”フリーソロ”と言うと、山の世界では、ほとんど”命知らず”と同義語になっています。
”命知らず”なだけではなく、”非常識”などもセット販売。
でも、実はみんな、フリーソロ、いつもやってる…(笑)。
それは、ボルダリングです。インドアジムでボルダリングしている方、呼び方が違うだけで、それはフリーソロと同じですよ(笑)
フリーソロとは、
・ロープをつけない
・ハーネスをつけない
クライミングのことです。
インドアボルダリングは、基本的にフリーソロです。ただし下にマットがあり、インドアなので、高さは高くてもせいぜい5mです。
■ 外岩ボルダリング
最近、小さい岩場で10本ノックをしました。登攀のトータル距離は100mくらいです。
インドアボルダリングのクライマーが、外で同じことをすれば、それはだいぶ大きな進化です。
外岩ボルダリングとインドアボルダリングの違いは?
クラッシュパッドに着地 vs 30cm厚の分厚いマットに着地
ホールドを自分で見出す vs プラスチックで色分けされたホールド
高さは色々 vs 高さはジムで設定
アプローチも歩く vs アプローチなんのこと?
マントリングあり vs 終了点でジャンプオフ、もしくはクライムダウン
基本的に外に岩でもっとも面食らうのは、ホールドでしょう。自分で見出す、ということが必要です。一般に、ルートファインディング、という言葉で言われています。ボルダーは、とても短い数手のルートファインディングが必要です。
が、誰か仲間と行けば、たぶん、先に登った人が教えてくれるので、問題なしです。というかルートファインディング力はつかないということです(笑)
落ちる場合は、クラッシュパットの上に、上手に着地しないと、アブナイです。クラッシュパッドの厚みは15cmくらいですから、あまり高いと衝撃が強いですし、スキマに落ちて捻挫はよく聞きます。
この現象を見て、ロープクライマーは、やっぱりボルダーのほうがアブナイ、などと思ったりします。
■ ハイボルダー
この外岩ボルダーのカテゴリーの中に、ひときわ大きな岩、ハイボルダーがあります。
ハイボルダーというカテゴリーは正真正銘、”命知らずな方向け”とされています。
日本では、室井登喜男さんなど、マットを使わないで登っています。
それでも、20m超えるハイボルダーがあるのかなぁと思いますがどうなのでしょうか?
■ ビッグウォールのハイボルダー化=エルキャップフリーソロ
さて、アレックス君が登ったエルキャピタンは、約900mの壁です。
私が去年、師匠と登りに行ったインスボンは、250mの壁です。約4倍。
インスボンでも落ちたのは、1、2回です。しかし、ロープをつけていなければ、一度でも落ちれば死ですから、私は2度死んだことになりますね(笑)
インスボンでも落ちたのは、1、2回です。しかし、ロープをつけていなければ、一度でも落ちれば死ですから、私は2度死んだことになりますね(笑)
■ 偉業を理解する
最近、小さい岩場で10本ノックをしました。登攀のトータル距離は100mくらいです。
私はへとへと。まぁ距離を登る登攀が久しぶりだったということもありますが。半日で100mです。
一日だと200m。私はクライマーの中では女性で体力がないほうに入りますので、例えば、体育会系の鍛えた男性とだと体力差は歴然です。
仮にそういう強い人が、一般女性の倍強いと仮定して、400m、8時間。
ちなみに世界を震撼させたアレックス君は、900mを登るのに3時間切っています。
アレックス君の偉業を語るとき、落ちれば死、落ちなけば偉業ということで、オールオアナッシング的な面、フリーソロという極端なスタイルの賛美だけが主体で、具体的なすごさが伝えられていません…が、このような比較で分かってもらえるのではないでしょうか?
あいまいに、すごいすごいというだけで、すごさの具体的内容を伝えられないマスコミがちょっとイケテイナイなぁと私などは思います。
■ ボルダリングはフリーソロ
ちなみにフリーソロがすごいと言われますが、インドアのクライミングジムで行うプラスチックホールドを登って遊ぶボルダリングジムは、フリーソロです。
だから、一般人のみんなもいつもフリーソロしている(笑)。
しかし、ジムの壁の高さは、大体5m程度です。5mでも、高所恐怖症の人は高いと言って怖がります。
これを900mでやってしまったというのがアレックス君の偉業です。
一日だと200m。私はクライマーの中では女性で体力がないほうに入りますので、例えば、体育会系の鍛えた男性とだと体力差は歴然です。
仮にそういう強い人が、一般女性の倍強いと仮定して、400m、8時間。
ちなみに世界を震撼させたアレックス君は、900mを登るのに3時間切っています。
アレックス君の偉業を語るとき、落ちれば死、落ちなけば偉業ということで、オールオアナッシング的な面、フリーソロという極端なスタイルの賛美だけが主体で、具体的なすごさが伝えられていません…が、このような比較で分かってもらえるのではないでしょうか?
あいまいに、すごいすごいというだけで、すごさの具体的内容を伝えられないマスコミがちょっとイケテイナイなぁと私などは思います。
■ ボルダリングはフリーソロ
ちなみにフリーソロがすごいと言われますが、インドアのクライミングジムで行うプラスチックホールドを登って遊ぶボルダリングジムは、フリーソロです。
だから、一般人のみんなもいつもフリーソロしている(笑)。
しかし、ジムの壁の高さは、大体5m程度です。5mでも、高所恐怖症の人は高いと言って怖がります。
これを900mでやってしまったというのがアレックス君の偉業です。
ジムの壁を3時間ぶっ通しで落ちずに登る…易しい課題から難しい課題へ。
これをやり続けていけば、エルキャップフリーソロが見えてくるのかもしれません。
若いクライマーの皆さんは頑張ってください。
ちなみにアレックス君は、ベジタリアン、です。
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