Thursday, October 12, 2017

『Climber's Bible』のすすめ

■ これ、絶対おすすめ!

この本は、厳冬期の上高地へ行った時に、みやざきホイホイがついているバイルが落ちていて、拾ったのですが、そのバイルの持ち主から教えてもらった本です。

Pumpという大手のクライミングジムのオンラインショップで購入できます。

http://pump.ocnk.net/product/8716

あの、超分かりやすい、瑞牆のトポを作ってくれた、内藤直也さんの著書?合同執筆のようです。

うーん、家にこれ一冊あればいいかも?というくらい、ザ・定番!的に、まとまっています。

これは、しかも、様々なトップクライマーが色々と意見を出して、クライマー自身の思考錯誤から出た経験から得た知恵を合わせて、書いてくれたそうで、まさに、アルパインでも誰かこういうの作って…というような本です。

ビレイとか、支点作りとか、定番的なものはありますが、実践で必要なのは、それ以上の知恵、で、その知恵は、運よくベテランと接することがあれば、盗んだりかいま見たりすることができますが、大抵のクライマーは、そういう機会はないままのようです。

あ、なんだか愚痴っぽくなりましたが… このクライマーズバイブルは、かなり買い!です。価格の割に情報量が濃いです。

もちろん、この本を必要としているのは、フリーのクライマーであり、ボルダリングをする人であり、スポーツクライミングでコンペに出るような人です。(要するにアルパインしか行かないと言うような人は、何を言われているか不明になってしまうような本です)

クライミングに少しでも興味がある人なら、なるほど、なるほどと、あっという間に読んでしまえること、請け合い。

私自身、最近クライミングには、あまり萌えていないのにもかかわらず、2時間くらいであっという間に読んでしまいました。

個人的には、この本で確立されている理論と、クライマーズインタビューにあった各クライマーの成長の軌跡がまったくかけ離れていること(笑)が印象的でした…。

みなさん、指が壊れようが、肘が痛みを発しようが、腰をやろうが、がつがつと登っていらっしゃいます(笑)。

ジムも外岩もないから、自宅に壁を作って登り込んで、いきなり世界レベルに躍り出る人もいて、もう桁違いの才能なんだろうなー。

外岩と違い、故障が付きものの、インドアクライミングですが(インドアにはインドアだけの偏りがある)、鈍行列車で行くべき…小さな成長を積み上げるべき…なんだろうなぁと思える本書でした。


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