Thursday, March 4, 2021

若い人の山岳会離れ その2

さて、これは私の経験した事柄です。この様子をみたら、山岳会に入ること自体が山に行くリスクを増す、ということが分かると思います。

”若い人が山岳会に入らない”、のではなく、

”単独で行く以上のリスクを抱えることになるので山岳会に入れない”

のが正しい実状です。

【トンデモ事例集】

・とある県を代表する人工壁アクシオンで使用者講習を受けたら、壁の途中でトップロープ支点を作る方法を教えていた

・〇〇県を代表する、人材輩出山岳会の〇〇県〇の会で、ゲレンデアイスクライミングの企画があったので行ったら、外岩ゲレンデに転進になり、初対面でリードして欲しいと言われ、まさか初対面でマルチピッチのリードをさせられるとは思っていなかったので、ゲレンデ向けの軽量化なしのザックで行っていたのにもかかわらず、すべてを担いでリードを強要されたうえ、一人のビレイヤーが2名のリードクライマーをビレイしている様子が、後で写真で送られて来た。間違ったことをしている自覚がないと思われる。

・矢筈岳マスターズルーフの1P目の10cコーナークラックをリードするクライマーが立ち木で支点ビレイされていたので、後でそれが支点ビレイだというものだと確認が取れてから、危険だよと、その時リードしていたクライマーに教えたら、会の悪口を陰でコソコソいうなと逆切れされました。そこは教えてくれてありがとう、というところかなと。

・小さいクライマーに最難エイドルートでリードさせようとする。会の重鎮が座ってリードをビレイしようする。立ってもらった。他にも外岩ゲレンデで、座ってビレイされているリードクライマーを見た。リードクライマーは当然のようにリードしていた。

・読図による山で、尾根一つ読図で降りたら、”うちの会のメンバーには無理”、と言われた。その会は北鎌尾根で死者を出している。ロープを出す技術はない。が、その会の人が山岳組織の上位団体の会長。そもそも登山自体を分かっていない段階なので、いつも話がかみ合わない。

・最近、新規開拓の岩場に行ったら、ボルト連打だった。1m起きにボルトが打ってあった。

・大学生山岳部、5.7の易しいところではセルフはいらないと後輩に教えている。最近の若者は18歳でもあまり登れない。おそらく、入部して山そのものの経験値がないまま、外岩で、クライミングにデビューしているのかも?

・クラックの横にボルト。岩に木っ端ホールド。岩にプラスチックホールド。

・その岩場を代表する開拓者がケミカルもどきを作成。グルーは木工ボンド。

・岩場開拓者でヒマラヤ二ストでも、立ち位置が遠く、ビレイ技術を習得しているとは限らない。

・昨今、都会で人気のジムでは、一般客ビレイヤーにATCの上でロープを束ねて持つ待機を教えていることがあった。

・昨今、クライマーがやっていないジムのほうがクライマーがやっているジムより人気。フリーファンを置いているジムはなかなかない。

…と言うような実態があります。

現代は、山岳会の時代ではなく、個人の時代だ、と、伝統ある山岳会である蒼氷の先輩すら、言っていたほどです。

山岳会を頼ることは辞め、自分で、自分個人に、能力と知識を付けましょう。

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