Tuesday, February 19, 2019

分かっていないクライマー事例

■先日見かけた自立していない初心者

先日、とある岩場を登攀中、隣のパーティをみたら、懸垂下降しているのに、ロープの末端が地面届いていない!ロープの末端も結ばれていない…

どうするんでしょう~

下からほかのクライマーに

「ロープが地面まで届いていないぞー」
「2本で降りろー」

と叫ばれていました(笑)

こんな流れ。

「もう一本のロープはどこだー?」
「ザックの中でーす」

…(一同)。

「そこの中間支点にセルフを取るんだー!」
「ザックを絶対に落とすなよー」
「ロープを出して連結するんだー」

クライマー「ロープ連結しましたー」

そのあとがズッコケ。

上の人に「ロープ引いてくださーい」とクライマー。いや、どっちの末端を結んだか、上の人が分かるはずないでしょ。そういう時は自分が引くしかないでしょ。

このクライマー何も分かっていない人なんだなーとみんなも思ったはずです。

これは序の口で、懸垂で無事降りて、次は中間にいる初心者をローワーダウンで下で確保しておろすことにしたらしいのですが、当然2本を連結しているので、ザイル通過があります。

他のクライマー:「ザイル通過あるよ」
クライマー本人: ?

確保器がない=プルージックで仮固定が必要ですが、そういうことは期待できないだろうと、明らか(笑)。

他のクライマーが確保器を貸していました(笑)。

要するに初心者の時ほど高度なロープワークが必要という事例です。ちゃんと全部必要なことは教えてから外岩に連れて行きましょう。

あとオマケのズッコケ話がありますが、それは、また。

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