Friday, July 5, 2019

クイズ!この登山者はお上りさんでしょうか?ベテランさんでしょうか?





この写真を見て、分かる人は、山やとして適性があり、問題がないです。

分からない人=ハイコンテキストが必要な人(ハイコンテキスト=説明)なので、山の勉強を十分しないと、自分がほかの人のリスク因子になる可能性があります。

1)クランポンが左右反対
2)クイックドローなんていらない
3)ザックからモノが落ちそう = 後ろの人が危険
4)ヘルメットなんでザックにつけていて被っていないの?

基本的にザックにじゃらじゃらと外付けしている人は、お上りさんを自ら宣伝しているようなケースが多いです。見かけたら、かっこいい!と思うのではなく、ザックに入らなかったんだな~とか、外付けは危険だってまだ学習途中なんだなー=未熟な登山者、と思うのが、的確な見方です。

さて、この登山者、まさか、エベレストで初めてクランポンはいたのかね?

ということです。

このように、日本人だけが言葉にしない情報を読み取るわけではありません。 

世界的に、山の世界は、どうも、レベルの後退が激しいようです。

日本人も初めて登る雪山が、富士山7合目の雪上訓練と言う人は、アイゼンバンドぶらぶらで、遠足気分で来ます。

遠足じゃないんだよ、と言っても来ちゃったものは、まわりが保護してやるしかない…同じことがエベレストで起きているようです。

基本的にはローリスクのところから始めてリスクを上げて行くものなので、雪をやるならGWの八つとか、丹沢とかでスタートするのが普通ですが、そう言う情報がでていないので、初心者でも富士山に来てしまいます。来ても、何を学びに来たのか?正しく位置づけられていればいいのですが、ただ浮かれて、アイゼンバンドも切らないで来るなどというのは、リスク不感症です。バンドに躓いてコケたとき、転がり落ちれてしまう場所に行った場合、どうする予定なんですか?

ヘルメット持っているだけでは意味ないです。被っても、背負っても同じ重さ。

5月の涸沢周り・・穂高も同じことが起きています。トレランシューズにクランポンをつける人もいます。

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