これは大人の山岳部からのQ&Aです。この中では
実際のことろ、現在、国内では、ネイリングを駆使するルートは限られています
とあります。要するにハーケンを打つルートということです。
実際、私の先輩でアルパイン歴が10年ほどの人がいますが、ハーケンを打つことは沢ではあっても、岩ではほとんどないとのことです。私自身もハーケンは沢には持っていきますが、岩には持っていったことがありません。
私自身も、これまで行ったルートでは、ほぼほぼボルトが整備され(落ちれないボルトだとしても)、それは、基本的にフリーで登り、落ちない力をつけてから行きます。つまり…行こうとするルートの2段階上のグレードが目安です…例としては、5.7のルートに行くなら、5.9が登れる…をつけてからしか行かないです。
ので、ボルトの存在意義が限りなく低いために問題になっていません。要するに落ちる人はいないという意味です。
現代のクライマーの登り方です。
■ いただいたコメント
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ヨセミテでいきなり練習?
シングルピッチのフリークライミングを十分していない人が、例えば瑞牆のマルチピッチでフリーの練習をしますかね。
初級ルートでネイリングなんかするところがあるんですかね。クラックをトップロープで登っただけでは、カムをセットし、それが墜落に耐えられるかわからないのと同じです。
エイド経験者と同行しても、たいしたことはわからないです。
ピトンは自分で打って荷重して効きを感覚として覚えるものです。
トップロープでクラックを登っても、カムのセットや墜落したら大丈夫かは分からないのと同じです。
この回答者は自分でろくにハーケンを打ったことないでしょう。
GWの奥穂にスニーカーにアイゼンを付ければ登れますくらい、いい加減です。
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全くその通りだと思います。ネイリング=ハーケンを打つこと、は、やり始めて2~3か月かかるスキルのようです。
こちらに別のベテランの意見がありますので、ご参考にしてください。
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■ 2グレード下のルートに行く
■ セカンドなら墜落もありのルート フリーのマルチ
■ ハーケンを打っても良いゲレンデ
越沢、葛葉川、松木沢などが関東エリアではハーケン打ちの練習に使用可能なゲレンデです。
国内でピトン打ちをしないで、いきなりヨセミテのビックウォールでネイリングなんかしたら大迷惑です。
初級ルートでネイリングなんかするところがあるんですかね。クラックをトップロープで登っただけでは、カムをセットし、それが墜落に耐えられるかわからないのと同じです。
エイド経験者と同行しても、たいしたことはわからないです。
ピトンは自分で打って荷重して効きを感覚として覚えるものです。
トップロープでクラックを登っても、カムのセットや墜落したら大丈夫かは分からないのと同じです。
この回答者は自分でろくにハーケンを打ったことないでしょう。
GWの奥穂にスニーカーにアイゼンを付ければ登れますくらい、いい加減です。
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全くその通りだと思います。ネイリング=ハーケンを打つこと、は、やり始めて2~3か月かかるスキルのようです。
こちらに別のベテランの意見がありますので、ご参考にしてください。
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随時、ルートの状態でハーケン打ちやボルト打ちも適当にします。
ランニングビレイやアンカー作りは野北や日向神が一番良いと思いますよ。
毎週通えば、2〜3ヶ月で不安を払拭できると思います〜。
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2,3か月というと土日で、8回から12回。それくらいの練習が必要ということで、現代のフリークライマーだと、野北なんて、フリーで楽勝で登れてしまうので、ただ退屈してしまうかもしれません。こんなに通う気になれないかも。
■ リムーバブルプロテクション
ハーケンはエイド用です。つまり、静荷重には耐えられますが、衝撃荷重がかかる墜落に耐えれるか?は打つ人や岩の質にもより、耐えることは最初からあまり念頭にあるプロテクションではありません。
一方、現代のリムーバブルプロテクション、つまりカムは、基本的には、墜落に耐えることが前提です。
ハーケンもカムも回収が前提ですし、それならハーケンよりも、カムで行くほうがより安全ですね。
ハーケンもカムも回収が前提ですし、それならハーケンよりも、カムで行くほうがより安全ですね。
マイクロナッツという選択肢もあります。これについては、まだよく知りません。ハーケンよりもナッツのほうが高額なのではないかと思いますが。
■ 2グレード下のルートに行く
どちらにしても、現代のクライマーは、ルートに出る前に高い登攀力…5.9がオンサイト出来る…程度を人工壁と外岩ゲレンデで身につけてから、外岩デビューすることをお勧めします。
理由は、バリエーションルートの易しいルートでも、原則落ちれない、腐敗したハーケンやリングボルト、あるいは、オールアンカーと言われる現代の安全水準に満たないボルトが、易しいルートでは主体だからです。
これらのボルトは墜落には耐える設計強度はありません。
一般に現代のクライマーは5.7などでは落ちないですので、そう言ったルートの腐食したボルトを、墜落可能な強度があるボルトに打ち替えようとは、誰も思いません。
ちなみに落ちそうになったら、Aゼロしてください。
一般に現代のクライマーは5.7などでは落ちないですので、そう言ったルートの腐食したボルトを、墜落可能な強度があるボルトに打ち替えようとは、誰も思いません。
ちなみに落ちそうになったら、Aゼロしてください。
■ お勧め初級ルート
落ちない前提で、ですが、三つ峠は、一般にハーケンとリングボルトで構成された、マルチピッチの登攀ルートで、基本的に北アでのアルパインルートの練習場所とされています。
三つ峠を落ちずに登るには、ですが、まぁ背が高い一般的な運動能力の男性だと、最初から特に練習を必要とせず、登れるのではないかと思います。
が、例外もあります。例えば学生時代から運動神経はイマイチだという自覚がある人だったり、50代になてクライミングをスタートするなどだったり、慌て者の性格だったりする人は、事前にクライミングジムや人工壁に3か月程度通うほうが良いかもしれません。ジムグレードで、6級程度の登攀力という感じでした。
6級なんてものは、20代の男子であれば、ジムに来た初日に登れますが、それでも腕は張るし、ムーブはこなれてはいないというような感じです。女性であれば腕力がないので、ジムでは被りが出てくるので登れたり登れなかったりですが、三つ峠では傾斜が寝ていて、腕力が必要な個所はないと思うので、そう問題にならないと思います。
三つ峠は決して落ちれないマルチピッチですが、登山靴で開かれた岩場だけに、三つ峠で落ちる人というのは、結局のところ、よほどの人か、もしくはロープワークを理解する前に来てしまい、自分でセルフを外すような人です。
死者はガイド山行ですら出ていますので、現代の高齢化した初心者の方は、ジムで保険をかけてください。
昔の新人というのは、ほぼ20代の若者です。こうした人たちに楽勝で登れたとしても、現代の高齢化した新人は、きつい可能性があると思います。50代の男性新人で、登攀力を磨く前のスタート時の能力が42歳でスタートした私よりもはるかに低い人を2名、すでに見ています。30代の男性、20代の男性でも、人工壁で私より登れずに落ちている人というのは結構います。自分のタイプを見分けてください。
死者はガイド山行ですら出ていますので、現代の高齢化した初心者の方は、ジムで保険をかけてください。
昔の新人というのは、ほぼ20代の若者です。こうした人たちに楽勝で登れたとしても、現代の高齢化した新人は、きつい可能性があると思います。50代の男性新人で、登攀力を磨く前のスタート時の能力が42歳でスタートした私よりもはるかに低い人を2名、すでに見ています。30代の男性、20代の男性でも、人工壁で私より登れずに落ちている人というのは結構います。自分のタイプを見分けてください。
■ セカンドなら墜落もありのルート フリーのマルチ
三つ峠の後は、私は春の戻り雪3Pでデビューしましたが、こちらは、セカンドで行くなら墜落は許容できます。アンカーも、中間支点もしっかりとしています。
ところがリードとなると話は別です。核心は大ランナウト、です。この意味するところは、落ちると大怪我という意味です。ので、いくらグレードが5.7とはいえ、きちんとリードする能力を磨いてから、リードで登るべきです。
ので、5.9がショートでリードできるようになってから、行けば、リードにもゆとりがあり楽しめるでしょう。直上ではなく、右上したり、立木で懸垂したりも出てくるので、
ショートとは違う危険個所もあり、勉強になると思います。
これに取り付く前に十分な登攀力を持っていかないと、リードで落ちれば怪我になります。
■ ハーケンを打つ経験値を積めない
ハーケンを打つ経験値を現代のクライマーは、ヨセミテが視野に入る登攀能力がつくまで、積むことができません。
が、それは、どれくらいの登攀能力か?というと、5.12くらいです。
が、それは、どれくらいの登攀能力か?というと、5.12くらいです。
5.12が数本RPできる…というくらいになれば、ヨセミテのビッグウォールが視野に入ってきます。
その程度の登攀能力ができないと、ヨセミテビッグウォールは時期尚早ということですが、ビッグウォールではオールフリーは要求されていません。
あくまで、スピードが優先になり、セカンドはオールユマールも許されています。またリードであってもピッチ数が多く、とてもオールフリーでこなすのは大変すぎるので、この時になって初めて、ネイリングという技術が前進のために必要になる、ということになっています。
昔の新人が入門1年目にやったようなことを、入門して10年目でやっと必要が出てくる、ということです。
このような状況に現代のクライマーはあります。
どんな山やさんも、言ってくださることは、それぞれ真実なのですが、現代のアルパインで成長する人の困難は、言われた通りにしたら死ぬかもしれないので、自分で客観的に自分の実力を見て、最善のパスを見出すということです。
越沢、葛葉川、松木沢などが関東エリアではハーケン打ちの練習に使用可能なゲレンデです。
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