週末は山岳総合センターの七倉沢での講習でした。
講習なので行動時間はそうでもないのですが、なんだかんだと疲れました(笑)
沢でやると聞いていたので、どんな感じかと思っていましたが、初心者のスタカットにちょうど
よさそうな場所がたまたま沢にあるというだけで、特に沢の知識も何もいらない場所でした。
な~んだ。
ただ、危急時対策1というタイトルとは裏腹に、どちらかというとマルチピッチ入門!って感じの講習会だったんですが(笑)
沢泊も、駐車場から15分くらい入ったところ。さらに15分くらい入ったら、岩場です。
≪講習内容≫
1日目:午前:確保理論(座学、90分)
午後:実践人口壁
・フィックスロープ作り
・スタカット登攀システム
・懸垂下降
2日目:
・徒渉でのフィックスロープ
・へつり壁面へのフィクスロープ(ハーケンを打つ)
・懸垂下降 (仮固定含む)
・ザックを使った背負い搬送
3日目:
・へつり壁面へのフィクスロープ(縦方向)
・緩い斜面でのスタカット1ピッチ
・ダブルロープでのスタカット登攀1ピッチ
・懸垂下降
その後は沢泊で、翌日はフィックスロープがハーケンの支点になるだけです。ハーケンなんて講習会でもなければ、打つことないだろうなぁ!!
基本的にロープをすぐに絡めてしまうので、ロープをほどくのに時間がかかって、重要な支点作りなどのシステムのところの知識を教える時間が結局のところ無くなり、ほんのちょっとで、どんだけかかんねん!みたいな感じ(^^;)。
というわけで、最近主催したロープワーク講習会でやったことが8割くらいだったのですが、フィックスロープの構築はやっていなかったので、基本的に、
・一般登山者として安全確保のために知るべき知識
・リーダーとして知るべき知識
が違うのだなぁという感じ。
■生活技術
山での生活技術については、私は山歴3年と浅い上、さらに夏山は2年目で、経験の量でいくと
1年分の経験しかありません。
ので、生活技術については教わることがいっぱいいあるはずなのですが、ツエルトの個人泊でした。
私はどうも水たまりになる場所を選んでしまったみたいで…夜中に浸水(汗)
12時半ころからすごい雨でしたが、川下からなぜか浸水してきてしまい・・・川上はちゃんと対策したのに・・・不思議で、理由がわからないし、今更張りなおすのも面倒だし、で、その間にも雨水はどんどん溜まるし…面倒になり、結局寝場所を移動することに。
ツエルト泊というので、普通にゴアのシュラフカバーしか持って行かなかったので、どうも寝心地が悪く、結局先生たちのいる、ブルーシートのタープに移動してその辺で寝させてもらいした(笑) ちょっとズル?
起きたら、沢は増水していて茶色の水…私のツエルトにたまった雨水は透明。比較で、結局朝ごはん用の水としては上等な水が取れたのでした(笑)
■ 技術
登山において、技術、技術と言われても、実はよく分からない・・・のですが、最近なんとなく分かるようになりました。
技術の有無は出来るかできないか。 技術の優劣はスピード。
技術ということの内容をたとえば
・歩行技術
・パッキング
・歩荷
・ロープワーク
・登攀
などとすると、
有・無 優・劣
・歩行技術 歩けない人はいないのでみんなできる こけなくて早い方が技術が優秀
・パッキング 片よりなく詰めれる 早くパッキングできるほうが優秀
・歩荷 重さを担げる 重くても早い
・ロープワーク 結び目を結べる 早く結べる
・登攀 登れる 早く登れる
とまぁ、こんな感じ。
速さと言うのは優劣の判定基準になるんですね。(でも歩くのはゆっくりが好きです!)
■ 帰りがいつもシビアな大町
大町は日本アルプスの首都みたいな感じかなと思うのですが、大町からはたったの2時間半なのに、
帰りの運転はいつもシビアです。
今回は、なんと七倉山荘前の駐車場でまたバッテリー上がり(汗)。
でも、七倉山荘の方にブーストしてもらったらなんと簡単に復旧しました。
不思議ですねぇ・・・ 手伝ってくれたお兄さんがとてもいい人でした。
帰りに温泉(500円)に入り、そば味のソフトクリーム(380円)を食べ、14:50出発。
それから山道具屋2軒に寄り、縦走用の登山靴を見てきました。
登山靴、新しいのを買うタイミングなんですが、靴だけは難しいですね。
その後、高速では、朝3時に起きているので、眠気に吹っ飛ばされそうになりながら、運転し、甲府の自宅には21時着。
結構、講習そのものより、前後がシビアなのでした(笑)
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