Saturday, December 28, 2013

映画 『セブンイヤーズ・イン・チベット』

■ 映画 『セブンイヤーズ・イン・チベット』

ブラピの映画で有名なこの映画…ずっと大まかな話は知っていましたが、見てはいませんでした。

私は西洋人がチベットに住んだ話として伝え聞きしており、それが登山家の話とは、映画を見て、気が付きました。

登山の側面からいうと、ハインリヒ・ハラーという人は、アイガー北壁を初登した人です。これはすごい人ですね。

ナンガパルバット遠征で捕虜になってしまうというくだりは事実とあっているようです。

しかし…身重の妻を残して登山遠征へ…というくだりは全く創作のようです(汗)。それにしても、常套句的なありきたりな話の前触れ・・・なんだか安っぽい三文小説のようでゲンナリです。

また、ブラピの演技が典型的な”The West meets the East”型であることは、ちょっと気持ち悪い感じが否めません…なんだか思春期の若者のような、態度の悪さ(笑) もうこの未開部族を見るような視野というのは何とかならないのでしょうか?

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 ただ、ダライラマ役の青年の好感のもてること!

ただ・・こうした大衆迎合型のハリウッド映画は、基本的には好奇心の喚起のためにあるわけで、そういう意味では興業収入的に評価すべき映画かもしれません。

つまり「ダライラマって誰?」を減らすのが目的なわけで、ダライラマの描き方さえあっていれば、他の俳優の描き方は史実と多少違っても・・・興業収入の方が優先されるべきかもですね。

つまり、苦いものをシュガーコーティングするのと同じことで、皆が知りたくない、あまり興味がない少数民族の受難の話を有名でカッコいい男優が演じることで、知識として吸収しやすくなる。

私も、元の著書の「セブンイヤーズインチベット」を読んでみようと思いました。まさか登山の映画だったとは・・・

個人的には、登山中の脳の状態と瞑想は同じではないかと日ごろ思っているんですが・・・

それにしても、肩がらみ確保でキスリング。ロープはなんか固そうなロープでこの辺はバッチリ史実どおり、みたいでした。

こういう映画でも、山の友達とあーだこーだ言いながら見ると、面白いんだろうなぁ。

≪参考リンク≫
アイガー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%83%BC

映画 『セブン・イヤーズ・イン・チベット』 教育的視点から見るとすごく面白い。
http://nishisandocinema.at.webry.info/200508/article_7.html

映画「セブン・イヤーズ・チベット」について
http://www.st.rim.or.jp/~success/sseven_years_ye.html





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