Saturday, May 25, 2019

観光収入増大と迷惑はセット販売です

こんな記事が回ってきました。

富士山に「登山鉄道」再浮上 何度も頓挫、新知事が意欲

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190522-00000036-asahi-soci&fbclid=IwAR0q7NH5Za-gjX-vCDFwdaxh1tpA7eQuUuP734kmstYX-Al-WL1oK-0bHxo

富士山に観光鉄道をという記事です。誰でも分かることは、このような事業計画…道路にせよ、ロープウェーにせよ、鉄道にせよ…の目的は、

観光収入の向上、

ということだ、ということです。

一方、このような記事もあります。

富士山で「動けない」救助隊捜索、連絡せず自力下山

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190521-00050232-yom-soci&fbclid=IwAR2ggE7IA3JNvLdk90_oTbzZINTTzsnRCyWGiiG3cayh5fj1TcjEIvsnnUg

■ 観光収入と迷惑はセット販売

物事には、どんなことにも2面性があります。マーケティングというのは、その2面性のうち、1面だけを強調することです。

観光収入が上がるようなことのネガティブ面は?

あきらかに、山に無知な登山者を招き入れる、ということでしょう…

要するに問題の火種は

 観光収入(富)に関する欲

にある、ということですね(笑)。

■ 知恵(ウィズダム)

このような場合、ウィズダム、知恵とは、あらかじめ予防線を張っておくことです。観光鉄道が、鉄道の観光を世間に宣伝するのと同時に、冬山の厳しさ、一人でアイゼンもなしに登り始めてはいけないこと、あるいは、入山禁止のロープを張り、警告文を設置しておくことなどと、色々な対策を同時にやれば、

観光を盛り上げつつ、山の厳しさを伝える

という両方の点を一挙に獲得することができます。

しかし、おそらく、山に詳しくない人が、ただ観光盛り上げだけをやれば、その付けは、

・人命が損なわれたり、
・救急隊に安易なレスキュー要請が増えて思わぬことになったり

するでしょう。山では、すでにそのような事例は豊富ですから、安易な開発ではなく、きちんとリスク評価して進んでもらいたいものです。

観光のマイナス面は、

 無知な登山者が増える

だけでなく、

 環境自体の破壊

もです。自然環境を愛でにいくのに、そもそも環境破壊していては、元も子もありませんから、その点も配慮しないと、こうした計画は、本末転倒のお荷物設備を作って、誰も来ない閑古鳥、と言う結末にもならないとは限りません。

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