Wednesday, March 3, 2021

体が小さいクライマーの自衛

フリークライミング=墜落を許容するクライミング。

であるとなると、

落ちないクライマーは落ちることについて理解できない=フリークライミングについて理解できない。

先日の奥村講習で、小さい人の安全対策を聞いたら、

・1ピン目を低く取る
・アパーチャータイプを使ってもらう
・ロープにしなやかなものを使う

でした。 

師匠の青ちゃんはクライミング歴40年でしたが、私と喧嘩して意見が合わないことがありました。

それは、私に彼がプリセットしたカムでリードさせようとすることでした(ピンクポイント)。

大前提:
リードは上に行くほど安全が増す。つまり、もっともリスクが高いのが1ピン~3ピン目。

彼の言い分は、湯川はプロテクションのセットが困難だから…でした。カムを入れる場所を選ぶ岩場なんですよね。小川山でもカサブランカはフレアーしているクラックで、プロテクションのセットは難しいです。

しかし、そうやって、難しいセットを避けていたら、いつまでたっても、セットできるようにならないですよね? 

カムのセットは、カムエイドで登ることでマスターできます。それより、人のセットで登るほうが納得いかないですよ。何しろ一本目が一番怖い場所なのに、一本目の位置が高すぎますよ。大体、カムの位置は、3ピン目以降で、大体同じになってきます。つまり、地面から離れるようになって、やっと同じになる。

1ピン目が、地面に近いのは、クライマーの背が低いから当然で、仕方ないです。

それを何回、訴えても分かってくれなかったよなぁ。

きっと自分はカムに手が届かなくて回収すら困難っていう経験がなかったんでしょう。

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