Tuesday, July 2, 2013

3人の時のクライミングシステム

今日は甲府はとっても暑いです…雨降るのかなぁ。甲府はすでに外より家の中の方が涼しいです。

■ 自分のことが…(汗)

昨日は講習会でした。ロープワークというのは結構ハマります(^^) 

「ロープワーク、楽しいでしょう?ハマり出すと、登るトレーニングそっちのけになります。」と、やんわり先輩に”トレーニングサボらないでね”とくぎを刺されるくらい(笑)

そう、トレーニングも頑張らないと!

先週、日曜に、クラスメートたちに、人工岩で自主練に呼んでもらいました。でも、クライミングのシステム、いつもフォローでしか登っていないので、つるべ(スタカット)忘れていて、忘れているってことを確認した感じ…(汗)

人工岩で終了点についたものの、セカンドのビレイ方法を忘れていたり…3人で登っていて、ラストに登っているのにメインロープでビレイしたり。全然イケていないワタクシでした・・・ああ~やっぱり誰かと組まないと練習できない!!(後日談:これはあっていました。なんだ間違っていなかった…ほっ)

クライミングのシステムって、なんだかわかったような分からないような感じなんですよね…まだ。

それは、頭できっちり分かっていないからなんだな。システム、説明がちゃんとされたことがないので、ほとんど独学でクライミングの本を読んで勉強しています。

だから断片的な知識になってしまうんだな。 イラストクライミング以外にもっと分かりやすい本はないのですかねえ…。


いつも読んでいますが、イマヒトツ納得感に欠けるというか…場合の分け方に納得感がなく、微妙に理解した気持ちになれません。3人の時のシステムはちょっとしか書いていないし。

分かった!というのをユーレカ!とギリシャ語で言うのですが、手のひらをたたく感じです。

それがないんだなぁ…いつか、ユーレカ!となるのでしょうか???? それはいつなのでしょうか・・・・

■ エイトノット属?インラインフィギュアエイトノット科?

前回の講習会では、ブーリン、インラインフィギュアエイトノット、ラビットイヤーノット、バタフライをやりましたが、先輩に、「この結び関連性がないんだよな」なんて言われました。失敬しちゃう!

関連性はあります。ブーリンはエイトノット以前は、タイインするのに標準で使われていた結びです。

だから、ブーリン、インラインフィギュアエイトノット、ラビットイヤーは全部エイトノットつながりの結びです。

そして、インラインフィギュアエイトノット、ラビットイヤーノット、バタフライは全部ロープの中間に作る結び目。

そして、ラビットイヤーノット、バタフライは中間者のメインロープへのビレイに使い、インラインフィギュアエイトノットは、取っ手を作るのに便利な結びです。

■ 教えてもらえない中間者結び

初心者がロープが要るような山に行く場合、もっともありそうなシチュエーションは、先輩に連れて行ってもらうこと。

2人で行くと言うのはありそうにないですから、複数で行けば、かならず中間者結びが必要になります。

だってロープには二つしか端っこはないのだから・・・3人で行けば誰かが途中に結び付けることになる。

真ん中はたいていが一番安全で、初心者の席、と登山では決まっていますから、そうなると真ん中になるのは初心者のワタクシ?!な成り行きが濃厚です。

ので結局、初心者にとって最初に自分をタイイン(メインロープに括り付ける)しそうなのは、中間者結びのバタフライとか、ラビットイヤーとか、エイトノットの先輪で、カラビナを介して自分のビレイループに掛ける、ってヤツです。

けど、この結び方はエイトノットの応用だから、結局後回しにされますよね。

ツインロープで行く場合は、2本ロープが垂れ下がっているから、末端はありますが、エイトノットで直接タイインループに括るより、カラビナ越しの方が・・・と思いました。だってロープが交差して、くぐれなくなったら…でもメインロープは決して自分のカラダから離したくはありませんけど… ああ~あぶない!

そういうシチュエーションに私は陥ってしまったのですが…ホント、ビビりました…(汗)先に言ってよ、もう・・・

■ 3人のスタカット

3人で登る場合、通常は、

【通常】

1)最初の人はリードクライミング 下で確保される。通常通り。
2)セカンドの人は、中間者結びでメインロープにつながり、上から確保されながら、リードクライマーが  設置した中間支点を回収しながら、登る。

  ここまでは通常のスタカットと同じ。

 ロープを手繰り寄せる。

3)最後の人は、通常と同じように上から確保されながら、トップロープ状態で登る。


私がアブナイな、と思ったのは、上で確保している人たちは、大体において談笑していて、登っている人をちゃんと見ていないことです。 ゆとりを演出中?やっぱりビレイは退屈なのでしょうか?

登らせてもらいながら何ですが、登っている様子をちゃんと見守ってほしいものだと思いました。感じさせられるのが”ゆとり”ではなく、”注意力散漫”・・・特に初心者は不安がっているので、不安をわかってもらっていないようで、なんとなく、余計不安に。

前回、沢で経験したのは、このほか2つありました。

【セカンド、ラストのスキル差がある場合や緩い傾斜で楽に登れそうな場合】
1)リードクライマーは通常と同じように、支点を設置しながら登る。
2)セカンドは、ユマールを使って、自己確保しながら支点を回収しつつ登る。
 ロープを手繰り寄せる。
3)ラストは、トップロープ状態で登る。

 ※ この場合、中間支点回収をラストが行うバージョンもある。振られることがあるケース。

【セカンド、ラストともに積極的なビレイが必要な場合】
1)リードクライマーは、中間支点を作りながら、2本のロープを引いて登る。
  ロープを手繰り寄せる。
2)セカンドは、片方のロープにビレイされ、中間支点から自分のロープだけを解除して登る。
  二本目のロープを手繰り寄せる。
3)ラストは、中間支点を回収しながら最後のロープに確保されて登る。

※ この場合ロープが交差したら、くぐる

このほか、スタカットで登ってしまったロープを次の人のために降ろす、という方法もあるそうですが、この方法はロープを下ろす時にちゃんと元の位置に降ろせない可能性がある、というため、回避されがちなそうです。

回避のため、2本のロープを繋いで、セカンドの人が2本目のロープを伸ばしながら登る手もあるそうです。

たぶん、原則的にロープは上から垂らすより、下から持ち上げるほうが安全安心そうですね。

また、沢では、トラバースだったので全員に中間支点が必要です。さもないと、墜ちたとき振られてしまいます。

ので、

・振られることがない垂直の直線的なラインは、中間支点なしのトップロープOK、
・トラバースでは中間支点必須、

ということも言えそうですね。 でもなぁ…こういうの、全然説明はしてくれない。この判断が大事な点なのに・・・

自分で考えて学ぶしかない。

考えるには、考える素材としての体験が必要なので、そうなるとまた、先輩に山に連れて行ってもらわなくてはならない…、すると、予習なしのいきなりぶっつけ本番になる、とまぁこういう流れになるんだな~トホホ。

まぁ良く生きていますよね、こんなやり方で勉強していて・・・ホント私、大丈夫なのかなぁ・・・。



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