以下引用です
ーーーーーーーーーーーー
年明けておこなわれるビレイ基礎講習の要項が出来上がりました。
これをもとに、参加者のレベル、参加者数等を考慮して内容を少し変更して行くかもしれません。
この機会に、自分のビレイに問題点がないかどうか見直し、更新をしては如何でしょうか?
参加者数は20名を上限と考えてます。
まだ、若干の空きがありますので学んでみたいと思われる方はDM等で連絡を願いします。参加資格は設けておりません。
よろしくお願いします。
以下引用です
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年明けておこなわれるビレイ基礎講習の要項が出来上がりました。
これをもとに、参加者のレベル、参加者数等を考慮して内容を少し変更して行くかもしれません。
この機会に、自分のビレイに問題点がないかどうか見直し、更新をしては如何でしょうか?
参加者数は20名を上限と考えてます。
まだ、若干の空きがありますので学んでみたいと思われる方はDM等で連絡を願いします。参加資格は設けておりません。
よろしくお願いします。
アクセスファンドからこんなお知らせが来ました。
日本でもリボルト進んでほしいですねぇ…。
余談ですが、”リボルト”は和製英語で、英語では、”ボルトのリプレースメント”、です。
うっかり英語でしゃべっているときに、リボルトなんて言わないようにしないといけません。
っていうか、和製英語、辞めたらいいのに…。
こちらは例によって黒田さんの論文です。
以下、転載
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
大分県中津市 八面山の岩場
リボルト基金への協力のお願い
北部九州の多くのクライマーに愛されている八面山。
上部、中部、下部の3つのエリアを持つ、大分県でも屈指のクライミングエリアです。
その八面山のリボルト作業が2021~2022年に行なわれます。
1990年代に開拓されたこのエリアも、他のクライミングエリア同様ボルトの老朽化が進んでおり、また開拓当時は普通に使用されていたボルトや終了点も、現在ではその強度が不安視されているものが多く含まれています。
また、八面山は県立公園内に位置し、景勝地、名勝地でもあります。そのため、まずクライミングエリアとしての認可、次いでリボルトの許可を申請する必要がありました。
各方面の方々のご尽力があって、今春クライミングおよびリボルトの許可を大分県ならびに中津市の各関係部署からいただくことができ、リボルト講習会(2021年夏開催予定)ののちに本格的な作業に入っていくことが決まりました。
このたび本グループを立ち上げたのは、リボルトの現状をリアルタイムで広く情報提供できる場を作る必要があった事と、募金活動の母体が必要であったためです。
耐用年数と八面山の岩質を考慮すると、ケミカルボルトを使用する必要があるため、施工から丸1日(※夏季の場合)は登ることができません。どこのエリアでどのルートがいつまで使用不可であるかなど施工状況を周知する媒体としたいと思います。
募金については
既存エリアのボルトの多くはリボルト対象と言われており、かなり大規模な作業が必要です。材料代だけでも相当な額にのぼることが予想されます(※ケミカル中間ボルト1本の施工に約2000円。終了点の設置に5500円ほどかかります。1ルートだと2~3万円の材料費となります。人件費別)。
安全なクライミングエリアの存続のため、八面山リボルト基金へ、クライマーの皆さまのご協力お願い致します。
2021年6月28日
八面山リボルトTeam一同(仮称です)
ご寄付 振込先
paypay ID mt8mem
(メッセージにてお名前入力ください)
セブン銀行
店番107 バラ支店
口座番号 2131713
※銀行口座は近年の特殊詐欺対策のため、任意団体名の口座開設が困難なため、口座名義が世話人の池田の個人名になっておりますが、ご了承ください。
※各お問い合わせはメッセージ経由でお願いいたします。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■こちらの記事から。
■現代のクライミングは負の遺産だらけ
負の遺産というのは、きちんと許可を取ったわけでもないのに、曖昧な状態のまま、クライミングが繰り返されて、地権者との関係がこじれ、アクセス問題のほうが歴史が積みあがってしまったような岩場ということです...
このようなアクセス問題の問題解決は、未来に先送り…つまり、現実逃避されている最中なので、結局のところ、前の世代がやっていることは、いいとこどり…
そんな中で頑張っているのが新しい世代…小山田さん世代の開拓者ですが
こんな奇特な若者もいるんだなぁというのが感動した鈴木亘さん…鈴木さん、頑張ってほしいなぁ。
■子ども化繊ウエアの考察
水に濡れると、コットンは低体温症になる、というのは、常識だが…夏に沢沿いの道に行けば、当然、子供は沢にどぶん、としたくなる…。
その際、全身化繊ウエアで固めていれば、安心なのだが…。
子供用のウエアだと、高額な登山ウエアで…と親に要求するのは難しいよなぁ。せいぜい水着、っていう程度が親に要求できるせいぜいのところと思われ…
代替え案としては、乾いたウエアの着替えを持っていく、がある。が、荷物が増えて親の負担が大きくなる。濡れたウエアは帰りは重たいし…
子どもをすっぽんぽんで遊ばせれば、荷物は重くならないが、でこぼこがあって、コケたら、すぐ怪我になる沢で、無防備なすっぽんぽんは... かわいそう。
というので、色々と考えると、たとえ高額であっても、沢遊びにおいて、速乾性の登山ウエアで身を包むのは、非常に有効な投資、と思える。
沢遊び、夏に山で水と戯れること…それも子供時代に経験すること、には、お金に変えられない大きな価値があると思われるからだ。
もし、お金を使うとしたら、こういうお金の使い方が正しいのではないだろうか?
■ スゴイのではなく、ヒドイ
今日読んだ記事のセリフ…
ーーーーーーーーー
例えば、スキージャンプの葛西紀明選手。
45歳でオリンピック出場を果たすという偉業を成し遂げているわけだが・・・
45歳で日本代表に選出される葛西がスゴイのか?
それとも、45歳に代表枠を奪われる日本の選手層がヒドイのか?
どっちなのかが分からないので、あまりピンとこないんですよ。
ーーーーーーーーーー
というセリフがありました…
私は38歳で登山をスタートしていますが…
私がスゴイのではなく、登山の世界の人たちの
レベル低下がヒドイ
ってほうです。
念のため。
■ ローワーダウンとラッペルの教え方
ロープに体重を預けても安心だ
と言うことを教えるには、
平地、
を使います。
具体的手法は以下です。
1)ビレイヤーがコントロールするローワーダウンを平地で教える(バディの関係を直感的に納得させる)=命は相手の手中にある
2)グリグリで自分でコントロールしながらローワーダウンすることを教える(つまりラッペル)
=命は自分の手中にある
3)同じことをATCで教える ダブルストランドで。
=命は自分の手中にある
以上で、懸垂やローワーダウンで、
自分の責任で自分の命を守ることができるクライマー
が一日で作れます。
14歳でも、これでやれば、降りれませーん、なんてことにはなりません。20代の男子でも、降りれませーんになっていますからね。あるいはコンペの選手でも懸垂下降ができない選手がいます。
そんな無責任クライマーを作ったのは、大人の無責任、です。
まずは、全部平地、でやることが大事です。ギアにも、ロープにも信頼がないのですから、フェールセーフが必要です。
次に、本当の懸垂下降の場所に連れて行き、高度感、を体験させ、
高度感に対する対応力
をつけてもらいます。高度感があって怖い、というのは、懸垂下降をし始めた途端に減じます。高度は下がるからです。
ぶら下がっていれば安全、
という感覚を持つのは、立っていれば安全という平地感覚とは全くかけ離れた非日常感覚ですので、当然、しばらくかかります。壁をトラバースする感覚なども、実感してもらいます。
(ギアや懸垂セットへの信頼の量)>(見せかけの恐怖)
ということを納得するのが大事です。
ここで、セルフを2か所取る、というのも大事です。
リアリティがある設定でないとセルフの大事さは、なんとなくしか、分かりません。
初心者にとっては、まずは、自分が岩場で、快適に怖がらずに過ごせないと、ビレイなど人の分の命の責任を持つことなど、不可能でしょう。
こちらに初心者クライマー向けのスライドをまとめました。
テキスト1 君もクライマーになろう! 生きる強さを作る
https://docs.google.com/presentation/d/18YVHnLuTWWlOnqgtec6ObiXBL1vDvO6gKUkCm6KBBEE/edit?usp=sharing
テキスト2 君も”かっこいいクライマー”になろう!行動指針
https://docs.google.com/presentation/d/1hdlI6ZX8Wk6l9RH8nYnQvmzOCkCyXUlFl-H1jfIhi4E/edit?usp=sharing
まるで教科書のように美しく?やってはいけないダメビレイを先日、見ましたので、アップします。
■ 制動する手も確保器より上A)アルパインのビレイ
・先輩は落ちないからロープは持っているだけでいい
・ロープドラッグで重いからだらりん
・一度も落ちた人をキャッチしたことがない
・ロープ持っているだけの人=ビレイできる人
・クライマーの責任200%、ビレイヤーの責任 0%
B)フリーのビレイ
・落ちること前提
・キャッチした経験があるのが普通
・ビレイヤーはクライミングギアの一部
・ビレイは技術
・クライマーの責任100% ビレイヤーの責任100%
■アレックス・オノルドはビーガンですよ
海外ではよく知られていますが…日本では偏向報道で、都合の良いことしか語られない…。
http://www.vegworld.jp/blog/faq-items/bejitarianasurito/
アレックス君が指摘している記事はこちら。
もし一冊しかフリークライミングに関する本を買わないとしたら、この本が一番おススメです。
■ 開拓王 北山真さん + 杉野保さん
杉野さんは亡くなってしまい、大ニュースになりましたが…。つよつよクライマーでも、リスク管理には危うさが残る方、と伺っていました。まぁ、クライミングは危ないから楽しい、危なくなかったら、楽しくない、ので、その人が取れる危なさを許容するのが楽しさなのですが…。
北山真さんは、言うまでもない開拓で大変有名な方ですが、私は面識はありませんが、キュ州のボルトにまだカットアンカーが使われている件をお伝えすると…「まだいますか」でした。九州では情報伝播が遅く、特に年配の人は、20年、30年遅れの情報で作業していることも少なくないです。山岳会、と言う仕組みでは、ボルトに何を使うべきか?と言うような情報は盲点になって、伝播されないからですね。クライミングの雑誌も読まないでしょうし。ひっそりと開拓していたら、補足する方法もないです。
この本では、2019年での最新の知見が詰まっていますので、それ以前のフリークライミングの教科書と見比べると、時代の流れが分かるかもしれません。
好感できるのは、カムの解説に15ページ… どこぞの雑誌で、本気チョークの特集に14ページだった、ていたらく具合と比較すると、ホントにまっとうでホッとします。チョークに粘着性を持たせようというのは、基本的発想の方向性が、エイドクライミングです。チョークの保持力ではなく自分の保持力をアップしましょう。なんならチョークレスで登ったことを自慢するくらいで、ちょうどよいです。
■ ボルダー
ーーーーーーーーー安全対策としてのマットの出現やスポットの一般化で、最もシンプルで道具を極力排除したはずのボルダリングが、いつしか最も大きな道具=マットを使うクライミングに変化してしまったのは皮肉なことだ。
ーーーーーーーーー
若者が選び取ってきたクライミングの道が、
リスクと困難を天秤にかける遊び
ではなく、
リスクフリーでフィジカル解放の快楽追及
である、ということは、ボルダー人気に現れているわけですね。
さて、これは私の経験した事柄です。この様子をみたら、山岳会に入ること自体が山に行くリスクを増す、ということが分かると思います。
”若い人が山岳会に入らない”、のではなく、
”単独で行く以上のリスクを抱えることになるので山岳会に入れない”
のが正しい実状です。
【トンデモ事例集】
・とある県を代表する人工壁アクシオンで使用者講習を受けたら、壁の途中でトップロープ支点を作る方法を教えていた
・〇〇県を代表する、人材輩出山岳会の〇〇県〇の会で、ゲレンデアイスクライミングの企画があったので行ったら、外岩ゲレンデに転進になり、初対面でリードして欲しいと言われ、まさか初対面でマルチピッチのリードをさせられるとは思っていなかったので、ゲレンデ向けの軽量化なしのザックで行っていたのにもかかわらず、すべてを担いでリードを強要されたうえ、一人のビレイヤーが2名のリードクライマーをビレイしている様子が、後で写真で送られて来た。間違ったことをしている自覚がないと思われる。
・矢筈岳マスターズルーフの1P目の10cコーナークラックをリードするクライマーが立ち木で支点ビレイされていたので、後でそれが支点ビレイだというものだと確認が取れてから、危険だよと、その時リードしていたクライマーに教えたら、会の悪口を陰でコソコソいうなと逆切れされました。そこは教えてくれてありがとう、というところかなと。
・小さいクライマーに最難エイドルートでリードさせようとする。会の重鎮が座ってリードをビレイしようする。立ってもらった。他にも外岩ゲレンデで、座ってビレイされているリードクライマーを見た。リードクライマーは当然のようにリードしていた。
・読図による山で、尾根一つ読図で降りたら、”うちの会のメンバーには無理”、と言われた。その会は北鎌尾根で死者を出している。ロープを出す技術はない。が、その会の人が山岳組織の上位団体の会長。そもそも登山自体を分かっていない段階なので、いつも話がかみ合わない。
・最近、新規開拓の岩場に行ったら、ボルト連打だった。1m起きにボルトが打ってあった。
・大学生山岳部、5.7の易しいところではセルフはいらないと後輩に教えている。最近の若者は18歳でもあまり登れない。おそらく、入部して山そのものの経験値がないまま、外岩で、クライミングにデビューしているのかも?
・クラックの横にボルト。岩に木っ端ホールド。岩にプラスチックホールド。
・その岩場を代表する開拓者がケミカルもどきを作成。グルーは木工ボンド。
・岩場開拓者でヒマラヤ二ストでも、立ち位置が遠く、ビレイ技術を習得しているとは限らない。
・昨今、都会で人気のジムでは、一般客ビレイヤーにATCの上でロープを束ねて持つ待機を教えていることがあった。
・昨今、クライマーがやっていないジムのほうがクライマーがやっているジムより人気。フリーファンを置いているジムはなかなかない。
■ フリークライミングインストラクター協会
アルパインという言葉は適切ではないですが、いわゆる夏の山岳岩稜帯の登攀…例えば前穂北尾根とか、北岳バットレス第四尾根、とか、ですが…そういう登攀を含む登山にステップアップするにはどうしたらいいのか?
現代の山岳会は、高齢化しており、そこには指導者はいません。
一般登山、つまり、ピッケルが出ない山ですが…を自力で一通り、登り終わった人たちにとって次に必要な技術は何でしょうか?
クライミング技術(安全を確保しながら高度を上げていく知識と技術)
ムーブなどのクライミングパフォーマンステクニック
です。
というので、結局は、クライミングを誰かに教わらないといけなくなります。
その際の受け皿ですが、
クライミングガイド ではダメ
で
クライミングインストラクター
である必要があります。
なぜなら、クライミングガイドはリスク管理が100%ガイドです。クライミングインストラクターは、自分でリスクを引き受けられるクライマーを育成することを目的にしているので、リスクは講習生が受け取ります。
というので、私のように師匠が向こうからやってくる、なんてことが起こらない人の場合、叩くべき戸は、
クライミングインストラクター
です。
こちらにフリークライミングインストラクター協会のリンクを張っておきました。
フリークライミングの能力は、安全なアルパインクライミングの基礎
となるものです。
https://climbing-instructor.jp/member/?fbclid=IwAR2eBMONi94-4QIL1WH5VDqM_VNC5Ox-flozrT8zR6L_LkSwpaHAhH2nPjY
項 目 | アルパイン クライミング(注1) |
フリー クライミング |
スポーツ クライミング |
ボルダー(外) |
墜落の意味 | 死。墜落は許容されない | 落ちながら登る。 墜落は当然視される |
日常 | 頻繁 |
確保の意味 | 墜落時、ボディを見失わない | グランドフォール を避ける |
ムーブの失敗を許容し、技術向上に資する | ムーブの失敗を許容し、技術向上に資する |
クライマー側の責任 | 200% クライマーが登攀の全責任を負う |
100% ビレイヤーの吟味もクライマーの責任。ビレイヤーが悪いと登れない | 0% どこで落ちても確保に失敗するのはビレイヤーのミス |
無限大 落ちなければエルキャップを登っても良い |
ビレイヤーの責任 | 0% 落ちなければ確保はスキル不要で形式的になる |
100% 良いビレイを提供しないとクライマーは登れなくなる | 200% どのような時も落としてはならない。原則、クライマーのミスはありえない | 不要 |
落ちたときのリスク | 死もしくは 大怪我。大規模なレスキュー前提 | グランドフォールすれば大怪我。しかし、死に至ることを稀。捻挫等は頻繁 | よほどのことがない限り、負傷に至ることは稀 | 上手に落ちること自体がスキル。スキル不足だと捻挫等が頻繁 |
ヘルメット | 着用が当然 | 着用しない人とする人がいる。ベテランほど着用しない傾向があり、着用しないことが自己PRになる | 着用しない | 着用はありえない |
クイックドローのタイプ | アルパイン ヌンチャクやスリング+カラビナの組み合わせ (場合によってはスノーバー等) |
通常のドッグボーンタイプ。 ドッグボーンが固いスポーツクライミング寄りと柔らかい外岩寄りがある |
壁に固定されている | 不要 |
中間支点の在り方 | プロテクションとして信頼できることは稀。 クライマー自身が作成 |
プロテクションとして信頼できることが前提。(日本ではそうなっていないことが多い) クライマー自身が作成することは、ボルトルートではない(トラッドではある)。 |
プロテクションとして、当然信頼でき、施設管理者により保証されている | 該当せず |
ピッチ数 | 通常、複数回、ロープが出る。途中歩くことも多い。歩きでもロープはつけっぱなしが多い | ショート(1回) マルチピッチもあるが通常はクラッギングと呼ばれる1ピッチのみの登高を目指す |
ショート | 関係なし |
安全マージン | 常にオンサイトグレードで登る。ギリギリにはトライしない | ギリギリにトライすることが面白みであるので、ギリギリにトライしないのでは意味がない | ギリギリにトライすることが面白みであるので、ギリギリにトライしないのでは意味がない | ギリギリにトライすることが面白みであるので、ギリギリにトライしないのでは意味がない |
終了点 | 自然物が多い 残置にやむを得ずなる |
自然物利用から強固な既成アンカーまでさまざま。残置なし(クリーンクライミング)が基本 | 強固な既成アンカー以外ありえない アンカー崩壊はありえない |
不要 |
終了点に必要な強度 | クライマーの懸垂下降を支えるに十分な強度 落下係数2は必要ない |
懸垂下降だけでなく、ローワーダウンとトップロープに必要な強度 1.7倍 | ローワーダウンとトップロープに必要な強度 | 不要 |
ビレイポイント | セカンドのビレイポイントはパーティの最後の砦 | 常に地面から。軽いビレイヤーや不安定な大地など必要に応じて後ろにビレイを取る | 地面 | 不要 |
終了点 | 非常に強固であれば1点もありうるが推奨はされない | 通常2点から取る 脆弱性が高い場合は3点 |
常に管理下に置かれているので1点もありうる。通常2点。脆弱であることはありえない | 不要 |
終了点に必要な強度 | クライマーの懸垂下降を支えるに十分な強度 | 懸垂下降が出ることは稀。ローワーダウンとトップロープを前提とした終了点強度が望まれる | ローワーダウンとトップロープに必要な強度 | 該当せず |
アンカーの数 | 通常2点だが、強固であれば1点も可能。バックアップを回収つつ下降する | 通常2点 |
強固であれば1点もありうるが通常2点 | 不要 |
支点ビレイ | セカンドは常に支点ビレイ。 リードを支点ビレイすることは勧められない。ハーネスがない時の緊急用 | 通常ありえない。やってはいけない危険なビレイとされる。例外はマルチのセカンドのビレイ。 | 考えられない | 該当しない |
ギアに対する思想 | 軽量化のために限られたギアを効率的に活用する能力が求められる | 通常ギア不足は、怠慢とされる | 通常、ギア不足は初心者の無知以外ありえない。必要なギアは少ない | クラッシュパッドは一人一枚持ち寄る 多いほど安全なので多人数が集まると安全性が高まる |
スタイル | オンサイト重視。 初登は常にオンサイト |
困難重視。オンサイトは重視されるがグランドアップのルート以外では、初登者もオンサイトはしていない。RPなど様々な価値観が混在 | オンサイトにこだわることは、コンペ以外稀 | ビデオトポがあるほどで、ビデオトポを見れば、オンサイトはありえない |
ロープ | 通常はダブル 例外的にシングル |
通常シングル 例外的にツイン |
シングルの太径で墜落前提 | 不要 |
ロープの軽さ | 重視される | クライマーの体重との兼ね合いによる | 軽さより耐久性が重視される | 該当しない |
ロープは誰が持ってくるか | クライマーとビレイヤーがそれぞれダブルを持ち寄る | 自分が登るために持つ | 自分が登るために持つ | 該当しない |
プロテクションは誰が持つか | 各自が自分用のプロテクションを用意する | 各自が自分用のプロテクションを用意する(人のプロテクションでは登らない) | 壁に付属 | 該当しない |
外的要因 | 山岳気象と隔離性に大きく左右される | 山岳ではない気象に左右されるだけで隔離性は高くないことが多い | 外気温程度の左右されるのみ | 場所によるが多くは平地 |
アプローチ | 数時間、長くは数日 | 1時間未満の場所が多い | 平地で歩くことが問題になる距離はない | 場所によるが大抵は1時間以下 |
岩登り(クラッギングの位置づけ) | 本番に対する練習 | クラッギング自体も目的とされる。登頂が目的でないクライミング。 | コンペなどを主体とするクライマーにとってはご褒美。 | 人による 両方を楽しむ人もいる |
初心者像 | 基本は18歳男子大学生が前提 | 現代の初心者は年齢性別も様々。 子供でスタートすれば有利 | 高校生でスタートすることが多い。子供でスタートすればするほど有利 | 高校生でスタートすることが多い。子供でスタートすればするほど有利 |
初心者の取り扱い | リードが取れるようになるまで3~5年 | 初心者はトップロープからスタートし安全なルートを選んでリードへ進む | ||
初心者が登る課題の選び方 | 2グレード下をリード。 敗退を前提とする。 |
1本目から落ちれることが原則だが、現実的には3ピン目以上から落ちれないことが多い。課題の見極め力が必要。特定の課題への愛情があることが多い。 | 自分に合ったグレードを登れば良い | 自分に合ったものを登れば良い |
結び替え (通し八の字) | アルパインでは出てこない | 必修技術 | 出てこない | 不要 |
懸垂下降 | 失敗が許されない必修技術 | 大抵はローワーダウンで済ませられる | 出てこない | 不要 |
■山がいい時間は、何時頃か?
山が最高にきれいなのは、8時、と誰かが言っていた…。
この言葉を聞いて以来、いい時間帯に山にいよう、という気持ちが大きくなった。
今日は散歩に出たら、9時半くらいがそんな時間帯のように感じた。これを言っていた人は夏山しかしない人だったから、彼の感覚の、いい時間、は、日の出から逆算すると3時間後。
夏の日の出は、5時頃、そして、冬の今は、7時半ごろ。ちょうど、1時間半遅れ…で、日の出から3時間後。
日の出から3時間後に山のいようと思うと、まぁそれは、必然的に下の方、麓の方になるわな。
皆さんは、何時ごろの山が好きですか?
私はやっぱり朝、登山口に立っている辺りの時間帯が、今から会える山がどんな山かな?と、ワクワクしているし、すごく好き。
山頂にはあまり興味がなく、登山口に立ってから、山頂に着くまでに、どんな物語に出会えるのか?というプロセスのほうが、ときめくなぁ…。
今日は平地を散歩して、山の良さは往路より、復路のほうが短いことだと思いました…
何しろ帰りはいつも、あっという間…。登りが楽しい…。
■ 歩行時は3倍、階段では7~8倍
端的に言えば、歩荷3kg増、つまり体重が3kg増えると、膝には最大で20kgもの負担が増える、ということですね。
中高年登山においては、体重増こそが、最大のリスクかもしれませんね。