御坂の先輩が、岳連の遭難対策委員をやっている関係で、先輩が講師。
雪上講習会という題目だったが、内容は
・ビーコン探索の概要
・シート搬送の概要
だった。
私にとっては、あまり目新しいことがなかった・・・のは、去年御坂で同じ内容の講習に出ていたからだ。
よりそちらのほうが充実していたことと、さらにもっとつっこんだ内容の、本格的な雪崩講習会の方に出ていたので、内容は重複しており、確認になった。
山梨県は人口が少ない。80万人。その割には山岳会が多いのではないだろうか?
今日は、
・新しくできた岳心山岳会
・梨大、学院の大学生
・山梨AC
等の会が来ていた。結構若い人が多い印象だった。
いつもクライミングで会うメンバーの中では、白鳳会がいない・・・のは、老舗だから、自前でやっているから必要ないんだろうなぁ・・・と思った。自前でやれない会がとりあえず集まっている状態だが、代表が一人、正月の日山協の講習会か、労山の講習会に出て、直接それを会に伝授するほうが良いかもしれない・・・
まぁ岳連主催だと、ボランティア講師なので無料だけど・・・。
元に戻るが突っ込んだ内容というのは
・雪崩を避けるにはどうしたらいいかの机上講習
・弱層テスト 各種
・雪温測定
・各種のスタイルのプロービング
・小パーティで実践に即した形のビーコン探索
・同じく、役割分担してのプロービングからショベルアウト(10分以内にできないと失格)
・安否の確認
・搬送
とフルフレッジの内容の場合、どうやって雪崩を避けるか?により重点が置かれている。
そこらの知識の方はこうした講習会では自学自習することになっていて、実際事故が起こった想定での訓練になってしまう。
それでもヤラナイよりはやった方が良いと思うが・・・
これはシート搬送。
頭と足の2点、膝、腰、肩 の 6点の合計8点にポイントを作り、カラビナを丸めて入れたポイントを、クローブヒッチ(インクノット、マスト結び)で結び、それを今度は補助ロープでさらに接続する。
そうして各スリングはシートベントで連結する。
スリングサイズは、膝60、腰120、肩120cm。
それを今度は補助ロープで連結し補強。最後に肩,頭のスリングとメインロープを3点の流動分散を作って連結する。このとき流動分散になっているのがミソ。 引く方角が変わっても、引きやすいからだ。
これを各チームでやってからは、支点に事例紹介。
ピッケルの支点、スノーバーの支点、枝をまとめて作った支点、土嚢の支点、の4タイプ。
皆で力いっぱい引いて強度を確認する。斜度がない斜面だったので、上に引いてしまい、枝の支点はすっぽ抜けた。
湿雪だったのでだいぶ強度は出そうだが。
最後は、イワシで灌木から支点を取る方法。
3分の1引き上げを事例紹介したのち、各自作ってみる。で以上終わりだった。
タイブロックでロープを痛めてしまった・・・ ああ~って感じ。
私は三分の一は、センターの講習会で、習った。そんなに難しい技ではなく、フィックスロープをピンと張りたい時にも使える。
山小屋では洗濯物を干すのに使っていた。
1つめの折り返しは、ローワーダウンと同じく、ムンターで、
二つ目は、クレイムハイストで作ったんだが・・・。
一つ目の折り返しにロープマンを使ってみたが、やっぱりロープマンの位置はスリングの代替えが適していると思った。
初めて見せてもらった3分の1も、プルージックの代用にタイプロックを使った。
折り返し点は器具を使うなら、滑車が楽なのではないだろうか?とちょっと疑問に。マイクロトラクションを使うのは妥当のような気がする。
確保器でもまぁ同じこと、要するに一方向にしか動かないということだが・・・折り返しは滑りが良いほうが力がダイレクトにかかって良いような?
雪崩れ講習会のススメ
雪崩事故を防ぐための講習会
机上講習会 この方がより重要と思いました
雪崩れの勉強
参考: シート梱包の方法 シート搬送
帰りになんと交通事故と遭遇・・・
金川の森の前で、車が横転していた・・・
事故直後だったらしく、救急車が走っていった・・・
山の事故より交通事故の確率の方が高い。
ギュリッヒだって、岩で死なずに、スピードの出しすぎでアウトバーンで死んだ・・・
山の危険もだが、道路も危険だ。
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