら到底ほってはおけない危なっかしい状態でも、「いってらっしゃーい」と心地良く送り出してくれるような気がするんだが・・・(^^;)。

例えば、北岳バットレス四尾根は、

 ガイドさん: 「時間がかかっても行けるという意味です、いってらっしゃい」

 山岳会: 「今の二人にはちょっと無理」

どっちの方法論を取るかは、個人次第なのだろうか・・・ 間で揺れる・・・のだが、結局、自分がどこまで行って良いかは主観的な判断で決めるしかない。

ということは、行きたいところが似ているパートナーより、判断で割れないパートナーが良いパートナー。

敗退で、同じルートに何度も行くのも悪くなく、学ぶことはたくさんある。

敗退を繰り返して、それでも行けなければ先輩に来てもらう、というのがいいのかも?



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